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スマートウォッチを買い替え、バッテリー最重視でGalaxy Watch5 Proに

 2020年の冬に「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」を購入してから、同モデルに同梱される「Galaxy Watch3」を気に入り、スマホを機種変更をしてもウォッチは変更せずに2年以上使い続けてきましたが、早朝から夜遅くまで活動していると、夜に帰宅する前に充電が切れてしまうことが不便でした。

「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」に同梱されたGalaxy Watch3

 そこで、「バッテリーが余裕で1日持つこと」を主な要件に、スマートウォッチを買い替えすることに。バッテリー持ち以外の要件としては、スマートウォッチで音声通話の着信に応答して通話できること、Suica決済に対応していること、できればセルラー通信に対応してスマートウォッチ単独で音声通話・データ通信が利用できることを条件に探しました。

 ソーラー充電に対応するモデルの購入をかなり真剣に考えたのですが、必須要件の一つである「音声通話(音声網/VoIP)ができること」を兼ね備えるモデルが見つからず、Androidスマートフォン対応のスマートウォッチでは、筆者の願いを全て叶えるちょうど良いモデルは見つかりませんでした。

 スタート地点に戻り、改めて「Galaxy Watch3」の不満ポイントを振り返ってみると、筆者が最も困っている点は「バッテリーが1日持たないこと」です。Suica搭載やセルラー通信への対応は"あったらいいな"ではあるのですが、スマホで代替可能ですし、筆者の環境ではスマートウォッチに必須とはまでは言えない。と優先順位を整理して、バッテリー持ちを最重視して選ぶことに。

 結果的に選んだのは「Galaxy Watch 5 Pro」です。「バッテリー容量は大きくなったけど、Suicaも無いしセルラー通信対応モデルもラインナップに無いしなぁ……。」と、昨年の国内発表時点では購入に向けたテンションが上がる要素が見つからず見送っていたのですが、機能面で「Galaxy Watch3」にバッテリー持ち以外は大きな不満を感じていなかった筆者にとって、ある意味では順当のバージョンアップとなりました。

バッテリー容量を最重視して「Galaxy Watch 5 Pro」に決めた

 時計本体のサイズも大きくなっていますが、スペックで比較するとバッテリー容量はGalaxy Watch 3(41mm)の247mAhから590mAhとなり、約2.4倍へと大幅にアップしています。最大の不満だった「バッテリーが1日フルで持たない問題」は解決しましたが、それでも省電力設定なしで使っていると、筆者の使い方では「日帰りは余裕。でも1泊2日は持たない」という具合です。

早朝から深夜まで活動した日の夜、バッテリー残量は40%を下回っていた

 Galaxyスマートフォンは、スマートフォン本体からワイヤレス充電に対応するイヤホンなどのアクセサリを充電する「ワイヤレスバッテリー共有(ワイヤレスパワーシェア)」に数年前から対応していますが、標準バンドを装着した「Galaxy Watch 5 Pro」を充電しようとすると、充電位置の調整が絶妙に難しく手軽に充電できるとは言えません。

初日で約60%のバッテリーを消費したのでワイヤレスバッテリー共有経由で充電を試みた

 「Galaxy Watch 5 Pro」はバッテリー容量も大きくなったので、本当は短期間での旅行・出張は充電用ケーブルなしで行動したいのですが、こうした理由から今のところは1泊以上する旅行・出張時には充電用のケーブルを持ち運んでいます。

 また、自宅での充電に関しても若干不便な点があります。それは、サムスン純正のワイヤレスチャージャー「Galaxy Super Fast Wireless Charger Duo」と「Galaxy Watch 5 Pro」の標準バンドのままでは充電ができないことです。

「Galaxy Super Fast Wireless Charger Duo」では標準バンドを装着した「Galaxy Watch5 Pro」を充電できない(Galaxy Watch3は可)

 「Galaxy Watch3」は、このチャージャーに直接置いて充電可能でしたが、「Galaxy Watch 5 Pro」に変更後は、充電のために純正ケーブルを用意して使っています。こうした点は、Galaxyスマホや周辺機器を持っているユーザーが既存資産を活かせるように、もう少し配慮をお願いしたいところです。

 このほか、最近気付いたこととして、LINEやGoogle MeetなどVoIPアプリの着信がスマートウォッチに通知され、そのままスマートウォッチで応答できるようになっていました。

Google Meetの着信がスマートウォッチに通知され応答可能になっていた

 筆者は基本的にスマホを常時サイレントモードで運用しているため、LINEやGoogle Meetの着信には気付かないことも多かったのですが、こうしたVoIP系の着信もスマートウォッチで応答できるようになったのは助かります。ただし、これは「Galaxy Watch5 Pro」の新機能ではなく、「Galaxy Watch3」でも可能でした。