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もっと増えたらいいね! Galaxy Z Flip4の閉じたまま使えるウィジェット

【Galaxy Z Flip4】

 「Galaxy Z Flip4」を使い始めてから半年が経ちました。楽天モバイルのSIMを入れて、2台目の端末として持ち歩いていますが、コンパクトなわりには電池持ちが良いと感じています。

 買った当初は、無意味にパカパカと開いたり閉じたりしていましたが、最近は閉じている時間が長くなりました。閉じたままでも時刻や電池残量がわかるし、通知もチェックできますからね。それが電池持ちにつながっているように思います。

電源ボタンを押す、または画面をダブルタップすると、画面がオンになり、現在時刻や電池残量が表示される
時計の画面はカスタマイズ可能
右方向にスワイプすると通知が表示される

 Galaxy Z Filip4を閉じたままできることは、ほかにもあります。1.9インチのサブディスプレイにはウイジェットを表示でき、左方向にスワイプして切り替えられます。使いたいウィジェットだけを有効にでき、表示順も変えられます。

9つのウィジェットを利用でき、並び替えも可能

 筆者が普段使っていないウィジェットもあったので、今回、全てのウィジェットを使ってみました。

 まず「ミュージック」。音楽を操作するウィジェットで、「YouTube Music」でも「Spotify」でも使えました。ただし、楽曲やプレイリストを選択するには開く必要があります。

閉じたまま音楽の操作ができる「ミュージック」ウィジェット。ランダムに再生していて「この曲、何だっけ?」というときにも便利

 「天気予報」もチェックできます。現在地の現在の天気と、これから3時間の予報が表示。シンプルですが、フツーに役立つウィジェットです。

現在地のこれから3時間の天気がわかる「天気予報」ウィジェット

 「時計」アプリでアラームを設定している場合、「次のアラーム」ウィジェットで確認可能。不要なアラームを解除することもできます。

「次のアラーム」ウィジェットの画面

 プリインストールされている健康管理アプリ「S Health」を使っている場合、カウントされた「歩数」も確認できます。ただし、ほかの歩数計アプリを使っている場合でも、通知を有効にしていれば、通知画面で歩数を確認することができます。

「歩数」ウィジェットの画面。ほかの歩数計アプリの通知をオンにしている場合、時計画面を右方向にスワイプして表示する通知画面で確認できる

 「カレンダー」は1か月のカレンダーを表示。小さな画面にここまで表示できたら上々と思っていたのですが、実際に使っていると、翌月に切り替えられないのが残念に感じています。

画面を上下にスワイプして、前月や翌月も表示できたら、より便利だと思うのだが……

 カレンダーに登録した「今日のスケジュール」も表示できます。便利ではありますが、「カレンダー」ウジェットと連携して、日にちを選択してスケジュールを確認できれば、さらに便利かも。しかし、そのためには、画面をもう少し広くする必要がありそうです。

「今日のスケジュール」ウィジェットの画面

 「スピードダイヤル」ウィジェットには、「連絡先」に登録した3件の電話番号を設定でき、ワンタッチで発信可能。ただし、セキュリティロックを設定している場合は、顔または指紋でロックを解除しないと発信されない仕組みになっています。

最大3件の電話番号を設定できる「スピードダイヤル」ウィジェット

 実は、筆者はこのウィジェットを使っていません。筆者は楽天モバイルのSIMで使っているので、通話無料の「Rakuten Link」アプリで発信したいのですが、「スピードダイヤル」ウィジェットは、通常の「電話」アプリにしか対応していないんですよ。「Rakuten Link」のウィジェットも、ぜひ作ってほしいものです。

 「ボイスレコーダー」は、素早く録音を始められる非常に便利なウィジェット。筆者も取材などで活用しています。ただし、ひとつ不便なところがあります。画面が自動消灯して、もう一度オンにすると、時計の画面に戻ってしまうんですよ。「ボイスレコーダー」の録音時間を確認したり、一時停止したりするには、再び画面をスワイプしなければなりません。こうしたツール系のウィジェットを使っている場合、ダブルタップでウィジェットの画面を戻れるほうが便利だと思うのですが……。

「ボイスレコーダー」ウィジェットの録音中の画面。10秒ほどで自動消灯するが録音は続く。ただし、この画面に戻すには、ダブルタップで時計の画面を表示させてから左方向にスワイプする手間が生じる

 「タイマー」を起動できるウィジェットもあります。本来の「時計」アプリでは時間を自由に設定できますが、「タイマー」ウィジェットには「10分」「15分」「30分」がプリセットされています。プリセットの時間は「時計」アプリで編集できるので、よく使う時間に変更すると便利でしょう。

「タイマー」ウィジェットの画面。<や>をタップして、時間を設定する
最大3件設定できるプリセット時間は、「時計」アプリで編集可能

 なお、電源ボタンをカチカチッと2回続けて押すと「カメラ」が起動します。画面をスワイプして「ポートレート」「写真」「動画」を切り替えられ、メインカメラで自撮りができます。

閉じたままメインカメラで自撮りができることも利点。画面をタップするとセルフシャッターが起動する

 ただし、筆者は自撮りをすることはほとんどありません。稀に自撮りをする場合も、サブディスプレイでは見づらく、開いてインカメラを使ったほうが撮りやすいと思えました。

 折りたためるスマホは、コンパクトに持ち歩けるだけでもメリットはあります。ですが、例えば、Twitterのタイムラインが見られたり、音声アシスタントを起動できたり、QRコードを表示できたりなど、閉じたままでできることが増えると、「使ってみたい!」と思う人がさらに増えるような気がします。