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Go To トラベル「地域共通クーポン」を攻略、マップで簡単に対象店舗を検索!
【iPhone SE(第2世代)】
2020年10月16日 06:00
国土交通省が新型コロナで打撃を受けた宿泊施設を支援する「Go To トラベル」事業。10月からは都民が対象になりましたが、地域共通クーポンもスタートしました。
地域共通クーポンは、宿泊施設の都道府県と、その都道府県に隣接もしくは航路で日帰りできる都道府県で使用できるクーポンです。
地域共通クーポンは紙版と電子版があります。旅行者がどちらかを選べるものはなく、予約する旅行会社によってどちらかが決まります。紙版の場合、多くはホテルにチェックイン時に渡されますが、電子版はチェックイン当日の15時以降に利用できるようになるようです。
さて、その地域共通クーポンですが、使用できるお店が結構あるというのと、検索機能が国の政策の割にはかなり充実しているので今回はこれをご紹介。
コンビニやスーパーでも使える
かなり昔の地域振興券や消費税増税時のプレミアムクーポンは、その地域の個人商店とか中小企業しか利用できず、細かい字で書かれている使えるお店リストとにらめっこしながら利用した思いがあります。
今回の地域共通クーポンは、ローソンやファミリーマートなどコンビニなどのチェーン店でも利用できるお店が多いです。中には家電量販店などもラインアップされています。
また、意外なことにホテルやタクシー、鉄道など交通機関でも対応している会社が多いです。たとえば、東京メトロでは、24時間フリーきっぷとメトロ駅構内の対象店舗で使える500円分のクーポン券がついたセットを販売しています。
使えるお店を簡単に探せる
Go To トラベル事業が開始された直後は、対象のホテル一覧はこちらです!!! と公開されたものが、PDFファイルでしかも全国版という残念な仕様でした。しかも、事業者名で書かれており、ホテル名とかけ離れた事業者の場合、そもそもどこのホテルなのかもわからないというものでした。
今回の地域共通クーポンでは、なんとサイトにGoogleマップが組み込まれ、そのマップ上で利用できる店舗が検索できる神仕様! 現在地を送信すれば、近くの対象店舗も検索できるので、旅先で利用するにはぴったりの検索方法です。
検索画面では、マップ上に対象店舗のピンが刺さっています。ピンをタップすれば店名と紙と電子どれが対応しているかを確認できます。
近場のグルメを堪能したい!!! と思いついた場合も、左の検索画面で店名やカテゴリーで絞り込み検索ができます。
この機能を待っていた! という検索システム。ぜひ今後のなんちゃら振興券でもこの仕様を採用してほしいところです。
なお、店舗によっては使えない商品や使い方を限定しているものがあります。先ほどの東京メトロの24時間券の場合、地域共通クーポンの有効期限までしか利用できないと注意書きがあります。
また、自治体が独自に行なっている施策と併用ができなかったりする場合があるので、利用を検討している店舗のホームページなども合わせて確認しておきましょう。
電子クーポン対応店舗が少ない
一方で、電子クーポン対応の店舗が少ないというデメリットもあります。実際に検索いただくとわかりますが、紙版のみ対応というお店ばかりがヒットします。たとえチェーン店でも例外なく、紙クーポンのみ対象の店舗が多いです。
自分が行く旅行が紙クーポンなのか電子クーポンなのか、しっかり確認しておきましょう。
チェックインが鬼の混雑
紙クーポンはチェックイン時に配布されますが、大きなホテルだとクーポンの発行などに時間がかかり、チェックインの待ち時間が非常に長くなる可能性があります。
さらに、新型コロナウイルス感染症対策で、健康状態の確認や検温など、以前よりやることが増えており、チェックインカウンターが長蛇の列となっていることもあります。
チェックインは余裕を持って行うか、時間をずらすなど対策が必要です。電子クーポンの場合、チェックイン前に使用できるので、遅めの時間にチェックインするのもいいでしょう。
予算枠満了による割引額変更から元通りになるなど、少し混乱が発生したようですが、国の大盤振る舞いの政策です。感染症対策を万全にしつつ、有効に活用したいと思います。