本日の一品
「AirPods」の登場に備え「EarPods」の装着感を高める製品を試してみた
2016年12月15日 06:00
iPhone 7 の発表とともに、左右が完全独立したワイヤレスイヤホン「AirPods」が発表された。非常にカッコいいし画期的な製品だと思うのだが、なんとなく世間の注目度が低いように感じるのは筆者の気のせいだろうか。
ところで、「AirPods」のイヤーチップ部分は、おそらく筆者の耳の形には合わないだろうという問題が事前に分かっている。原型であるApple純正イヤホン「EarPods」がそもそも合わず、イヤーピースがすぐにポロリと耳から外れてしまうからだ。しかし、そんなことで「AirPods」を諦めたくない。外れやすいなら、簡単に外れないように工夫すれば良いのだ。
前置きが長くなったが、そんなわけで「EarPods」を耳から外れにくくするための装着方法をあれこれ検討してみたので、今回はそれぞれに用いた製品についてご紹介させていただきたい。
まずは「イヤーパッドカバー」を用いる方法。いわゆる「イヤホンのスポンジ」だ。昔はウォークマンといえばスポンジ付きのイヤホンが付き物だったように思うが、最近あまり見なくなった。イヤーピースと耳孔のスキマをスポンジが埋めてくれるので、驚きのフィット感が得られる。しかも容易に外れない。心なしか音が良くなったようにも感じられる。
ただ、EarPodsは表面がツルツルしているためか、カバーがいつの間にか外れて紛失してしまいがちだ。筆者は紛失対策には「まとめてたくさん買っておく」という手段をとっている。Amazonなどで50個入りや70個入りのパックが販売されているので、こちらを利用されることをオススメしたい。
次に、より強固な装着方法を目指して「earhoox for EarPods」という製品を試してみた。この製品はEarPodsに、スポーツタイプのイヤホンでよく見る、耳の内側にひっかけるための「フック」を取り付けるカバーだ
。このフックを耳にひっかけると、ちょっとやそっとの運動では外れなくなる。試しに「earhoox for EarPods」を装着したまま2~3kmほど走り回ってみたが、装着状態がズレたり外れる気配はまったくもってなかった。非常に柔らかいシリコン製で、装着の負荷が耳にかからないのも素晴らしい。あえて難点を言うなら1サイズしかないため、耳の大きさによっては合わない人もいるかもしれないことか。
最後に「EARBUDi FLEX」という製品をご紹介させていただきたい。写真を見て頂ければ判る通り、これは耳の外側に引っ掛けるためのフックを、EarPodsに取り付けてしまうというシロモノだ。
フック部分にはワイヤーが仕込まれており、カーブを耳の形に合わせることができるほか、ボールジョイントで可動部分の自由度が非常に高い。走ろうが転げ回ろうが外れなかったので、おそらくこれがもっとも強固な装着方法だと思われる。難点を言えば、「EarPods」そのものが大きくなりすぎてしまい、外した後の取り回しに困るといった点が挙げられる。
さて、3つの手段を紹介してきたが、筆者は耳の内側にフックを取り付ける「earhoox for EarPods」を個人的にもっとも推したい。シリコン部分が軽く柔らかいため、装着状態がしっかりしている割に気にならないし、耳から外した後の取り回しも簡単だ。
問題は、これらの試用を行っている1カ月ほどの間に、「AirPods」の発売が延期され、12月14日にオンラインで発売されたのはいいものの、実際に手元へ届くのが1月下旬になりそうなことだ。「AirPods」を一度耳に装着したら外さない覚悟はできている。一日千秋の思いなどと言っていたら、冬になってしまった。早く来ないだろうか。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
---|---|---|
uxcell イヤーパッドカバー(50個入り) | uxcell Japan | 596円(税込) |
earhoox for EarPods | earhoox | 1160円(税込) |
NEW EARBUDi FLEX | EARBUDi | 990円(税込) |