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年に1度のお楽しみ、Galaxy S8にAndroid 9 Pieアップデートが届いたよー!

 2017年6月から約2年に渡って愛用中のメイン端末「SCV36」ことau版Galaxy S8に、ついにAndroid 9 Pieアップデートが配信されました! 昨年10月にauがアップデート方針を発表してからちょうど半年。まさに待望の実施となりました。

Pieアップデートを施したSCV36(au版Galaxy S8)。半年ほど前に故障紛失サポートで交換した個体のため、ヘタりはほとんどありません

 いやーiPhone 3GSの頃から変わらず、スマホOSのメジャーアップデートにはやっぱりワクワクしてしまいます。実際の更新データ配布は4月17日朝からだったのですが、家に帰ってWi-Fi接続でダウンロードするのを待ちきれず、きっちりギガを1.3GBほど消費しまして、出先でアップデートしてしまいました。

 更新作業ではトラブルもなく、アップデートしてからすでに1週間以上、常用しておりますので、感想などを書いていきたいと思います。

 機能改善・変更などの詳細については、公式に資料が出ていますが、想像以上にUIのデザインテイストが変わりました。特に通知パネルや本体設定画面の周りは、アイコンが変更になったり、UIの角部分にかなりラウンドが付けられたので、柔らかみがだいぶ柔らかみが増しました。文字の間隔、改行のピッチなども手が入っているようです。

Pieアップデート適用後のホーム画面。ナビゲーションバーの設定を調整し、ホームボタンを非表示にしています。しかし、これでも全然操作は快適(個人の感想です)
こちらはアップデート前

 また、画面上部のステータスバーも相当スッキリしました。Galaxy S8はそもそもノッチレスなのですが、それでもやはり今般の市場状況を反映させたのでしょう。画面左上・右上にそれとなく情報配置を分散。また、Bluetoothが有効化されていても接続自体がない場合は、通知パネルを開かない限り、Bluetoothアイコンが非表示になりました。NFCアイコンもほぼ同様。バッテリー残量の%表示は、待受画面では非表示にし、通知パネルオープン時にだけ表示することができます。

見た目が大きく変わった通知パネル。開くことにより、ステータスバーの表示も多少変わります
設定画面もかなり変わりました

 端末の履歴ボタンをタップすることによって表示される、起動中アプリケーションの一覧画面も相当変わりました。それまでは上下スワイプでアプリを切り替えていたのが、左右スワイプへと変更。これはGalaxy S8に限らず、Android Pie採用端末でほぼ共通の特徴です。ただアップデート後は、純粋な意味での起動中アプリ一覧に加え、利用頻度の高いアプリがアイコンとして最大5つ表示されるようになり、これが意外と便利でした。とはいえ、分割画面設定が面倒になったのも間違いありませんが……。

起動中アプリケーションの一覧画面。画面下部には、よく利用するアプリが表示されるので、これを選べば事が足りることも多いです

 そして最後はナビゲーションバー。やはりPieの世代からは、ホームボタン・戻るボタンなどの表示を極力減らそうという傾向が出ています。

 Galaxy S8では、Pixel 3のようなかたちとはまた違い、ホームボタン・戻るボタン・履歴ボタンの機能はほぼそのまま残していて、ただしタップではなく、画面最下部から上方へのスワイプで操作できるようになっています。設定項目名も「ジェスチャーで操作」となっています。もちろん従来のナビゲーションバーに戻すことも可能です。

 実際に試してみると良く分かりますが、画面表示領域を最大化しつつ、かといってボタンを減らしすぎていないのが良いところ。なお、これまではホームボタン長押しだった「Googleアシスタントの起動」は、画面下部中央から上でスワイプしたまま指を離さないことで代替できます。

ナビゲーションバー設定。画面下部に3本のラインがありますが、この部分を上にスワイプすると、ホームボタン・戻るボタンなどに相当する操作ができます
設定しだいでは、操作用のガイドライン(正確には『スワイプ操作のヒント』)を完全非表示にもできます。画面最下部にご注目を。1個前の画像と比較すると、こちらには3本ラインがありません

 さて市場を見回してみますと、2世代分進化したGalaxy S10が、日本国内でも春~夏モデルとして今後販売されるものと推察されます。ハードウェア的には大幅機能向上する一方、UIについては恐らく共通する部分が多いはず。新機種へ買い替えるか、それともこのままGalaxy S8を使い続けるか。しばらくは贅沢な悩みを抱えることになりそうです。