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AQUOS sense5Gはバイク用カーナビになるために生まれたのかもしれない

【AQUOS sense5G】

 筆者が自動車免許をとった時代は、カーナビなど存在しておらず、ようやく自分の車を持てるようになった時分には、「カーナビ付きの車持ってるの? すごい!」とセレブな知り合いに羨望の眼差しを向けていたものだが、今やカーナビ搭載は当たり前。

 しかも、あろうことかカーナビがあるのにわざわざ専用スタンドを取り付けて、スマホやタブレットをカーナビとして使う人も出てきている。

 それだけ、スマホのマップアプリやカーナビアプリ(以下、マップアプリに統一)が優秀で、使い勝手も良いということなのだろう。実際、筆者もたまにカーシェアリングサービスを使って、カーナビを操作することがあるが、行き先検索するときに「うぉおおおお!」と面倒くさくなりがちだ。

 そんなわけで、スマホをカーナビ代わりに使いまくりなのだが、バイク移動が多いため、カーナビとして使うスマホには防水機能が欠かせない。その点、Rakuten Miniは、IPX2の防滴機能があったので、小雨程度なら心配ないのだが、いかんせん小さすぎてホルダーから落ちてしまいそうで怖い。

Rakuten Miniをバイクのスマホホルダーに取り付けたところ。ほとんどバネが効いていない状態なので、わずかな衝突で落ちてしまいそうだ

 HUAWEI Mate 20 Proは、IP68相当の防塵・防水機能があって、(絶対にそんな天気の中で乗らないけれど)土砂降りの中でも心配ない。しかし、電源ボタンと音量ボタンが近接して中央付近についているため、ホルダーに取り付けるとアンバランスなのが気になっていた。オフロードなど路面が凹凸の場所を走らない限り落ちることはないだろうが。

HUAWEI Mate 20 Pro×スマホホルダー。バランス良く取り付けたいが、そうするとボタン類に干渉してしまう。これまで何度再起動を繰り返したことか

 その点、先日購入したAQUOS sense5Gであれば、IPX5、IPX8で、叩きつける雨の中、また万が一水たまりの中に落としてしまっても心配ない。しかも、右サイドにボタンが1つ余計にあるにもかかわらず、ホルダーの足(手?)の部分に干渉しないのだ。

AQUOS sense5Gは収まりの点でもバツグンだ。Googleアシストボタンと電源ボタンの離れ具合などは、バイクのスマホホルダーを意識したのではないかと思うほど

 もしかして、ナビとして使われるために生まれてきたのではなかろうか。

 バイク運転中のナビは、基本的に音声頼みになる。そのため、ヘルメットに取り付けたインカム(正式名称はインターコミュニケーションシステム。ヘッドセットのようなもの)とのペアリングが欠かせない。また、ツーリング中は少しでも無駄な時間をなくしたいので、マップアプリのアイコンはホーム画面に配置しておく。

(左)ナビとして使う前に、インカムとのペアリングは欠かせない。ペアリング方法は、ワイヤレスイヤホンやヘッドセットと変わらない(右)マップアプリはアクセスしやすい場所に配置。自宅への経路をショートカットとして置いておくとさらに時短につながる

 いくら音声頼みといっても、信号待ちしている間、ほんの短時間ではあるが視線をカーナビ(スマホ)に落とすことがある。何キロ先で右左折するのかを確認したいことがあるからだ。そのようなときに、太陽が眩しすぎてディスプレイに表示しているものが見えない、という経験は多々あるが、AQUOS sense5Gには、晴れた日の屋外で見やすいよう輝度やコントラストを自動調整する「アウトドアビュー」があるおかげで、視認性は良好だ。

晴天のもとでの視認性の高さは、AQUOS sense5Gが搭載している「アウトドアビュー」のおかげ。とはいえ、撮影となると映り込みが激しかったため、木陰でパチリ

 価格的に落として傷ついても気にならない……のだが、さすがにそれはスマホがかわいそうなので、近いうちにケースを買ってあげようと思うのであった。

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