「dtab Compact d-42A」の回線をIIJmioのeSIM「データプラン ゼロ」に変更

　メイン端末の回線をドコモの「5G ギガホ」からahamoに切り替えた関係で、サブ端末として契約していた「dtab Compact d-42A」の回線を、IIJmioのeSIMサービス「データプラン ゼロ」に切り替えてみました。

　ahamoを契約することは発表された日から決めており、サービスが開始された3月26日に手続きを進めようとしたのですが、なぜかオンラインでは手続きができず。いろいろ調べてみると、「dtab Compact d-42A」で契約している「データプラス」がメイン回線に紐付いており、データプラスを解約しないとメイン回線をahamoに切り替えられない、ということがわかりました。

　先日、ドコモの解約がオンラインでできるようになりましたが、データプラスの解約はまだオンラインではできないようで、近所のドコモショップでデータプラスを解約。その後すぐにオンラインで手続きを行ったところ、無事にメイン回線をahamoへ移行できました。

　データプラスを解約した「dtab Compact d-42A」は、そのままWi-Fiのみで利用してもよかったのですが、eSIM専用モデルだったこともあり、一度eSIMも試してみようかな、と気軽に考えてみたらいろいろと大変だった、というのが今回の本題です。

　eSIMを提供している事業者はそれほど多くないのですが、別の端末用に契約しているIIJmioがeSIMサービスを提供しているので、追加回線としてeSIMを申し込み。物理カードがないので手続きも簡単かと思いきや、初回に送られるアクティベーションコードがなぜか表示できない、というトラブルが。これはサポートに問い合わせて再度アクティベーションコードを送ってもらうことで解決しましたが、なぜ初回のコードが利用できなかったのかはわからずじまいでした。

eSIMの設定画面

　アクティベーションコードも取得したのでいざ設定！　と思っていたところ次につまづいたのがEIDの入力。設定には必要なEIDはパッケージのラベルに記載されていることのことで外出先では設定できず、自宅で箱を探し回ってなんとかEIDを確認できました。箱は基本的に取っておく派だったので事なきを得ましたが、箱を捨ててしまった場合は大変かもしれません。

設定にはパッケージの情報が必要

　これでいよいよ回線を設定できる、と思った私の前へ最後に立ちはだかったのがPINの設定。無事設定を終えて利用を開始しようとすると、画面には「SIM network unlock PIN」の文字が。

　このメッセージを見たときにこれはPINコードなのかな、と思って初期設定のPINコードを入力してもまったく解除できず。そもそもPINコードを変更した記憶もなかったので、IIJmioとドコモのサポートを行き来して確認したところ、これはSIMのPINコードではなく、SIMロックの解除コードだったということがわかりました。

PINロックかと思いきやSIMロック解除だった

　SIMロックについては「dtab Compact d-42A」の回線解約時、すでにSIMロック解除済み、という確認をしていたのですが、実際にはドコモの「My docomo」からSIMロック解除の手続きを行う必要があるとのことでした。窓口で確認していたのでSIMロックは解除されていると思っていたこと、表示されているテキストが「PIN」という表記だったのでSIMのPINコードだと思ってしまった、という二つが、端末をうまく設定できなかった原因のようです。

　My docomoでSIMロック解除手続きを行い、程なく発行された解除コードを上記の画面に入力することで、ようやくeSIMで通信ができるようになりました。

　SIMロック解除などの手続きに慣れている人にはなんてことのない設定かもしれませんが、物理カードのないeSIMは問題の切り分けも難しくなかなか苦労しました。eSIMの設定やSIMロック解除の操作は端末によって異なるとは思いますが、「dtab Compact d-42A」のeSIM設定を考えている人のお役に立てれば幸いです。