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LINEでクレジットカードの「不正利用」と「ライブの当選」を確認する

キャッシュレス決済で怖いのは不正利用です

 新型コロナウイルス感染症の流行もあり、接触機会低減策として「キャッシュレス決済」が一層叫ばれている中、よく利用されるキャッシュレス決済の一つに「クレジットカード」があります。

 「磁気ストライプを読み込んで決済する」というのも最近は過去のものになりつつあり(未だにガソリンスタンドなどでエンボスをインプリンターで印字するところがあるようですが……)、最近ではICチップの読み取りによる決済や、タッチによる決済が多くなってきました。

 一方、クレジットカード決済にまつわる心配事といえば、今も昔も「不正利用による被害」ではないでしょうか。

 ICチップ搭載もその対策の一つですが、近年は手口が巧妙化してきており、クレジットカード会社も対策に力を入れています。

 ユーザーとしては、「クレジットカード情報を公開しない」といったことや「怪しいサイトでカードを使わない」などの対策ができますが、自衛していても運悪く被害に遭ってしまう可能性があります。そういった場合に大切になるのが、「利用明細の確認」です。

 しかし、最近は「利用明細の郵送」を有料化しているカード会社もあり、いちいちWeb明細を確認していられなかったり、確認することを失念したりすることがあります。大きな金額であれば引き落とし時に気づくかもしれませんが、小さな金額だと気づかずに過ごしてしまう可能性も否定できません。

 そんなときに便利なサービスが「利用通知」機能です。

決済した瞬間に通知される「利用通知」機能

 「利用通知」機能は、カードで決済した瞬間やカード会社に利用した明細などが到着した段階で、メールやアプリなどに通知されるサービスです。カード会社によってサービス名称が異なります。

 筆者が保有するカードの発行元である三井住友カードでは、この利用通知機能を「メール」「アプリ」そして10月からは「LINE」で通知してくれるサービスが提供されています。

案内サイトのQRコードからアクセスすると、簡単に連携できる
LINE内のミニアプリでも設定できる。「ご利用通知サービス」をタップして設定する
通知方法に「LINE」が追加されているので、チェックするとLINEでも通知を受け取れる
ミニアプリへのアクセスは、トーク画面のメニューからもアクセスできる。ご利用通知サービスは、LINEやメールのほか、Vpassアプリのプッシュ通知でも受け取れる
LINEでの「ご利用通知サービス」イメージ

イベントの抽選申し込みでも活用できる……

 不正利用抑止としての使い方はもちろん大事ですが、一部の人間からは別の目的で使うユーザーがいます。

 競争率が高いイベントの場合(参加したい人の数が会場の定員を上回っているイベント)、抽選でチケットが手に入るのですが、その際クレジットカードの決済が「当選発表日の前日」に行われることがあります。

 この場合、前述した「利用通知」機能を使えば、ほかの人より少しだけ早く「当選したかも感」が味わうことができます。

 別に「利用通知」機能をつけたからと言って当選しやすいとかはありませんが、メリットとしては「遠征する際に(居住地から離れた会場に行く)ホテルをいち早く押さえられる」ことが挙げられます。また、筆者のように「明日当落発表だと思うと心配で寝られない」ユーザーに安眠をもたらす場合もあります(落選していれば心配が増幅されるだけですが……)。

 ちなみに、この記事を執筆している日は、行きたいライブの前日ですが、未だ利用通知が届いていません。はてさて落選したのか当選したのか、今日はいてもたってもいられない長い夜になりそうです……