スタパ齋藤のコレに凝りました「コレ凝り!」
自転車でもバックミラーが必須派
2018年5月9日 06:00
走行中は後方が怖い~、バックミラーで確認!
筆者は「自転車には絶対にバックミラーを装着したい派」です。単純に、即座かつ頻繁に後方を確認したいから。後ろから迫り来るクルマやオートバイの存在・挙動を把握しておかないと、何かと怖いですよね。まあ、顔を後ろに向けて後方確認すればいいというのもあるんですが、自転車走行中の状態によっては顔を後ろに向けること自体が危険。バックミラーがあれば、顔を前方を向けつつも後方をミラーで確認できるので、より安全です。
自転車用バックミラーはイロイロと使いましたが、スポーツ自転車に限って言えば、いまひとつイイのがありません。「使えないことはない」というレベルの製品が多いかも。ママチャリとかの実用車に付けるバックミラーには使いやすいものがあり、またそういう実用車ではあまりスピードを出しませんので、バックミラーが揺れたりしにくいなどの実用性も高かったりします。
でもスポーツ自転車だと、「あまり大げさなバックミラーは装着したくない」「装着位置が限られる」「前傾姿勢でも見やすいバックミラーが要る」「スピードが出がちなのでミラーが振動してブレて見づらい」など、いろいろなマイナス要素が。スポーツ自転車用バックミラーは品数がけっこうあり、つくりもそこそこ良いものが多いですが、実際に使ってみると「う~ん、イマイチ」という結果になったりしがちです。
やっぱり結局スポーツ自転車だと、走行スピードが速めでタイヤの空気圧も高めなので、路面の凸凹により車体が振動しがち。なので、車体に取り付けるタイプのバックミラーだと、どうしても振動でブレちゃいますネ。なかには振動に強くてミラーのサイズが大きいものもあったりしますが、取り付け位置が限られたりして、自分に合ったバックミラーを見つけるのは案外タイヘンだったりします。
筆者に激マッチしたのがコレ! ZEFAL「Z EYE」
バックミラーをいろいろと試してきましたが、最終的に筆者が使っているバックミラーはZEFAL(ゼファール)の「Z EYE」(公式ページ)。ヘルメットに装着するタイプのバックミラーです。「これこそサイコー!」ってほどの良さではありませんが、筆者にとっては最もフラストレーションが少ない使い勝手の製品です。
ヘルメットに装着するミラーなので、車体の振動の影響をほとんど受けません。また、顔はだいたい前向きのままで、少し顔を左右に動かす程度で後方を幅広く確認できるのも便利。顔を真っ直ぐ向けたときに後方の確認したいエリアが映るようにミラー角度などを調整しておけば、顔を前に向けたままで「視線をわずかに動かすだけで後方を確認できる」という利便もあります。
ただし難点も少々。ひとつはミラーが小型なので、確認できるエリアがやや狭いということ。また、小さなミラーを見て後方の様子を把握するのには、少々の慣れも必要です。でも慣れれば、僅かな視線移動で即座にで後方を確認できますし、首を少し動かせば後方の広い範囲を見渡す使い方もできます。
もうひとつ、ユーザーによっては「大きな難点」となる要素が。このミラーはヘルメット内側とこめかみの間に挟み込んでセットするわけですが、ユーザーによっては「こめかみが圧迫されて痛い!」となることも。
筆者はまさにソレでした。30分も使うと頭痛が。でも振動でブレたりしないし、顔の向きを変えずに後方確認できるし便利。自転車に装着する必要がなく、ミラー装着済みヘルメットさえかぶれば「どの自転車に乗ってもバックミラーが使える」という点も魅力的です。
結束バンドでミラーをヘルメットに固定!
このバックミラーをヘルメットの内側に装着すると、こめかみが圧迫されて頭痛に。じゃあヘルメットの外側に装着しよう! というコトでアレコレと試しました。結果、最も良かったのが「結束バンドを使ってヘルメットに固定してしまう」という方法です。↓こんな感じ。
ちなみにこのバックミラー、2010年頃に買ったものが現在でも使えています。週に2~3度の使用頻度で、途中3年くらいブランクがあったので、まあ大雑把に5年間くらいは壊れずに使えている感じ。ミラーの劣化や曇りも出ていません。扱い方にもよると思いますが、耐久性はなかなか良好です。ただ、ミラー部分は両面テープで固定されているだけなので、徐々に剥がれてくることが。その場合は強力で若干厚さのある両面テープを使い、貼り直せばOK。
てな感じで、バックミラーをヘルメットに固定しています。とある「ミラー必須派」の自転車野郎にこのヘルメットを見せたところ、「あ~このミラー、いいですね!」と目を輝かせていました。ユーザーによって合う合わないがあるバックミラーおよびその使用法ですが、ハマれば使いやすいですので、興味があればぜひお試しください♪