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アップルが「Apple Watch Series 8」発表、低電力モードで36時間駆動

 アップルは、 Apple Watch Series 8を発表した。発売日は9月16日。価格は5万9800円~。

新しい皮膚温センサー

 2つの皮膚温センサーが用意され、ひとつは肌に接する面、もうひとつはディスプレイ下に配置される。皮膚温センサーによって女性の月経周期をより正確に予想することができるようになる。また、月経周期の履歴が不規則であったり、回数が少ない、期間が長い月経、不正出血などの基礎疾患の症状かもしれない数値を検出したりした場合に通知を受け取ることができる。

自動車での衝突事故の検知

 Apple Watch Series 8では、新しく自動車での衝突事故の検知が可能となった。

 アップルは、専用衝突実験ラボで一般乗用車を使った正面衝突や追突、側面衝突、横転といった、実世界での衝突事故のシミュレーションでデータを集め、先進的なセンサーフュージョンアルゴリズムを開発した。

 このアルゴリズムは、Apple Watch Series 8に搭載される、256Gまで検出可能な高重力加速度センサー、4倍のサンプルレートとなった3軸ジャイロセンサーや、気圧計、GPS、マイクなどからの情報を組み合わせて衝突事故特有のパターンを検知する。重大な衝突事故を検出し、ユーザーからの反応がないとき、緊急通報サービスに自動でつながるようになる。

バッテリーライフの向上

 バッテリーライフは18時間となり、新たに追加された低電力モードを用いると36時間までバッテリーライフが伸びる。低電力モードでは、常時表示Retinaディスプレイ、ワークアウトの自動開始、心臓の健康の通知といった一部のセンサーや機能を一時的に停止または制限する。

国際ローミング対応

 また国際ローミングに対応する。国際ローミングの対応リストにはソフトバンクのロゴも確認でき、日本でも提供されるとみられる。

心房細動の検知なども継承、主な仕様

 心房細動の検知や心電図測定、血中酸素濃度測定など従来からあった機能も継承されている。

 ワークアウトに新機能として、自分自身の記録と競い合える「レースコース」が追加される。

 耐亀裂性能、防塵性能、耐水性能が強化されている。

 そのほかマップ、Apple Pay、Siriなどの基本機能も利用できる。