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小田急のMaaSアプリ「EMot」で通勤に使って気づいた、小田急ロマンスカーの魅力

 ロマンスカーの魅力に気づいたのは、(おそらく)小田急のダイヤ変更がきっかけでした。

 それは、数カ月前、出社日の前日に翌日の通勤経路を確認していたときのこと(リモートワークがメインになると、出社する場合の自宅の出発時刻を忘れがちになるのです)。

 乗換アプリの検索結果に表示された時刻を見て、少し違和感が。というのも、「いつもこのくらいの時刻に出発していたはず」と覚えていた経路が、「指定席料金」付きの有料特急を含むものになっていたから。

 調べてみるとそれは、小田急ユーザーとして存在自体はなんとなく知っていた「小田急ロマンスカー」。鉄道関連にあまり詳しくないので断言はできませんが、どうやらダイヤ変更があり、それが筆者の通勤経路にも影響したようです。

 ロマンスカーを含む経路の1本前だとちょっと早くて睡眠時間が削られるし、1本後ろにずらすと到着が始業時間ギリギリになってしまう……。短い葛藤の末、「まあ、毎日出社するわけでもないし」ということで、“ロマンスカー通勤”をすることにしました。

 筆者がロマンスカーの特急券を予約・購入したのは、アプリ「EMot」から。スマートフォン片手に操作を進めると、わずか数分で特急券の予約・購入が完了します。

 ちなみに「EMot」では、ロマンスカーの特急券を購入するだけでなく、さまざまなデジタルチケットを買ったり、ルート検索をしたりできるようです(恥ずかしながら、筆者はそこまで使いこなせていません)。

 ロマンスカーの座席はシートマップ(座席図)でも指定できるようになっていて、どの車両が混んでいるのか一目瞭然なので便利です。余談ですが、何度か乗るうちに自分の“お気に入り席”も決まってきました。

 筆者の場合はアプリ経由で特急券の購入まで済ませてしまうので、あとはいつも通り改札にスマホをピッとかざして、所定の駅からロマンスカーに乗るだけ(ロマンスカーの特急券とは別に、乗車券が必要になります)。

 最初は戸惑う部分もあるかもしれませんが、慣れてしまえば事前予約・購入から乗車まで、難しいポイントは特段ないような印象です。

 それまで、「ロマンスカーは長距離の旅行に使うもの」という印象をなんとなく持っていた筆者。

 しかし、通勤に使って以来、“絶対に座れる”安心感や車内の快適さといった魅力に気づいてしまい、今やロマンスカーのない生活に戻ることは難しそう。通勤のみならず、たとえば休日に疲れた状態で新宿から帰宅するときなど、ロマンスカーはとても重宝しています。

 たとえば町田から新宿まで乗車したとして、ロマンスカーの特急料金は420円(乗車券分を除く)。スマートフォンからも簡単に予約・購入できるので、まだロマンスカーを使ったことがない方は、一度乗ってみてはいかがでしょうか?