みんなのケータイ

話題の音声認識操作でちょっと仲間はずれなZenPad 3 8.0

【ZenPad 3 8.0】

 各社の新製品投入により、2017年後半になって急速に話題を集めた「スマートスピーカー」。我が家でもGoogle HomeとAmazon Echo Plusを迎え入れ、音声でテレビを消したり電気を点けたりと便利に使っています。

 とても便利な音声操作ですが、実際にはスマートスピーカーを買わなくても、Android 6.0以上のスマートフォンであれば「Google アシスタント」を使ってほぼ同じ機能が使えます。スマートフォンのロックが解除されている状態のみ、という制限に加え、スマートスピーカーほど離れた位置で音声を拾えるわけではありませんが、「スマートスピーカーに興味はあるけれどわざわざ買うほどでもない」という人が使うにはとても便利な機能です。

 しかし、残念ながらこのGoogle アシスタントは前述の通り「スマートフォン」のみの提供で、Androidタブレットには提供されておりません。愛用しているAndroidタブレット「ZenPad 3 8.0」は、OSのバージョンが7.0で条件を満たしているにもかかわらず、「Google Home」アプリの設定メニューに設定メニューがありません。また、Google アシスタントを呼び出す操作である「ホームボタンの長押し」をしても、起動するのはGoogle アシスタントではなく、Android 6.0向けに提供されたNow On Tapが表示され、Google アシスタントを使うことができないのです。

Zenfone 3のGoogle Home設定画面には「スマートフォン」の文字
ZenPad 3 8.0には設定メニューがない
Zenfone 3のホームボタン長押しでGoogle アシスタントが起動
ZenPad 3 8.0はホームボタン長押しでNow On Tapが立ち上がる

 スマートフォンと比べて、リビングに置いておきみんなで共有するという使い方もあるタブレットなら、音声認識の精度は下がるとはいえ簡易スマートスピーカー的に使えるのかな、と期待していただけにスマートフォンだけの対応というのは少し残念。今後スマートスピーカーの普及に合わせて、ぜひタブレットもGoogle アシスタントの仲間に入れてもらえると嬉しいなと思います。