法林岳之・石川温・石野純也・佐藤文彦のスマホ会議(仮)

iPhone 18 Pro/18 Pro MaxとApple Watch 12は中身の進化に着目

 通信業界を中心に活躍するライター4人と編集長関口による「スマホ会議(仮)」。今回はiPhone 18 Pro/18 Pro Max、最新のApple Watchについて話し合っていきます。

メインカメラ注目のアップデートは「可変絞り」

関口
 今年もアップルの新製品発表が行われ、スマートフォンとしては、iPhone 18 Pro、18 Pro Maxの2モデルがすでに発売されています。

法林氏
 発表された製品も大事だけど、今年はラインアップに、無印とAirが出てこなかったことが重要。石野くんも記事を書いていたけど、端末購入プログラムを利用している人は、2年使ったあとの機種変更先がない状態になる。

法林氏

石野氏
 2年目まで月額1円みたいに極端に安くなる端末購入プログラムで買った場合、2年経ってから、月々の支払い額が急に高くなりますからね。iPhone 16の場合、ソフトバンクだと月々5000円以上になる。

石野氏

関口
 だからこそ、今年のiPhone 18 Proは、各キャリアが安く設定していますよね。

法林氏
 それでProに機種変更したら、重さにびっくりするだろうね。

佐藤
 今年のProは本当に重いですよね。

佐藤

法林氏
 持っていると嫌になるよね。去年からそうだけど。

石野氏
 やっぱりAirがいいなと思いましたね。

関口
 Apple Storeでは、Proが21万9800円から、Pro Maxが23万9800円からとなっています。

石野氏
 値段に関しては、この会議で前回話していた通りでしたね。無事に的中しました。メモリの高騰で100ドルほど上がって、そこに円安がのっかるという、わかりやすい値上げです。実際に使うと、思ったより可変絞りはいいなと思いましたね。特に料理の写真を撮るのにいいです。

石川氏
 石野さんが言っても、説得力がないな(笑)。可変絞りもそうだけど、アップルはAndroidメーカーがやってきたことに対し、後から美味しいところを持って行っている。Androidメーカーが可変絞りを搭載し、やめてきた理由の1つに、壊れやすさがあるはずなので、それをアップルがクリアできているのか。

石川氏

石野氏
 物理的に羽根が動いていますからね。

石川氏
 そう。なので、本体を落としてしまった時に壊れないのかが気になる。

法林氏
 センサー自体はソニーと共同開発なので、今までやっていたものの進化バージョンを搭載したとも言える。ただ、今やるべきことって、可変絞りなのかなという疑問もある。

石野氏
 可変絞りがあると、光芒が綺麗に撮影できます。あと、1インチセンサーとかだと、料理の写真を撮っても、一部分だけにピントが合ってしまって、料理全体はボケていたりするので、そういう失敗がなくなるのはいいと思います。ただ、そこに約22万円っていうのは、どうなんでしょう。

法林氏
 結局、iPhoneのカメラに何を求めるのか。絞り値を物理的に変えられるのは面白いけど、なぜAndroidメーカーがやめてきたのかというと、やっぱり耐久性の問題はある。そこがクリアできているのかは、これから見ていかないと。

石野氏
 あと、暗いところで撮影すると、相変わらずゴーストが出ますよね。逆に他のメーカーは、どうやって消しているのかが気になってきました。iPhoneでは散々指摘され続けているのに、そのままになっているということは、スマホのレンズだとゴーストが出るのが自然と思ってあえてやっているのかな? とも思えてきます。ゴーストくらいなら、機械学習で簡単に消せそうなのに、それをやらないのは、アップルの自然な写真に対するこだわりなのかも(笑)。それにしても、可変絞りは本当に壊れないのかが不安ですね。

法林氏
 結局、Androidで可変絞りを採用しているメーカーは、今はないんだっけ?

