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ColorOSのアップデートで気分は上々

【OPPO Find X2 Pro】

 4月に入って、OPPO Find X2 ProにOSアップデートが降ってきました。購入時にはAndroid 10.0がベースの「ColorOS 7.1」でしたが、Android 11がベースの「ColorOS 11」に更新されました。

 新しい機能が追加され、逆に消えた機能もあり、「設定」メニューに表示される項目も変わるなど、かなり変更点の多いアップデートでした。auからの案内によると、「5Gサービスエリア拡大への対応(3.5GHz帯、4.0GHz帯を利用した5Gサービス)」も行われたようなので、より5Gにつながりやすくなったのかもしれません。その点は未確認です。

 今回は、ColorOSのアップデートによって変更・追加された機能の中で、筆者が気に入ったものを紹介したいと思います。

 まず、「設定」に「パーソナルカスタマイズ」という項目が追加されました。ホーム画面のアイコンのサイズ・形状から、通知パネルや「設定」画面に表示される色まで、細かくカスタマイズできる機能です。Find X2 Proには、画面をオフにしていても、時刻や電池残量などを確認できる「常時表示ディスプレイ」という機能がありますが、そのカスタマイズ画面も進化したようです。「ようです」と言うのは、アップデート前がどうだったかは、はっきり覚えていないからです。

パーソナルカスタマイズを行える画面
アイコンの形を変えることも可能
設定画面などに表示される色もカスタマイズできる
常時表示ディスプレイも細かいカスタマイズが可能
ダークモードの色も調整できる

「カメラ」アプリには、動画撮影時に、画面を長押してなぞると、好みの速度でズームイン・ズームアウトができる機能が追加されました。倍率表示を長押してから扇型に表示されるスケールをなぞるよりも、なめらかにスムーズにズーム操作ができます。これは、動画を撮ることが多い人には重宝しそうです。

動画撮影機能に「慣性ズーム」という項目が追加された
指定した速度で、なめらかにズーム操作ができる

 ColorOS 11では、マルチタスク画面から行える操作が、Android 11の標準仕様とは異なります。最近使ったアプリ画面の右上にメニューアイコンが表示され、そこから「フローティングウインドウ」を選択すると、画面に重ねて表示されるウィンドウ表示に切り替わります。たとえば、Chromeをフローティングで表示させて、メールアプリを起動すると、Webサイトの一部をコピーして、メール作成画面に貼り付けるといった作業がスピーディーに行えます。

最近使ったアプリの画面から、サムネイル表示のアプリ画面の右上をタップすると「フローティングウインドウ」を選択できる
フローティングウインドウは自由に動かせて、全画面表示の時と同じように操作可能

 Find X2 Proには「スマートサイドバー」という機能があります。この使い勝手も、かなり変わった印象を受けました。以前は、デフォルトで設定されている機能に「画面翻訳」はなかったはず。これを起動すると、画面に表示されたテキストをスピーディーに翻訳でき、画像検索やショッピング検索も可能。

画面端から素早く表示できる「スマートサイドバー」。よく使う機能やフローティングウインドウで表示したいアプリなどを登録しておける
「画面翻訳」を選択すると、画面丸ごとを素早く翻訳できる

 ホーム画面を左右の下の方から中央に向かってなぞると、アイコンが小さく表示され、片手でもアプリを起動しやすくなりました。ただし、この機能は、auやOPPOのアップデート情報には記載されていませんでした。

壁紙はそのままに、アイコン表示部分のみが縮小される。片手操作時に便利

 ColorOSはOPPO独自のカスタマイズOS。しかし、ColorOS 7はAndroid 10に近く、さほどオリジナリティがあるようには感じられませんでした。今回のアップデートによって、OPPOの独自性がグ~ンと濃くなった印象。外観はそのままに新しいスマホに入れ替わったようで、しばらくは新鮮な気持ちで使えそうです。