山根康宏の「言っチャイナよ」
5Gスマホもついに1万円台に、折りたたみスマホも新製品が登場
2020年10月27日 06:00
スマートフォン市場で勢いを増す中国メーカーの新製品の動きを香港在住の携帯電話研究家、山根康宏がまとめる「言っチャイナよ」。今回は2020年9月に中国で発表された5Gスマートフォンを紹介する。
Realmeからついに1000元を切る格安端末が登場、Royoleは折りたたみスマートフォンの2世代目モデルを発表した。
999元の激安5G端末、「Realme V3」発表
市場で初めてとなる1000元を切り、999元(約1万7000円)という低価格端末。ディスプレイ解像度とカメラ性能を抑えることで低価格化を実現した。
【発表日】 | 2020年9月1日 |
【価格】 | 999元(約1万7000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 720 |
【ディスプレイ】 | 6.5インチ1600x720ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 1300万広角+200万マクロ+200万深度測定 |
【インカメラ画素数】 | 1600万(水滴型ノッチ) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+64GB、6GB+128GB、8GB+128GB |
【バッテリー】 | 5000mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n41 / n77 / n78 / n79 |
5Gデュアル待ち受けと33分満充電対応の「Realme V7」
チップセットにメディアテックのDimensity 800Uを搭載し、5G+5Gのデュアル待ち受けに対応。独自の急速充電技術「SUPERDART」は65Wに対応し、4300mAhのバッテリーを33分で満充電できる。
【発表日】 | 2020年9月1日 |
【価格】 | 1799元(約2万8000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 800U |
【ディスプレイ】 | 6.4インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ+200万白黒 |
【インカメラ画素数】 | 3200万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+128GB、8GB+128GB |
【バッテリー】 | 4300mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n41 / n77 / n78 / n79 |
高速CPUと高即駆動ディスプレイを搭載したエンタメマシン「Realme V7 Pro」
同時発表されたRealme V7の上位モデル。V7の基本機能に加え、ディスプレイを6.55インチ、120Hzの高速駆動タイプに変更。チップセットはDimesity 1000+を搭載。Dolby AtmosとHi-Res音楽に対応し、液冷式の冷却機構も搭載しゲームやエンタメ利用にも適している。
【発表日】 | 2020年9月1日 |
【価格】 | 2198元(約3万5000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 1000+U |
【ディスプレイ】 | 6.55インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
【インカメラ画素数】 | 3200万(ディスプレイ埋込) |
【RAM/ROM構成】 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
【バッテリー】 | 4220mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1(SAのみ) / n3(SAのみ) / n41 / n77 / n78 / n79 |
世界初のカメラ埋め込みディスプレイを搭載するZTE「AXON 20 5G」
フロントカメラをディスプレイの上部内側に埋め込んだ「Undear Display Camera」を搭載する世界初の製品。なお日本で発売された楽天モバイル「Rakten BIG」のベースモデルと見られている。
【発表日】 | 2020年9月1日 |
【価格】 | 2199元(約3万5000円)から |
【チップセット】 | Qualcomm Snapdragon 765G |
【ディスプレイ】 | 6.92インチ2460x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ+200万白黒 |
【インカメラ画素数】 | 3200万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+128GB、8GB+128GB、8GB+256GB |
【バッテリー】 | 4500mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n28 / n41/ n78 / 79 |
スペックを抑えた1000元台半ばの5G普及モデル「Huawei Enjoy 20」
カメラを1300万画素、ディスプレイも1600x720ピクセルとしコストを抑えたファーウェイの低価格5Gモデル。
【発表日】 | 2020年9月3日 |
【価格】 | 1699元(約2万7000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 720 |
【ディスプレイ】 | 6.6インチ1600x720ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 1300万広角+500万超広角+200万深度測定 |
【インカメラ画素数】 | 800万(水滴型ノッチ) |
【RAM/ROM構成】 | 4GB+128GB、6GB+128GB |
【バッテリー】 | 5000mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n38 / n41/ n78 / 79 |
中国全キャリア5G対応、高速ディスプレイ搭載の「Huawei Enjoy 20 Plus」
90Hz高速駆動ディスプレイと40W急速充電に対応。5Gは7バンドと全キャリア対応を謳う。チップセットは下位モデルEnjoy 20と同じDimensity 720を搭載する。