石野氏
 今のところはないと思います。

佐藤
 現役はないんじゃないですかね。少し前はnubiaなどがやっていましたが。

石野氏
 韓国がやり、日本に渡ってきて、中国に行き、ついにアメリカにたどり着いた。

法林氏
 Androidメーカーがやめた理由として、壊れるという話もあるし、最近は画像処理で、被写界深度を変えられるのが、当たり前になっているからね。

石野氏
 あと、絞りってカメラの要素としてはまあまあマニアックな部分なので、あまりウリにはならなかったんじゃないですかね。

石川氏
 一般のユーザーに伝わらないよね。

関口
 ズームとかの方が、わかりやすいですよね。

石野氏
 そうですね。一般の人に、料理の写真を撮るときに、絞り値を変えるといいよって言っても、わからないですから。

佐藤
 そもそも、スマートフォンで写真を撮るときに、設定はあまりいじらないですよね。

石川氏
 iPhoneのProシリーズは、一応プロ仕様っていうことになっているからね。

石野氏
 シャオミがやった時も、Ultraモデルでプロ仕様としていましたが、結局ライカのカメラって言った方がわかりやすいし、望遠が優れていた方がいい。

石川氏
 ただ、標準モデルとの差別化をしていこうと思ったら、こういう方向に進むよね。

石野氏
 なので、次のiPhone Proで可変絞りが残っているのかに注目ですね。

法林氏
 2世代くらいは続くんじゃないかな。あとはソフトウェアとの兼ね合いだね。

外観は変わらずも内部の進化は著しい

石川氏
 それから、今年のiPhoneはモデムにApple C2が搭載されて、アメリカではミリ波に対応しているのに、日本では対応しない。

石野氏
 日本のキャリアの基準を満たすのが難しかった可能性はありますよね。アップルのモデムとしては初のミリ波対応なので、最初から日本でもとなると、リスクもあると思います。アンテナも対応しないといけないので、コストもかかります。

石川氏
 でも、ミリ波のアンテナなんて、波長が短いじゃん。

法林氏
 問題は、ほかの周波数の利得に影響が出ないか。アンテナが小さいが故に、配置は結構難しいと思う。

石川氏
 結局、日本ではBand21への対応が優先されている気がする。

石野氏
 あと、キャリアが要求する水準が高い。

法林氏
 iPhoneに関しては緩いけどね。

石川氏
 ミリ波なんて、繋がったらラッキーくらいなものですからね。

法林氏
 ミリ波は難しい時期だよね。KDDIと京セラが作っている中継器もそうだし、環境としてはミリ波を整備していく方向に進んでいて、場所も増えてくる。

石野氏
 でも、まだ増えて“くる”くらいの段階なんですよね。

法林氏
 そう。その段階で対応するかというと、アップルはやらないよね。

石川氏
 円安、部材高騰っていうタイミングでもあるので、ここでミリ波まで対応して、端末価格がさらに上がることは許容できないですよね。

法林氏
 Band11、Band21対応のため、ミリ波が見送られているのは、日本ローカルの話なので、仕方のない部分でもある。ただ、今後使用する周波数が変わるわけではないので、どう折り合いをつけていくのかは、キャリアとアップルの腕の見せ所。

石野氏
 アメリカ版の18 Pro Maxは、クアルコムのモデムなんですよね。

石川氏
 契約が残っているんだと思う。いきなり減らすのではなく、徐々に移行していく。

関口
 7月時点で、クアルコムのアップル向けモデム供給が、従来の想定を下回ったというお話がありましたね。

石野氏
 ここまで早く切り替えられるとは、思っていなかったのかもしれません。

法林氏
 それでも、クアルコムにとって、アップルが大口であることに変わりはないんじゃない?

石野氏
 でも、今回から相当小口になっていますよね。Pro Maxだけですから。

石川氏
 なにはともあれ、そこまでモデムを作ったアップルはすごいなと思います。使っていて、そんなに不満もない。

法林氏
 無線はわからないことが多いから、博打の部分はあるけどね。散々難しいと言われていた中で、作ってきたことはすごい。

石野氏
 しかも、まだできて数年です。

石川氏
 できるまでに時間がかかっているけどね。

法林氏
 蓄積はあるよね。

石野氏
 あと、インテルの資産が入っていたりもするので、ゼロベースではないですし。

見た目ではわからない進化が多数

石川氏
 18 Pro、18 Pro Maxは、これだけデザインが変わっていない中で、中身が驚くほど変わっている。ベイパーチャンバーもそうだし。

佐藤
 冷却性能は相当良くなっていますね。正直、A20 ProがA19 Proからどれだけ進化をしたかって、普通に使っているだけではわからないんですけど、こと冷却においては、改善されていることが肌で感じられます。ゲーミングスマホかと思うくらいですよ。

石野氏
 iPhoneのゲーム性能は、昔から優秀だしね。CPUだけじゃなくて、GPUやMetal API(3Dグラフィックスや汎用計算用API)が優秀と言われていて、ハードとソフトの両方がいいので、サクサク動く。

石川氏
 ゲームメーカーからしても、iPhoneは機種が限られているので、調整しやすい。Androidは、各メーカーに合わせて調整しなければならないので、当然差が出てくるよね。

