みんなのケータイ

ahamo、povo 2.0、LINEMOを一気に契約してみました

 通信料の節約のために、ドコモの「5Gギガホ プレミア」から「ahamo」に乗り換えました。ここ最近、月に20GB以上使うことはなかったので、ahamoのほうが経済的だなぁと。6月9日から+80GBの「大盛りオプション」が始まったことも、乗り換える決め手となりました。

 ついでに、というわけでもないのですが、ahamoに申し込んだのと同じ日に「povo 2.0」と「LINEMO」にも申し込みました。povo 2.0は、日常的に使うためではなく、「持っておくと便利だろう」と。

 LINEMOは「LINEモバイル」からの乗り換えです。LINEモバイルからLINEMOに乗り換えると、月額990円が最大13カ月割引されるキャンペーンが行われていて、3GBまでの「ミニプラン」は13カ月無料で使えるんです。

 LINEモバイルも安く使えて不便は感じていなかったのですが、5Gに対応していないのが難点。データ量超過後の通信速度も速くなる(LINEモバイルは200kbps、LINEMOはミニプランが300kbps、スマホプランが1Mbps)ので、この機会に乗り換えるのが得策だと判断しました。

 ahamo、povo 2.0、LINEMOへの申し込み方がそれぞれ異なるので比較にはなりませんが、申し込みから開通までの所感を述べさせていただきたいと思います。契約を考えている人がいらっしゃいましたら、参考にしていただけると幸いです。

5Gギガホ プレミアからahamoへプラン変更

 ahamoは、ドコモの5Gギガホ プレミアからの乗り換えでした。ahamoのサイトにdアカウントでログインし、必要事項をちょこっと入力するだけで手続きが完了。単なるプラン変更の感覚でした。

 筆者は「AQUOS R6」を使っていますが、SIMの入れ替えも不要。ドコモの端末なら、SIMロックがかかっていても使えるようですが、一応、事前にSIMロックは解除しておきました。筆者は、同時に「ドコモメール持ち運び」(月額330円)にも申し込みました。設定変更などは不要で、これまで使っていた「ドコモメール」アプリをそのまま使い続けられます。ただし、ドコモメールでやり取りしている人は、ほんの数人なので、どこかのタイミングで解約しようとは思っています。

ahamoの申し込み画面。ドコモのプランから乗り換える場合は、「ドコモメール持ち運び」への申し込みも可能

 amahoへの切り替え後は、「ahamo」アプリでデータ残量や請求額を確認したり、チャットのサポートなどを利用できる仕組み。なお、切り替えた月の請求額は日割りではなく、金額が大きいほうのプラン(筆者の場合は5Gギガホ プレミア)が適用されます。

回線切り替えは終わったが、今月は5Gギガホ プレミアの料金が請求される

基本料0円のpovo 2.0を新規契約。本人確認もスムーズだった

 povo 2.0は新規で契約しました。スマホに「povo 2.0」アプリをインストールし、そこから申し込み画面に進める仕様。申し込みの過程でeKYC(電子本人認証)が必要でした。筆者は本人確認書類としてマイナンバーカードを使いましたが、迷わずに手続きができました。eKYCは画面の案内に従って顔の向きを変えたりするのですが、これもあっという間に完了。

povo 2.0への申し込みには「povo 2.0」アプリが必要だった。なお、auからpovo 2.0への移行する場合はauの回線契約があるスマホから申し込む必要がある。ただし、アプリは不要で、本人確認も免除される

 申し込みの翌日にはSIMが届き、同梱されていたスターターガイドに従ってSIMを有効化し、すぐに使い始めることができました。筆者はSIMフリーの「OPPO Find X3 Pro」に装着しましたが、APNはガイドに記載されている情報を自分で入力する必要がありました。iPhoneの場合は、プロファイルのインストールが必要になります。要するに、MVNOのSIMを使う場合の初期作業と似ています。

申し込みの翌日に届いたパッケージ。親切なことにSIMピンも同梱されていた
トッピングの購入は簡単に行えた

最大13か月無料に惹かれて、LINEモバイルからLINEMOへ乗り換え

 LINEモバイル(ソフトバンク回線)からLINEMOへの乗り換えには、MNP予約番号が必要になりました。LINEモバイルのマイページにアクセスして申し込むと、すぐにMNP予約番号がメールで届きました。正確な時間は記憶していませんが、ほんの数分だったと思います。

 あとは、LINEMOのウェブサイトから画面の案内に従って必要事項を入力するだけ。本人確認書類のアップロードや、支払いに使うクレジットカードの登録などもあったはずですが、あっという間に終わりました。つまり、わかりやすかったということです。

 筆者は、パソコンの操作だけで申し込みが完了しましたが、ソフトバンクまたはワイモバイルから乗り換える場合は、利用中のスマホでの認証が必要になるようです。

LINEMOの申し込み画面。筆者はパソコンから行ったが、スマホからでも申し込める

 LINEMOも申し込みの翌日にSIMが届きました。あらかじめメールで知らされた手順で回線の切り替え作業を行い、スマホにSIMを挿してAPNを設定しました。LINEMOは「LINE」と連携することで、データ残量や請求金額を確認できたりします。簡単に行えて、迷うところは全くなかったです。

SIMは「SoftBank」ブランドだったが、SIMを装着したAQUOS sense6のステータスバーには「LINEMO」と表示された
LINEアプリでLINEMOの公式アカウントを友だちに追加すると、トーク画面でデータ残量を確認したり、問い合わせができたりするのが便利

 LINEモバイルの料金は日割りにならないので、切り替えた月の料金は満額で請求されます。なお、MNP転出料はかかりませんが、1100円の解約手数料が請求されます。と言っても、筆者の場合、LINEMOは来年の7月まで無料で使えるわけですから、それくらいの出費は気にならないですよね。

 まだ、ahamo、povo 2.0、LINEMOを使い始めたばかりですが、料金が安くなるのはシンプルにありがたいですよね。筆者のように、家族割引や固定通信とのセット割引などが適用されないのであれば、オンライン専用プランのほうが絶対にお得。

 あと、アプリも使いやすいように感じました。「My docomo」「My au」などは情報が豊富すぎて、探している項目が見つけにくかったり、途中で本人認証を求められたりしますが、オンライン専用プランはそもそもサービスがシンプルなので、アプリもシンプルでわかりやすいんですよ。

 キャリアは若い世代に訴求したいようですが、同世代(筆者は50代)の友人にも勧めようと思っています。