みんなのケータイ
シンプルに操作できる「かんたんモード」で混乱をなくしたい
2020年12月29日 06:00
時折、知人(老齢)からスマートフォンの機能について質問を受けることがあります。
とは言っても、特段難しい話ではなく「急に画面が暗くなった」とか「カメラで撮った写真はどこにあるのか」といった他愛もないようなもの。
そういうのはまだいいのだけれど、それを筆者に聞かれても困るというのも度々あって「〇〇のアプリの使い方がわからない」と言われても筆者が知らないアプリの使い方を聞かれても答えられません。
加えて、これと並んで困るのが「ホーム画面から〇〇(アイコンなど)が消えた」と言われたとき。たぶん誤操作で削除してしまったか何かだとは思いますが、筆者に問いかけてくる人はなぜかこの類の質問が多い……。
ある日、AQUOS sense3 plusをいじっていたら「かんたんモード」という機能があることに気がつきました。読んで字の如しという機能ですが、フォントが大きくなったり画面が見づらい場合にはっきり表示させたりなどの機能群で構成されており、主にシニア向けを想定しているようです。
これらの中に「かんたんホーム」というものがあります。これは通常のAQUOSホームに比べてアイコンが大きくアプリドロワーも「アプリ一覧」と日本語で記される視認性重視のモード。これは、アイコンが消えるという人にとって、解決法になりそう。
アイコンを増やしていくと下にスクロールされるのですが、実質的に1スクリーン感覚で扱えます。通常のホームのように並んでいるアイコンも削除できてしまいますが、これだけデカデカと表示されていれば「ふいにどこかにいなくなってしまった……」なんてことはないでしょう、さすがに。
NTTドコモのモバイル社会研究所の調査によると、70代以上のシニア世代のスマートフォン所有率は今や5割を突破しているとのこと。その中には、むろんリテラシーの高いユーザーも数多くいることでしょうが、これからの少子高齢化社会において、こうした機能はスマートフォンへの親しみを進めるためのひとつのポイントかもしれないと思うのでした。