石野氏
 カレンダーアプリを自作してよく分かりましたが、Androidは、AIに強いと言っても端末によってGeminiのバージョンが違うので、返ってくる答えが変わって、扱いづらいです。

石川氏
 そうだよね。だからアップルは、選択肢が少ないけど、アプリのエコシステムが盛り上がる要因になる。

法林氏
 クローズドであり、統一環境であるがゆえの強み。

石野氏
 ただ、去年のコズミックオレンジみたいな、爆発的に売れそうな色がないですよね。

石川氏
 今回はDuoの発売時期を後ろにずらしたことで、盛り上がりに若干欠ける。デザインもあまり変わっていないからね。明らかに予約しやすかったので、売り方はこれで良かったのかなという疑問はある。

石野氏
 今回の色は、ちょっと地味というか、中国ウケしなさそう。コズミックオレンジは、中国でめちゃくちゃ人気でしたよね。

法林氏
 オレンジとか金、赤とかは中国で人気だよね。

石野氏
 そうですね。あと、コズミックオレンジは、エルメスのオレンジに似ていると言われていて、高級感があるとする人が多かった。結果、中国メーカーがみんなパクってオレンジを出していました。今回は、シャオミがPOCOでちょっとパクるくらいで終わりそう。

法林氏
 あと、18 Proの話だと、アンダーディスプレイカメラと同じしくみを応用したアンダーディスプレイ赤外線センサーが話題になったね。

石川氏
 Face ID用のカメラですね。

石野氏
 赤外線センサーをディスプレイの下に埋め込んでいるんですよね。センサー部分だけディスプレイの解像度を落とすことで、透過できるようにしつつ、その部分は画面輝度をあげて、見た目ではわからないようにしている。

法林氏
 Duoに搭載されているアンダーディスプレイカメラと、基本的には同じ技術。面白い工夫だよね。

石川氏
 結果、保護フィルムメーカーは苦しんではいますが。

法林氏
 サイズは去年と同じだからね。流用できるかと思ったら、そのままではダメだった。センサーを気にしなければ、ディスプレイ側は去年のフィルムでも問題はないけど、背面のカメラ部分を保護するフィルムは、サイズが合わない。

石野氏
 あと、今回はDynamic Islandが小さくなりましたが、果たして小さくなることに意味があるのか。

石川氏
 小さくしすぎると、パンチホールカメラになる。パンチホールカメラを隠すためにDynamic Islandを搭載したのに、ここにきて矛盾が発生している。アップルとしては、アンダーディスプレイカメラだと画質が落ちるので、折りたたみ以外には載せにくい。画質をあげる技術などが出てこないと、Dynamic Islandの限界が来てしまう。

石野氏
 このまま小さくしていったら、せっかくソフトも作ったのに、活用できなくなっちゃいますよ。

石川氏
 「パンチホールを隠すために、画期的なことをしている。さすがハードとソフトを同時に作っているアップルだ」って褒めたのに、そのロジックが破綻しそう(笑)。

石野氏
 完全に無くすならわかるんですけど、赤外線を外に出してまで、Dynamic Islandを小さくする意味があるんですかね。一方でDuoは、Nano-textureディスプレイのカメラ部分を調整している。なかなか“クレイジー”な取り組みですよ。

石川氏
 Proシリーズでは赤外線センサーを埋めて、Duoではカメラを埋めたので、これらが今後どうなるのかが注目。

石野氏
 両方を採用すると、ついに折りたたみではない普通のiPhoneでも、アンダーディスプレイカメラになると。

石川氏
 ただ、画質の問題がある。アンダーディスプレイカメラは、どうしても画質が落ちるので、サムスンはやめてしまった。アップルの人に聞いたら、Duoのアンダーディスプレイカメラは、「FaceTimeカメラ」であり、自撮りをするものではないと言っていました。

石野氏
 確かに、フォルダブルスマートフォンで自撮りをするときは、大体閉じているので、メインディスプレイ側のカメラは使わないですよね。開いているときのカメラは、ロック解除だったりビデオ会議だったりに使うだけで。iPhone Duoはロック解除はできませんが。

石川氏
 そうそう。だから割り切ってもいい。あと、アウトカメラで、被写体が止まったタイミングでシャッターを切る「スマート撮影」機能もある。

法林氏
 じゃあ、Xiaomi 18 Proみたいな、背面にもディスプレイをつけたものが流行る?

石野氏
 もしiPhoneに背面ディスプレイが採用されると、ディスプレイ側はFaceTimeカメラでよくなるので、アンダーディスプレイカメラでよくなるかも。しかし、背面ディスプレイが流行るかはわかりませんね。

法林氏
 Nothingはちょっと違うけど、背面に有機ELディスプレイを搭載するのは、みんな真似してきそうじゃない?