【発表日】 | 2020年9月3日 |
【価格】 | 2299元(約3万6000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 720 |
【ディスプレイ】 | 6.63インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 4800万広角+800万超広角/深度測定+200万マクロ |
【インカメラ画素数】 | 1600万(ポップアップ) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+128GB、8GB+128GB |
【バッテリー】 | 4200mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n38 / n41/ n77 / n78 / 79 |
Reno 4シリーズの下位モデル「Reno 4 SE」
OPPOの主力モデル「Reno 4」シリーズの中の下位モデルという位置づけ。チップセットにDimensity 720を搭載、カメラは3眼に抑えた。65W急速充電は4分の充電で4時間の利用が可能になる。
【発表日】 | 2020年9月21日 |
【価格】 | 2499元(約3万9000円)から |
【チップセット】 | MediaTek Dimensity 720 |
【ディスプレイ】 | 6.43インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 4800万広角+800万超広角+200万マクロ |
【インカメラ画素数】 | 3200万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
【バッテリー】 | 4300mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n41/ n77 / n78 / 79 |
折りたたみディスプレイの2世代目モデル「Royole FlexPai 2」
2018年に世界初の折りたたみディスプレイを発表したRoyoleの2世代目となる端末。ディスプレイサイズは同じだが完全に折りたためるギャップゼロ構造とした。180万回の折り曲げ回数に耐えうる。マルチウィンドウ表示に対応するなど使い勝手も高められている。7.2インチディスプレイは折りたたむと表が5.5インチ1440x900、裏面が5.4インチ1440x810となる。
【発表日】 | 2020年9月22日 |
【価格】 | 9988元(約15万7000円)から |
【チップセット】 | Qualcomm Snapdragon 865 |
【ディスプレイ】 | 7.8インチ1920x1440ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+3200万ポートレート+1600万超広角+800万望遠 |
【インカメラ画素数】 | 無し |
【RAM/ROM構成】 | 8GB+256GB、12GB+512GB |
【バッテリー】 | 4450mAh |
【5G NR対応バンド】 | nn1 / n3 / n5 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 / n79 |
主力モデル「Mi 10」の兄弟モデル「Xiaomi M 10T」は144Hzディスプレイ搭載
グローバル向けモデル。Mi 10シリーズと一部スペックを変え、兄弟モデルとして併売される。144Hz駆動のディスプレイを搭載、カメラには多彩なエフェクト機能を搭載する。
【発表日】 | 2020年9月30日 |
【価格】 | 499ユーロ(約6万2000円)から |
【チップセット】 | Qualcomm Snapdragon 865 |
【ディスプレイ】 | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+1300万超広角+500万マクロ |
【インカメラ画素数】 | 2000万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+128GB、8GB+128GB |
【バッテリー】 | 5000mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 |
1億800万画素カメラ搭載で価格を抑えた「Xiaomi M 10T Pro」
グローバル向けモデル。Mi 10Tのメインカメラを1億800万画素としつつ価格は599ユーロに抑えた。メモリは高容量モデルのみで256GBを搭載する。
【発表日】 | 2020年9月30日 |
【価格】 | 599ユーロ(約7万4000円)から |
【チップセット】 | Qualcomm Snapdragon 865 |
【ディスプレイ】 | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+1300万超広角+500万マクロ |
【インカメラ画素数】 | 2000万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 8GB+128GB、8GB+256GB |
【バッテリー】 | 5000mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 |
3万円台で買えるMi10Tファミリーの低価格機「Xiaomi M 10T Lite」
グローバル向けモデル。Mi 10Tシリーズ最下位モデルでSnapdragon 750Gを世界初搭載。低価格モデルながらディスプレイリフレッシュレートは120Hz、6400万画素をふくむクワッドカメラを搭載する。
【発表日】 | 2020年9月30日 |
【価格】 | 279ユーロ(約3万5000円)から |
【チップセット】 | Qualcomm Snapdragon 750G |
【ディスプレイ】 | 6.67インチ2400x1080ピクセル |
【リアカメラ画素数】 | 6400万広角+800万超広角+200万マクロ+200万深度測定 |
【インカメラ画素数】 | 1600万(パンチホール) |
【RAM/ROM構成】 | 6GB+64GB、6GB+128GB |
【バッテリー】 | 4820mAh |
【5G NR対応バンド】 | n1 / n3 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n41 / n77 / n78 |