みんなのケータイ
MWC上海の取材はLightning一本勝負
2017年7月3日 06:00
6月28日から中国・上海で開催されている「Mobile World Congress Shanghai」の取材に行ってきた。
現地入りは開催前日の27日午後、28日は朝から会場を取材して、その日の深夜、日付が変わって29日の午前1時45分の便で帰ってくるというスケジュールを組んだ。つまり、ホテルの宿泊は1泊のみ。29日にどうしても大切な取材が入っているため、やむを得ず、こんな弾丸ツアーとなってしまった。
たった1泊なので、できるだけ荷物は持っていかないことに決めた。大きめのビジネス鞄に着替えと洗面道具、さらに仕事道具を詰め込むだけにした。
ここで迷うのは仕事道具。これまではMacBook Pro13インチ、デジカメ(microUSB端子で充電できるソニーDSC-RX10M3)、iPad ProにiPhoneやAndroidスマホ複数台というラインナップだ。これらを充電するためのケーブルや充電器も欠かせない。ホテルに到着するやいなや、Ankerの複数USBポートが内蔵された充電器を使い、スマホやデジカメなどはまとめて充電する体制を整えてきた。
今回、さすがにこんなに持って行くのは面倒くさい。
最近になって、iPad Pro 10.5インチモデルを持ち歩くようになったので、まずMacBook Proを持参するのは辞めた。iPad Pro 10.5インチモデルと日本語スマートキーボードがあれば、原稿の執筆やメールの返信、記事用の画像編集などはそれなりにこなすことができる。というわけで、出張中の仕事はすべてiPad Pro 10.5インチモデルでやることにした。
実はiPad Pro 10.5インチモデルは、USB Type-CとLightningの変換ケーブルを使い、MacBook用のUSB-C電源アダプタ(29W)を使うと高速充電できるようになっている。そこでオプション品となるUSB-C電源アダプタとLightning変換ケーブルを購入することにして、iPad Proを高速充電できるようにした。
スマホを複数台、持ち歩くとなると、iPhone用のLightningケーブルやAndroidのType-Cケーブル、さらにmicroUSBケーブルなど複数のケーブルも持参しなくてはいけない。ここは1泊の出張ということで、思い切ってAndroidスマホにはお留守番してもらうことにした。
最終的にLightningケーブルで充電できる、iPad Pro 10.5インチ、iPhone 7、iPhone 7 Plus、さらにイヤフォンとして同じくLightningケーブルで充電できるBeatsXという組み合わせで臨むことにした。
デジカメに関しても、コンデジとしてDSC-RX100M5を投入。microUSBケーブルは持参しないので、現地での充電は諦めて1日で使い切ったらおしまいというようにした。
Lightningケーブル1本しか持って行かないと割り切ったら、実にすがすがしい気持ちで取材ができたように思う。空港やホテル、MWC上海会場でも、プレスルームで仕事をしながら何かしら充電しているという環境であったが、それでも煩わしさは感じなかった。
身の回りに充電すべき機器が増え、それに応じてケーブルも増えるという、ちっともスマートじゃない生活を送ってきたが、それから解放されるだけでも、とてもありがたい。
今回はLightningケーブル一本に集約したが、将来的にはType-Cに一本化するということもできそうだ。業界的に早くケーブルの統一化を進めてもらいたいものだ。