石川氏
 プロ仕様だからっていうのもありますよね。撮られている側として、モニターとして使えるというニーズはありそう。

法林氏
 進化の方向性としてはありだと思う。

新機能対応はどのキャリアが一番手となるか

石川氏
 あと、2つのiPhoneを1つの番号で使える機能は、日本のキャリアが対応していないので、どこがいち早く対応してくるのかが注目かな。

関口
 KDDIがいち早く対応しそうですよね。

石野氏
 こういうの好きそうですよね。ただ、ワンナンバーフォンの実績があるので、意外とドコモが早いかも。

法林氏
 それで言うと、Apple Watchの5G RedCapの対応が早かったソフトバンクかもよ。

石川氏
 確かに、ソフトバンクは最近前のめりですからね。

関口
 そもそもですが、この機能って便利に使えますかね。

石野氏
 仕事のときはDuo、休みの日はAirみたいな形で使えるといいんじゃないですかね。

石川氏
 コンビニに行くときに、Duoを持っていくのかと言われると厳しいので、ちょっと外に出るときにAirを持っていけるなら便利ですよね

石野氏
 Duoはカバンに入れたままにしておく、とかもできます。

佐藤
 みなさん、そんなにiPhoneを2台持っていますかね。

石野氏
 持ってない人の方が圧倒的に多いでしょうけど、持っている人からすれば、番号が分かれていると不便なので、あって困る機能ではない。

法林氏
 スマートフォンの形が多様化してきたからこその機能だよね。

石野氏
 これでAirもさらに輝きますよ。

法林氏
 ただ、DuoとAirを買うと、合わせて50万円コースだからね。そこは冷静に考えて欲しい。

石野氏
 Airは去年買っているからノーカウント(笑)。

関口
 スマートウォッチとスマートフォン、タブレットとスマートフォンという組み合わせなら、まだわかりやすいんですけどね。

石野氏
 でも、意外とウォッチで電話はしなくないですか?

法林氏
 端末を常に持っているかっていう問題はあるよね。僕は帰宅すると、スマートフォンを仕事部屋の充電台に置いてしまうので、他の部屋に居るときは手元にないことがある。下手したら、スマートウォッチも充電していて、電話に一切気が付かないことが多々ある。そういう意味では、もう1台、軽いスマートフォンを手元に置いておいて、いつでも電話に出られる状況にしておくっていう考え方はある。

関口
 もう1つ気になった話題として、AirDropが最大80%高速化するというものがあります。これは、規格が変わるという理解でいいんですかね。

石川氏
 AndroidメーカーがどんどんAirDropに対応しているので、アップルは自社製品ならより早いですというアピールをしている格好ですよね。Androidだと遅いので、iPhoneに買い替えてねっていう。

法林氏
 対抗策ではあるけど、世の中的な反応としては、Androidでも繋がるんだねっていう方向だと思うよ。

石川氏
 最後の悪あがき的な。iMessageも、RCSに対応するときに、動くメッセージが送れるといったアピールをしていたので、今回も最後の知恵を絞って、速さを訴求している。

石野氏
 塞ぐよりは健全でいいですよね。

未発表の無印、Air、eシリーズはどうなる

関口
 今回はProシリーズと折りたたみモデルのみが発表されていますが、無印はどうなるんでしょうか。

石野氏
 どうなんでしょうね。Air 2の噂はまだ残っていますが、Airに超広角カメラが搭載されたら、機能的にはほとんど無印と変わらなくなります。統合されるという噂もありますよね。

石川氏
 実質Air 2のものを標準モデルにして、iPhone eシリーズが残るとか。無印とAir、eを3台同時に出すとは考えにくいので、カメラが1つのiPhone eと、カメラが2つになったAir 2にするんじゃないですかね。

法林氏
 iPhone 18という型番がなくなるというわけではなく?

石川氏
 iPhone 18という名前は残るけど、中身は実質Air 2みたいな。

佐藤
 でも、標準モデルで電池持ちが悪くなるのは、結構致命的じゃないですか?

