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「Xperia PRO-I」で動画撮影、長時間のライブ配信を試してみた

【Xperia PRO-I】

 ソニーの「カメラ、極まる」スマートフォン「Xperia PRO-I」を購入した。純正ケースとVlogモニターもセットで買ってしまった(シューティンググリップはすでに持っていた)。

 もともと、ソニーのデジカメ「RXシリーズ」を愛用していたこともあり、「1インチで撮影できる取材に使えるデジカメ的スマホ」をずっと待ち望んでいた。

 首を長くすること数年、ようやくソニーが出してくれたとあって、迷うことなく予約、購入したのだった。

 まず、使ってみたかったのが、記者会見の動画撮影だ。

 1時間近く開催される記者会見や説明会を終盤の質疑応答まで含めてきっちり撮影できるかどうか、試したかった。

 まず、TONEモバイルの記者会見で録画撮影したみたところ、心配だったが全く問題なく録画できた。なぜ、ちょっと心配だったかと言えば、これまでXperiaは、長時間、動画撮影をしていると「アッチッチ」になることが多く、撮影が止まってしまったりということがあり、不安だったのだ。

 実際にシューティンググリップに装着していれば、録画だけであれば問題はなさそうだ。ちなみにXperia PRO-Iではシューティンググリップを装着しBluetoothでつながっていれば「撮影維持モード」にすることが可能だ。本来、本体が熱くなり過ぎた場合、人体に影響が出ないようにと撮影をストップするのだが、撮影維持モードはシューティンググリップに装着され、本体を手で持っていない状態という前提で、本体が熱くなっても撮影を止めずに維持し続けるというモードだ。今回は撮影維持モードにしなくても記者会見の最後まで撮影できた。

 次にNTTが開催した「大規模光量子コンピュータを実現する基幹技術」報道発表に関する説明会では、YouTubeアプリを使って、ライブ配信を試みることにした。NTTが記者会見に使う場所は通信が安定してそうだったので調子に乗ってしまったのだった。

 最初こそ順調であったが、開始30分ぐらいから、映像がコマ落ちするようになってしまった。さらに映像がストップしてしまい、音声だけが流れる状態となった。実際に本体を触ってみるとかなり熱い。通信をしながら映像を配信したことで本体に負荷がかかってしまったようだ。

 純正ケースが本体背面を覆ってしまうため、廃熱がうまくいかないのかも知れない。今後、ライブ配信をやるときはケースを外してみたいと思う。

 ちなみにYouTubeアプリでライブ配信をすると、カメラの切り替えも不便でズームもやりにくいなど、アプリ自体の使い勝手がイマイチだったりする。

 しかも、オプション品であるVlogモニターは「Video Pro」などソニー製アプリにしか対応していない。

 是非ともVideo ProアプリでYouTube配信機能も対応してくれると、Vlogで自撮りしながらライブ配信ができるので、ぜひともソニーの開発陣に期待しておきたいところだ。