みんなのケータイ

取り出しやすく、落としにくく、邪魔にならないスマホの持ち歩き方

【iPhone X】

 スマホの快適さは、スマホ自体の性能だけでなく、「スマホをどう持ち歩くか」によっても大きく変わってくる、と筆者は考えている。

 スマホの持ち歩き方が「取り出しやすい」、「落としにくい」、「邪魔にならない」、この3点は、スマホを使う上ではとても重要だ。高速プロセッサーなどは特定のアプリを使っている瞬間にしか真価を発揮しないが、持ち歩き方が快適かどうかは、スマホを持ち歩いているあいだはずっと意味を発揮するからだ。取りだしてロック解除するまで10秒とかかかるようでは、生体認証も意味がないし、素早く取り出せることはそれだけでスマホの使い勝手が向上すると思う。

たすき掛けしているのが「Waistrap」。ペンやトラッカ、ライフログカメラなど軽いモノをクリップしておくのも便利

 以前はジーンズの前ポケットがスマホの定位置だったのだが、iPhone 6以降は大きさ的にズボンに収まるほかのモノを圧迫してキツくなりつつあり、さらに大きいiPhone Xを買ってからは、ケータイ専用のベルト「Waistrap」という製品を試している。

 Waistrapは伸縮性のあるベルトにスマホ用ポケットだけが付いているというシンプルな製品で、腰に巻くこともできるが、筆者はたすき掛けにして着用している。拳銃を抜き出すがごとくスマホをクイックドローでき、ネックストラップと違ってブラブラしないので、歩いたり走ったりしても邪魔に感じにくい。また、上着を脱いでもシャツの上に着用し直せばいいので、服装を選ばず使えて、常に身につけていられるので、飲み会で酔っ払っても置き忘れなどによる紛失を防ぎやすい。

BZGLAMのケース。軍用装具を思わせるデザインだ

 このままだと屈んだときにスマホが滑り落ちたり、使っているときに手を滑らせたりして落としてしまう可能性もあるので、筆者はストラップの付けられるケースとWaistrapをヒモで結んでいる。

 これも重要だ。とくにiPhone Xは修理代も高くなっているので、落として壊すことだけは避けたい。かといって落として壊すのが怖くて気軽に扱えなくなってしまっては、せっかくのiPhone Xの意味がない。iPhoneは標準ではストラップを付けられないが、ケースなどでストラップを付けておけば、落下破損を防ぎやすくなる。

 筆者が今回選んだのは、BZGLAMというブランドの「コーデュラカバー」というiPhone X用カバーだ。側面と背面は滑りにくいファブリック調になっているが、背面バンドがスマホリングの役割も果たし、そもそも使用中に落としにくくなっている。背面バンドは横置きしたときに簡易スタンドにもなるなど実用性も高く、無骨なデザインもなんかかっこよくて気に入っている。

Waistrapのポケット位置とスマホを使うときの位置が近いので、ストラップ長は30cmもあれば十分

 このカバーにはカラビナが付いていて、ストラップどころかそこそこの太さのロープやベルト、リングも通せる構造になっている。しかも脱着も簡単だ。筆者は100円くらいで買ってきたケブラー糸の端材の両端にもやい結びで輪っかを作り、片方をWaistrap、片方をこのカラビナにくくりつけている。

 スマホの使い方や使用頻度、ファッション相性などは個人ごとに異なるので、どのように持ち歩くのがベストかは、人や場面によって異なると思う。筆者も場面によっては上着のポケットに入れたりバックパックのベルトポーチに入れることもある。そしてWaistrapがベストの方法とも限らないので、今後もいろいろなスマホ持ち歩き方法を試していこうと思っている。スマホが取り出しにくい、落として壊すのが怖いという人は、持ち歩き方を見直してみてはいかがだろうか。

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