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確定申告が終わったので、次の確定申告に備える。今年こそスマホで帳簿入力だ!

 いやぁー、今年の確定申告は大変でした! 筆者は個人事業主なので、所得税の確定申告を毎年2~3月のこの時期にしなければならないのですが、仕事がたてこんだ関係で収入・経費の帳簿がなかなかまとまらず、書類をe-Taxでオンライン提出できたのは3月13日日曜日の夜のこと。幸いなことに、申告期限直前の3月14日のシステム障害には巻き込まれませんでした()。ただ普通に考えれば、締切直前で利用者が増え、その分アクセス過多になったのが障害の一因のはず。筆者と同じく期限ギリギリで手続きした方も多かったのでしょう。皆さん、お疲れ様でした。

いやぁ今年も確定申告、大変でしたね……

 確定申告が終わって一息つきたいところですが、ここ10年以上連続して確定申告をしている身からすると、この時期はむしろ気を引き締める時期でもあります。特に年初から3月分ぐらいまでの取引を都度都度でしっかり記帳しておくと、それが良い意味でクセになります。すると以降の記帳へのモチベーションも上がる。ある意味、夏休みの宿題と同じですね。8月下旬になってまとめてやるより、7月下旬からちょっとずつやったほうが良い、と。

 また経理・会計の世界では、来年以降インボイスとか電帳法改正とか色々対応すべき事案があります。書類関係も色々複雑になりそうだと思い、先日思いきってクラウド会計サービス「マネーフォワード クラウド確定申告」の年間プランに加入しました。お値段は1万1760円(パーソナルプラン)。このテの会計サービスは、別の仕事の関係で弥生、freee等色々試してきたのですが、今回はこちらを選びました。

今回は「マネーフォワード クラウド確定申告」に加入しました

 マネーフォワードに限りませんが、クラウド会計サービスの利用メリットはなんといっても「スマホから取引入力できる」ことです。例えば電車に乗ったら「旅費交通費500円。A株式会社へ訪問」、文具店でノートを買ったら「消耗品費200円」などの記帳が“その場”でできます。結局のところ、帳簿作りは日々の積み重ねなので、隙間時間にちょこっとずつでもやっておくと、後々ラクできます。半年前にどこに行って経費が幾らだったなんて、そうそう思い出せませんからね。

 マネーフォワードのサービスはかなり細かく分かれていて、「クラウド会計」以外にも「クラウド経費」「クラウド請求書」などがあります。アカウントは1つあれば、そのほとんどに共通でログインできますが、アプリについては個別にインストールするケースが大半。例えば最近ですと「レシート画像を撮影すれば自動で仕訳」なんて機能が喧伝されてますが、「クラウド確定申告」のアプリでは画像アップロードはできても自動仕訳まではできません。自動仕訳したかったら「クラウド経費」のアプリを使ってね、ということのようです。

「マネーフォワード クラウド確定申告」Android版アプリのトップ画面。毎月の経費総額が一目でチェックできます
個別の仕訳入力画面はこんな感じ
レシート画像を撮影して、仕訳に紐付けておくことができます

 筆者は簿記の知識があるので(高校時代に全商簿記1級を取ったのが数少ない自慢)、とりあえずは「クラウド確定申告」のアプリさえあればなんとかなりそう。なお、今回は紹介を省いた「口座連携自動入力」についても、上手く使えば当然効率的なのでしょうが、確認が膨大になってしまう(プライベートと事業で銀行口座を共有している場合などに顕著)ので、ひとまずは利用を保留しています。

 さて、そんなこんなで、2022年こそは毎日……いや3日1回……うーん最低でも週に1回は記帳するぜ!