みんなのケータイ

横向き顔認証のできる1万2800円スマホで快適キーボードライフ

【HUAWEI P20 lite】

 スマホ・ネイティブ世代であれば、「キーボードを叩くより、フリック入力の方が速い」という人もいるだろうが、「スマホ・ネイティブです!」などとは言えない世代の筆者。もちろん、フリック入力よりハードウェアキーボードを使ったほうが速い。そんなわけで、数年前からスマホやタブレット用に持ち運びしやすいキーボードを買っては試し、買っては試しということを繰り返している。

 いつもなら、本誌で紹介されているキーボードや、Amazonでサジェストされるものなどをチェックするのだが、KDDIとKDDIコマースフォワードが運営しているショッピングモール「Wowma!」内のショップで、「iPhone各種スマホ・タブレット対応Bluetoothワイヤレスモバイルキーボード スマホスタンドケース付」(以下、モバイルキーボード)という商品を見つけてしまい、しかもタイムセールで500円引き、1890円と激安だったので思わずポチってしまった。Bluetooth接続なんだから、ワイヤレスに決まってるじゃん。

 対応するOSは、iOS 4.1、Android 3.0、Windows 2000以上。ずいぶん古い機種(というかOS)でも使えるらしい。

各OSに最適化するには、[Fn]+[Q](または[W][E]のいずれかの)キーを押して切り替える

 スタンドにもなるケースのフットプリントは、約14×23cmで、iPad miniシリーズより少し大きい程度。キーボードは、マグネットで取り外しが可能だ。

ケースはそのままスタンドになるので動画視聴にも便利
ケースから外してマジックキーボードと比較してみた

 キーボード内蔵のバッテリー容量は160mAhで、充電はMicro USB経由。連続使用可能時間は20時間、待受は300時間とのこと。キーピッチは15mm。女性なら問題なくタイプできるというサイズ感である。

キーピッチは約1.5cm。キートップの印字位置が多少ずれているのはご愛嬌
手が大きく、指も太い筆者では窮屈そうだが、一般的な手を持つ女性であれば、もう少し楽に入力できるかもしれない

 このぐらいの価格のものだと、入力時のたわみやストロークの浅さなどが気になるのではないか、と思っていたのだが、実際に使ってみると、予想以上に快適だった。もっとも、PCで「かな入力」をしていることもあり、ローマ字入力しかできないAndroidスマホ×外部キーボードでは、「スラスラ打てるぅ~」というほどではない。

 ところで、HUAWEI P20 liteは、ロック画面解除方法として、PINコード、パスワード、パターンのほか、指紋認証、顔認証に対応している。しかも、この顔認証、横持ち状態でもOK。内蔵のモーションセンサーを利用した「持ち上げて起動」機能も搭載している。

 つまり、モバイルキーボードを開けば即座に顔認証を行い、端末に触れることなくすぐに使える、ということ。これは快適。ちなみに、Apple製品では、最新のiPad Proが横向き顔認証に対応している。ただし、あちらは最小構成で8万9800円(税別)というお値段なのだが……。

開けたら即使用可能。横向き顔認証に対応しているからこそ得られる快適さだ

 カバーケース内、キーボードの反対側にあるスマホホルダーは可動式で、幅9.5cmまでのスマホをセット可能。機種変しても使い続けられるのがいい。

 残念なのは、スマホホルダー部分に滑り止め加工がされていないため、P20 liteを素のまま装着しておくと、モバイルキーボードを縦持ちしたときに滑り落ちてきてしまうこと。P20 liteにPFU素材のケースを付けておくか、持ち歩く際は必ずバッグに入れるなどの対策が必要になる。

 とはいえ、P20 liteと合わせた重さは464g。PCを持ち歩きたくないときでもカバンに放り込んでおける。スマホ単体のときより、SNS投稿や長文メモが捗るだろう、と期待している。

可動式のスマホホルダー。仕組みはゴムバンド
モバイルキーボード単体ではなく、P20 liteも一緒でこの軽さ

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