みんなのケータイ
決済/独自ポイント付与/共通ポイント付与/クーポン処理が1回のコードスキャンで同時に行えるのが「ファミペイ」の魅力
【Galaxy S10 SCV41】
2020年2月18日 06:00
キャッシュレスを巡る動きが日々ダイナミックに続いておりますが、個人的にまた1つ、新たなコード決済サービスを使うようになりました。「FamiPay(ファミペイ)」です。
FamiPayは、コンビニ大手のファミリーマートが2019年7月にスタートさせた、スマートフォンアプリベースでのコード決済で、ファミリーマートの言わば公式アプリにあたる「ファミペイ」に統合されています。ちなみに決済サービスはFamiPay、アプリの名称はファミペイ、というように、表記は使い分けられています。
ファミペイアプリそのものは、リリース直後に速攻でインストールしたのですが「FamiPay残高を他人に送れない」「オンラインチャージに使えるクレジットカードがファミマTカードだけ」などの要素がひっかかり、そのタイミングでは本格利用に至りませんでした。
しかし2019年11月26日、個人的に本命視していた共通ポイント連携がスタート。あらかじめファミペイアプリに「dポイント」「楽天ポイント」「Tポイント」のアカウントを登録しておくと、FamiPay決済に対するボーナス付与(200円で1ポイント)、そして共通ポイントの付与がダブルで行われるようになったこともあり、遅ればせながら本格利用を開始した次第です。
使い始めるには、アプリで初期登録を行った後、ファミリマート店頭レジで現金チャージするのが最初のハードルでしょう。レジで店員さんにお願いすればすぐできるので、「Famiポート」などを経由する必要はありません。ちなみに2月中は、新規ユーザー向けに5000円以上の現金チャージで200円分のボーナスが付くキャンペーンも実施中です。
決済の方法は、PayPayやLINE Payを使うのとほぼ同じ流れ。会計中にファミペイアプリのバーコードを見せればOKです。
ただ実際使ってみると、細かいところで気が利いているというか、よく考えられているというか……。買いたい品物をレジカウンターに置き、レシートを受けとって離れるまでの間に、バーコードを見せる回数がただ1回だけで済むのです。複数枚のクーポンを同時に使ったとしても。
コンビニの一般的な会計フローを考えると、客側には「クーポンについたバーコードを読んでもらう」「共通ポイントカードをスキャンしてもらう」「決済コードを読んでもらう」といった手順が想定されます。
これがどれか1つならカンタンですが、2つ以上複合的になると、途端に面倒になります。たとえば「スマホ画面にクーポンバーコードを出して、さらにコード決済してもらう」となると、客自身がスマホ画面の操作をしなければなりません。
どのお店も「お客さんを待たせないように」努力してくれると思いますが、私は「客が店員さんを待たせないようにする」努力もまた必要だろうと感じております。ましてやランチタイム時間帯のコンビニだと、レジ待ちをする他の客が列を成している場合も多いですから、やはり5秒~10秒でもいいので時間は節約したい。
その点、ファミペイ&FamiPay決済は決済/独自ポイント付与/共通ポイント付与/クーポン処理の4要素を1度のコードスキャンで済ませられるので、本当に効率的だと思います。
レジ店員さんの流れを観察する限りですと、商品スキャン前にファミペイアプリのバーコードを読んでもらって、小計が出たタイミングで「FamiPayで決済します」と伝えても、問題ないようです(ファミペイアプリのポイントカード機能とクーポン機能だけ使い、FamiPay決済はしないというお客さんも、いるからでしょう)。
と言う訳で、お得度はもちろんのこと、「体験として優れているから」ファミペイを使うようになった筆者でした。最近、コーヒーの回数券機能なども追加されたようなので、また今度試してみます。