石野氏
 そこは、シリコンカーボンバッテリーなどを使って、バッテリー容量を上げるとか。

法林氏
 シリコンカーボンバッテリーを使っても容量は増えるけど、そんなに劇的に駆動時間は伸びないんじゃないかな。

関口
 ただ、ユーザーからすると、それくらい違いがあれば、選びやすいですね。

石川氏
 そうですね。無印とeを同時に出しても、カメラの数が違うくらいですから。

石野氏
 無印とeの差もあまり出ないし、カメラが2つになったAirと無印も、選びにくくなります。

法林氏
 eシリーズは、とにかく値段を下げて、会社などに導入してもらう方向だから、スペック的にはあまり追求しないよね。

石野氏
 なので、eシリーズがなくなるとは考えにくいです。かと言って、無印とAirのすみ分けも難しいので、統合はあり得ると思います。

キャリアモデルの販売価格、戦略はいかに

関口
 各キャリアからの販売価格も出ています。ドコモは、発表後に2回も価格を変更していましたね。

石川氏
 ドコモって、土日は働かないんですね(笑)。

法林氏
 働かないっていうか、働けないからね(笑)。

石川氏
 去年までのドコモは、価格を出すのが遅くて、予約が始まってから金額を出していましたが、今回は最初に出して、土日はだんまり。週明けに2回も価格を変更しました。

石野氏
 結局、各社がソフトバンクに引っ張られて、月額約1000円に近づいていきました。かなり安くなりましたね。

法林氏
 3社とも、MNPで競争はしないと言っておきながら、結局やっている。

石野氏
 ただ、MNPしてiPhoneを購入する人は、ある意味健全というか、少なくとも支払いを終えるまでは契約キャリアを変えないでしょう。逆に気になったのは、機種変更とMNPの価格が違いすぎるところ。昔からそうと言えばそうなのですが、ソフトバンクは一時期、機種変更も安くして、流出防止に動いていたのに、今回は差が大きいです。こうすると、MNPで逃げる人は出てきますよね。

法林氏
 SNSを見ていたら、UQ mobileとワイモバイルを2年ごとに往復しているという人もいた。キャリアとして、それをいつまでも続けていていいのかとは思うけど、なかなか直らないね。

関口
 それにしても、1年で返却しても、実質負担額は10万円以上となると、なかなか厳しいですね。

石野氏
 これなら、SIMフリーで購入して、1、2年後に売ってしまったほうが安く済みますよね。

石川氏
 MNPで端末を安く買ってから、料金プランを変更するといったことはできますが、それでもキャリアで買うと高くつきますよね。端末代金だけでなく、保証サービスも加入が必須なので、安くならない。素直にSIMフリーで買う、Apple Storeで8800円の割引を受けるくらいがいいよね。

石野氏
 今年に関しては、去年のモデルの価格が上がっているので、1年での買い替えなら、かなり出費を抑えられますよね。

石川氏
 こう考えると、iPhoneを買っておくのが、一番損をしないよね。

踏み込んだ進化を果たしたApple Watch 12

関口
 新製品としては、Apple Watch 12も注目ですかね。

法林氏
 中身がかなり進化しているよね。ここまでヘルスケア機能のためにパーツをしっかりと作っているメーカーは、なかなかない。

石野氏
 フォトダイオードが変わって精度が上がり、検出回数が増えたことで、準備度が出せるようになった。

石川氏
 ただ、準備度がなかなか出ないんだよね。

佐藤
 普通に出るようになるまで、1週間はかかるとされています。

石川氏
 毎日つけているけど、アップデートがかかって記録がとれていなかったり。

法林氏
 今までのスマートウォッチは、運動系に進んでいたのが、メンタルヘルスを含めた健康管理に進んだね。

石野氏
 運動ばっかり促されると、逆に疲れちゃいますから。

石川氏
 新しい機能として、相手が言ったことを見返すとか、1日の重要なことを振り返る機能は、Apple Intelligenceを活用する流れができ始めているし、最近流行っているAIボイスレコーダーみたいな製品を、一気に潰しかねないインパクトがあります。日本語ではまだ使えませんが。

関口
 相手が言ったことを、そのまま書き起こしている機能には驚きましたが、セキュリティ的にはどうなんでしょうか。

法林氏
 アメリカって、日本よりも録音とかに厳しいよね。

石川氏
 Audio Intelligenceは、録音はしていないんですよ。あくまで認識しているだけ。

石野氏
 音声データは残らない。

佐藤
 文字起こしをしたテキストだけが残っているということですよね。

石川氏
 酔っ払いながら話したことも、全部残ってしまう(笑)。

関口
 結構踏み込んだ機能ですよね。

石川氏
 なので、発表までは今年は買い換えずにいようと思っていましたが、これは買わないとダメだと思いましたね。

佐藤
 僕も、1年で買い換えました。

法林氏
 日本語はまだだけどね。

石川氏
 ただ、年内には対応予定となっています。