「Pixel 6a」のレコーダーはやっぱり便利

　これまで使ってきた「Pixel 5a」の後継として、発売されて間もない「Pixel 6a」を手にしました。色はCharcoal（チャコール）です。

　デザインは上位モデルの「Pixel 6」シリーズ譲り。カメラバーと名付けられたカメラ部周辺のデザインは、左右対称でスッキリしていて好印象。事前に思っていたよりもカメラ部は出っ張っていませんでした。画面は6インチと十分な大きさ。筆者は、本体を横にして使うことが多いので、もう少し横幅がほしいところでしたが、これは時代の流れです。

　画面内指紋センサーの反応は上々ではないでしょうか。一部の海外メディアで指摘されていた「誰の指でも解除できる」という問題について、足の指を含めて試してみましたが、筆者の「Pixel 6a」では確認できませんでした。

しっかり登録した右の人差し指でしか解除できなかった

　Pixelシリーズの強みのひとつが「レコーダー」。職業上、ICレコーダーを常に持ち歩いていますが、Pixelシリーズでは普通のICレコーダーにはまだまだできない、「録音と同時に文字起こし」に対応できるメリットがあります。

　「Pixel 3a XL」や「Pixel 5」でも使ってきた機能ですが、自分で文字起こしする必要がないというのは非常に便利。素晴らしい時短グッズです。「録音された自分の声を聞くのが苦痛」という人は少なくないようで、そのうちの1人である筆者にとってもこれは手放せない機能となっているのです。

多少雑音がある環境であっても比較的正確である

　もちろん、そのときの場の雰囲気の確認や発言の細かいニュアンスの読み取りに生の音声はかかせませんが、それでも強力な助っ人的機能といえそうです。

　上位モデルと同じチップセット「Tensor」を備えながらも安価を実現しているなど魅力の多いPixel 6a。これから使っていくのが楽しみです。