みんなのケータイ

IoTで、甲子園での妻の暑さを測ってみた

【AQUOS sense lite SH-M05】

 我が家には高校球児(残念ながらベンチ入り選手ではなく、スタンド応援組ですが)の子供がおりまして、学校応援のために、保護者である妻(と時々私)も球場に応援に行きます。が、特に夏の大会だと、すごく暑いんです。

 野球場では、日差しそのものが襲いかかってくる状態なのですが、保護者も靴はスニーカー、ボトムはくるぶしまで隠れるパンツ、帽子は野球帽を着用、といった応援時の決めごとがあって、これが暑い服装なのです。で、うちの妻などは、応援から帰ると「頭がガンガンする、気持ち悪い」とよく申しております。

 それって熱中症じゃないのかなぁ、と思って、測ってみることにしました。妻が野球観戦するとき、いつも何度くらいの温度の中にいるのかを、IoTデバイス「Tukeru TH」を購入し、妻に付けて同行してみたのです。

 Tukeru THは、27×9.7mmのクリップがついた温度・湿度センサーです。帽子やカバン、服に簡単に取り付けることができて、「Project Linking」対応アプリに計測値を送ることができます。これで、本人が何度の気温の中にいるか測ることができるわけです。

IoT温度湿度計「Tukeru TH」。妻の服に装着しておき「熱中症予防」アプリを入れておけば、危険な気温になったらすぐにスマホが振動と表示で教えてくれるはず……
高校野球大会に同行……というか、まぁ、全国大会なので甲子園球場で開かれるアレに行ってきたわけですが

 ちょうど対応アプリに「熱中症予防」アプリがあったのでこれをAQUOS sense liteにインストール、Tukeru THを妻の服に取り付け、リンクさせました。これで、熱中症の危険がある温度湿度になるとスマートフォンが通知と振動で教えてくれるようになるわけです。

 ところが、球場どころか、球場最寄り駅からもうビンビンと熱中症予防アラームが。外気温が高すぎて、球場だけでなく、冷房がないところはどこでも「熱中症注意」になってしまったのです。なんじゃそりゃ。屋外は全部熱中症注意ってか。

ちょっと試合中、スマホの表示を見てみたら、気温32度超、湿度70%超。確かに暑い

 で、球場に入ってから、試合中もずっとポケットのスマートフォンは、熱中症警報の振動をしっぱなしです。私たちのいた一塁側アルプススタンドは日陰になっていたのですが、鳴り続けるので、チラッと試合の回の合間にスマホを見てみたら温度32.5度、湿度70.3%。

 これは、ホントに熱中症の危険があるかもしれないと、慌てて家内に凍ったスポーツドリンクのボトルを手渡しに行ったりしました。妻曰く、それ以前から、私に「冷タイノヨコセ」のサインを必死に送っていたそうですが……。

 このIoT温湿度計で、気象台や、天気予報の気温ではなく、グッと身近な人やモノの温度湿度を測れるようになります。これは、実はすごい画期的なことかもしれないと思いました。なにしろ、電車に乗ってクーラーが効いていれば大丈夫だけど、駅に出たところから、球場内はもう危ないよという個人的な行動範囲で熱中症の危険があるかどうかわかるのですから。

 体感的には大丈夫と思って行動していても、客観的に危ないよと、ちゃんと教えてくれる目安ができるのは本当に安心しますね。IoT温湿度計、超オススメです。