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「ぶつ森」で見るarrows M04 PREMIUMのプレミアムさ

【arrows M04 PREMIUM】

 「どうぶつの森 ポケットキャンプ」がリリースされましたね。筆者はスマホゲームをガッツリプレーするタイプではないのですが、Super Mario Run、ファイアーエムブレム ヒーローズに続く任天堂の注目ゲームアプリということで、とりあえず少しずつプレーしています。

 ところで、arrows M04に兄弟端末みたいな製品が登場したのはご存じでしょうか。UQモバイルから10月に発売された「arrows M04 PREMIUM」がそれ。標準のarrows M04と比べて搭載メモリーが2GBから3GBに、ストレージが16GBから32GBにそれぞれ増量されているのが一番の違いです。でも、この少しのスペック差が、意外に「どうぶつの森」にも影響していたりします。

メモリーが1GB増えた「arrows M04 PREMIUM」で何がどう変わる?
arrows M04 PREMIUMでどうぶつの森をプレー

 ストレージが大容量になることで得られるメリットはわかりやすいでしょう。アプリをたくさんインストールできたり、データサイズの大きなゲームアプリを遠慮なく遊べる、というところですね。一方、メモリーの増量は、そのメリットを実感できることが少ないかもしれません。そもそもメモリー容量以外ほぼ同じ仕様のスマートフォンなんて今までにあまりなかったわけですから、メモリーの違いで何がどれだけ変わるのか確かめようがなかったとも言えます。

2台で同時に「どうぶつの森」をプレーし、タスク切り替えしてみる

 しかし、ここにarrows M04とarrows M04 PREMIUMがあります。実際のところ、1GBとはいえメモリー容量の違いはどんなところに現れるのか、2台を並べて操作してみた様子を動画にしてみました。左のホワイトがarrows M04、右のレッドがarrows M04 PREMIUMです。比較のため、両方とも「どうぶつの森」のインストール後、いったん再起動し、序盤のシーンをプレーしています。

 動画を見ると違いは明らかです。2台同時にタスクキーを操作してマップやWebブラウザーに切り替えたところ、arrows M04はほぼアプリを起動し直しているような状況になりました。しかし、arrows M04 PREMIUMは一切リロードせず、即座にコンテンツを表示しています。そして他のアプリから「どうぶつの森」に戻ると、arrows M04はタイトル画面になってしまいました。

arrows M04とarrows M04 PREMIUMの比較

 このタスク切り替え時に起動し直しのような処理が少なくなるのが、arrows M04 PREMIUMのメモリー増量の恩恵の1つかと思います。システムモニターアプリでメモリー使用量を監視していると、arrows M04はメモリーの消費量が抑えられる傾向にありますが、これはメモリーが少ないため、メモリーが不足する前にどんどん不使用領域を解放しようとしているからかもしれません。つまり、arrows M04はバックグラウンドで動いているアプリを早めに終了していっているので、動画のような状況になりやすいのかも。

左がarrows M04、右がarrows M04 PREMIUM。各画面右上の「RAM」に注目すると、PREMIUMの方がメモリー使用量は軒並み多い。その分タスク切り替え時のリロードが発生しにくいと言えそう

 切り替え先のアプリをすぐに使い始められる、というのがメモリー増量のまず1つめのメリット。さらに「どうぶつの森」の場合はもう1つメリットが増える、というか、デメリットが少なくなります。今回の動画のarrows M04のように、いったん他のアプリに切り替えてから「どうぶつの森」に戻ったとき、タイトル画面から始まる状態だとオートセーブされていないことがあり、そうすると少し手前のシーンからプレイし直さなければならないのです。

タイトル画面に戻ってしまった。再スタートすると、前回オートセーブした時点からのロードとなるため、やり直しが発生することも

 arrows M04 PREMIUMであれば、そんなアクシデントに遭遇する可能性が低くなります。「どうぶつの森」のプレイ中に電話がかかってくることや、Webサイトで調べ物をしたくなることもあるかと思いますが、そういう時にも安心して他のアプリに切り替えてOKというわけ。

 arrows M04やarrows M04 PREMIUMは、CPU性能やグラフィック性能から見るとバリバリの3Dゲームに向いたスマートフォンではないのですが、それでも、「どうぶつの森」のようなゆるくプレイできるゲームアプリは全く問題なく楽しめます。アプリ単体の動作速度も変わりません。ただ、メモリー容量によって「総合的な快適さ」に差が出てくるということは覚えておきたいところです。