みんなのケータイ
GMS非対応のMate 30 ProでLINEを使えるようになった
2020年5月18日 06:00
HUAWEI Mate 30 Pro 5Gを使い始めて、1カ月半ほど経ちました。ハイスペックで使い勝手もいいけど、GMS(Google Mobile Services)に対応していない、やっかいなスマホです。
それでも、Gmailは「メール」アプリに設定できるし、Googleマップはブラウザで使えるし、まぁ、なんとかなるかなぁという印象でした。僕は、Google Play Musicを契約しているので、それが聴けないことは残念ですが、Amazonのアプリストアから「Amazon Music」をダウンロードして、プライム・ミュージックを聴いています。自宅にはGoogle Nest Hubも、Amazon Echoもあるので、どちらかが聴ければいいや、という感じです。
そうそう、Mate 30 Proでは、プライム・ビデオも観られるんですよ。ちなみに「Netflix」は、「Phone Clone」というアプリを使って、他の機種からアプリデータを移すことはできるのですが、Mate 30 Proでは起動できませんでした。音楽や映画のサブスクリプションサービスに「絶対これがいい」というこだわりがなく、「Amazonだけでいい」と割り切れるのであれば、それなりに満足できると思います。
5月7日から、HMS(Huawei Mobile Services)のアプリストア「AppGallery」に「LINE」が追加されました。説明が英語表示だったので、もしかして海外向け? と思ったのですが、ダウンロードしてみると、日本向けのアプリの仕様で、プッシュ通知にも対応し、ちゃんと「LINE Pay」も使えました。
しかし、Google Playが配信するアプリと全く同じというわけではありません。LINEは機種変更の際、iPhoneならiCloud、AndroidならGoogleドライブにトークの履歴をバックアップして、新しい端末で復元できる機能がありますよね。Mate 30 ProではGoogleドライブが使えないので、必然的にトーク履歴の移行はできません。Mate 30 ProにインストールしたLINEで、設定画面を開くと「トーク履歴のバックアップ・復元」という項目自体が削除されていました。
スタンプは引き継いで使えましたが、新しいスタンプは購入できません。購入に使う「コイン」が購入できないんです。ただし、企業が提供する無料スタンプはダウンロードできました。
AppGalleryは、まだまだ、お世辞にも充実しているは言えない状況です。でも、LINEが使えるようになったのは歓迎すべきことですよね。LINE Payなどを用いて、スタンプが買えるようになることも期待したいです。
そういえば、前回の「みんなのケータイ」を書いた直後、4月10日にソフトウェアの更新があり、5Gに対応するようになりました。ですが、まだ5GのSIMは入手していません。SIMを借りて、5Gの電波を探しに行くといったことも自粛すべき状況です。5G接続は、昨今の状況が落ち着いて、5Gエリアがもっと広がってから試してみようと思います。