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「Pixel 5a(5G)」のカメラを試す

【Pixel 5a(5G)】

 Pixel 6シリーズが世を沸かしているすきに、筆者は「Pixel 5a(5G)」を片手にカメラはどんなものなのか、撮影してきました。

 Pixel 5a(5G)のカメラは2眼レンズ構成。性能的にはもう少しだけ高い「Pixel 5」と同等な一方、「Google フォト」への無制限アップロードはできません。

 カメラアプリは至ってシンプルですね。以前、このコーナーでも取り上げたAQUOSシリーズでは、さまざま黄金比をはじめ、料理撮影用のグリッドラインを搭載するなど、至れり尽くせりといった印象でしたが、Pixelは「シャッターボタン押しとけば大丈夫だから」と言わんばかりのすっきりさ。この辺りはそれぞれのメーカーの方向性の違いが現れているように感じます。

 筆者の拙い写真でアレですが、山中の風景を撮ってみるとこんな感じでした。

 ポートレートモードを使って紅葉を撮るとこのような感じ。

 撮影に向かった日があいにく雲優勢の天気だったため、ちょっと鬱蒼とした感じになっちゃってますが、暗がりになっているところも潰れずによく撮れているのではないでしょうか。

 筆者はかなりいまさら気づいたのですが、Pixelのカメラは任意にホワイトバランスやシャッタースピードを変えられないようです。

 他社製スマートフォンでは「プロ」だとか「プロモード」のような名称で搭載されている例がありますが、Pixelにはありません。以前からPixelシリーズに搭載される「デュアル露出補正」は備えるものの、撮影時にこれ以上の調整はできず、Pixelに任せることになるようです。

 被写体や自分のイメージに合わせて画を調整しながら撮りたい、という場合は少々物足りないかもしれません。

 しかし、じゃあPixelではまったく画の調整はできないのかというとそんなことはなく、「Google フォト」内の編集機能を利用することで、ホワイトバランスやコントラストといった項目を調整できるようになっています。

紅葉は右のようにもうちょっと黄色いほうがいいかも。シャッタースピードを変えるような効果は無理そうです

 撮影しつつ、細く設定をいじるというようなことはできませんが、手軽に雰囲気を変えられるカラーフィルターも用意されているので、撮影後に画を調整したいんだけど……という方はGoogle フォトを利用すると良さそうです。

ナイトモードで木のライトアップを撮影した