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新型iPhone SE購入! これからのステイホーム&外出時用に同一アプリを2つ以上配置したい!! そんなときは「スクリプティング」だ!!!

【iPhone SE】

久しぶりの新しいiOS端末、iPhone SEを購入

 およそ6年ぶりにiOS端末を更新した。これまで使っていたのはSIMフリー版のiPhone 6(Sは付かない)で、購入したのは2014年だ。こういう仕事をしているとはいえ、メインはAndroidスマートフォンだし、iPhoneを使うのは何かのアプリを試すときか、外観撮影で必要になったとき、もしくは海外でテザリング専用機として使うくらい。最低限動けばいい、という状況だったので、iPhone 6で十分間に合っていたのだ。

iPhone 6は6年近く活躍してくれた。わりと傷も目立つ

 ところが、ここへ来てiPhone 6が対応しないiOS 13が登場。最新アプリをインストールできない可能性が出てきたことから、ついにお役御免となり、新型iPhone SEが発売されたタイミングでスイッチすることにした。6年ぶりの新機種、たしかに動作のサクサク感は増したかなとは思うものの、サイズ感はほぼ変わらず、カメラの性能が段違いにアップしたという感触もなく、以前と同じSIMフリー機でもあり、いい意味でこれまで通りかな、という雰囲気ではある。

 さて、そんなこんなで季節は初夏、ステイホームしながらも、そろそろ外出する機会も増え始めそうな気配。ホーム画面は在宅用にカスタマイズしていたが、外出時用のホーム画面も作っておくか、と思い、アプリアイコンを整理することにした。

なんとなくステイホーム向けのレイアウトにしていたホーム画面。外出時用のレイアウトも作っておきたい

 たとえば1つ目のホーム画面は在宅時用に、スワイプして切り替える2つ目のホーム画面を外出時用にする。在宅時用のホーム画面ではスマートホーム機器操作用のアプリなり、室内トレーニング用のアプリなりをタップしやすい場所に配置する。パソコンがすぐに使える状態にあるので、メールやメッセージ、文字起こしアプリなどの仕事用ツールはいらない。で、外出時用のホーム画面ではそれら仕事用のツールとか、マップアプリなんかを目立つ場所に置いておきたいところ。

 もちろん在宅時にも、外出時にも共通して使いたいアプリがある。そういうのは、みなさんご存じの通り画面下部のドックに置いておけばいいのだが、最大4つしか置けないのがネックだ。場面に関係なく使いたいアプリが他にもたくさんある場合はどうにもならない。同じアプリアイコンを各画面に置いておければスワイプの手間を省けるのに……。

画面下部のドックに置けるのは4つまで。これだと足りない……

 それを解決する方法が、iOS 12で加わった「ショートカット」機能なのだが、欠点がある。普通に「アクションを追加」で「App」のショートカットをホーム画面に追加しようと思うと、iPhone標準のアプリ+α程度しか選べないのだ。自分でインストールしたサードパーティ製アプリのショートカットはほとんど作れない。これは困ったなあ……と思っていたら、実はもう1つアプリのショートカットを作る方法があった。それが「スクリプティング」だ。

「ショートカット」機能で解決できる……か!?
「アクションを追加」を押して「App」を選ぶと……
iPhone標準のアプリしか選べない

 「ショートカット」機能のなかにあるこの「スクリプティング」でも、アプリを起動するだけの設定を作ることが可能。ここで指定できるアプリはインストール済みアプリ全てで、好きなアプリを指定して、それをホーム画面にアイコンとして配置できる。表示されるアイコンをそのアプリのものにする方法がないのは残念だが、これで同じアプリを2つ以上ホーム画面に置いて、在宅時も、外出時も、最小限の画面操作で必要なアプリを起動できる、というわけ。

「スクリプティング」にもアプリを起動する「Appを開く」がある
標準アプリ以外のインストール済みアプリを自由に選べる
このようにアイコンの見た目は異なるが、同一のアプリのアイコンを2つ以上配置できるようになる

 「スクリプティング」では、条件分岐や変数などを組み合わせて複雑な自動化処理を実行することもでき、うまく活用できれば面白いことができそう。凝ったことをやるのは少し難しそうだけれど、今まで手間に感じていたいろいろな操作をワンタップで完結させられる可能性もある。iPhone 6のときはあまり気にしていなかったショートカット機能だが、これからじっくりと試してみようかと考えているところだ。