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Clubhouseでは有線の「EarPods」の評判が良いという話

【iPhone 12 Pro Max】

 最近、iPhoneユーザーの間で話題になっている音声SNS「Clubhouse」にハマっています。アプリを起動するとだいたいどの時間でも、知り合いや著名人が何らかのテーマで話しているのでちょっと聞いてみたり、コロナ禍で雑談に飢えている仲間と集まって話したり……。Zoomなどのビデオ会議と違って顔を出さなくていいのが気軽なのと、遅延が少なく、普段の会話に近いテンポで話せるのがなかなか楽しいです。

 Clubhouseで話すようになって、今大活躍しているのが、アップル純正の有線ヘッドフォン「EarPods」です。ClubhouseだけでなくZoomなどもそうですが、使っていて困るのが、自分の声が相手にどう聞こえているのか、自分ではまったくわからないこと。声がくぐもっていないか、タイピング音を拾っていないかといったこともそうですが、筆者の仕事部屋は幹線道路に面していて、大型車も割と頻繁に通ります。そうした周辺の音がうるさいのではないかと、ずっと気になっていました。

 特にClubhouseでは、発言中に自分のアイコンの周囲の枠が点滅するのですが、これが声を発していないときにもチカチカすることがあり、マイクが余計な音を拾っているのではと気が気ではありませんでした。そこで手持ちの「AirPods Pro」と「EarPods」を使っていろんな人に感想を求めたところ、ノイズについても声の聞こえ方も、後者の方が高い評価だったというわけです。音楽を聴くためのヘッドフォンとしては、ノイズキャンセリング機能のある「AirPods Pro」の方が断然好みなのですが、話すための道具としては、どうやら「EarPods」が優秀なようです。

Clubhouseでの会話には「EarPods」を使って参加しています。マイクの位置が口に近いためか、声がよく聞こえると評判です

 そうとわかると残念なのは「iPhone 12」シリーズから、「EarPods」が同梱されなくなってしまったこと。同じことは「USB-C 電源アダプタ」にも言えて、「iPhone 12」シリーズには「USB-C-Lightningケーブル」は付属するものの、「EarPods」も「USB-C 電源アダプタ」も同梱されていません。そこで筆者は今の「iPhone 12 Pro Max」に乗り換える際に、前機種である「iPhone 11 Pro」に付属していた「EarPods」と「USB-C 電源アダプタ」をキープしていました。

 ただし、「iPhone 11 Pro」付属の「USB-C 電源アダプタ」は18Wなのに対し、「iPhone 12」シリーズを高速充電するには、20W以上の電源アダプタが必要だとされています。筆者が最近購入した「MagSafeデュアル充電パッド」でも、やはり20W以上。さらに高速に充電するには、27W以上の電源アダプタが推奨されています。18Wでももちろん充電できなくはないのですが、筆者は結果的に電源アダプタを買い直すことにしました。

「MagSafeデュアル充電パッド」の同梱は充電ケーブルのみ。「iPhone 11 Pro」付属の「USB-C 電源アダプタ」も一応、使えます

 iPhoneを買い取ってもらう際、お店によっては同梱品が欠けていると減額されてしまうこともありますが、音声SNSやビデオ会議で話すなら「EarPods」はキープしておいた方が良さそう。もしApple Storeで買い直おすとなったら、2000円の出費です。

 一方で「USB-C 電源アダプタ」は、高速充電にこだわるなら、新たに買い直す方が良いでしょう。以上、これから「iPhone 12」シリーズへ機種変更する方の、参考になれば幸いです。