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工藤 |
端末のデザインはP502iにちょっと似ていてスマート。液晶はモノクロ4階調で和音は3和音だが、この端末の場合、そういうことはあまり問題ではない。なにしろ、ケータイで初めての、オープンネットワーク対応端末なのである。ケータイでDNSアドレス設定をする日が20世紀中に来るとは思っていなかった。これは大きな変化だと思う。現状ではまだ一般受けする機能ではないけれど、確実に一定のニーズがあるはず。DNSアドレス設定などが出てくることでもわかるとおり、この端末はパソコンに慣れていて、パソコンに来るメールをケータイでも受けたい人におすすめ。文字表示も1画面100文字と多いし、メールのサイズは16KBまで。テキストベースならほぼすべてのメールが受け取れると思う。ここまで来ると、SDカードスロット搭載など、外部記録メディアが欲しくなる。ご検討ください>アステル様。
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湯野 | アステルユーザー期待の新端末。iモードと同じCompact HTMLで記述されたWebページが見られるのが何と言っても嬉しい。設定画面では、POP3、SMTP、DNSなどなど、インターネット用語が連発だったりするので、インターネット・チンプンカンプンという人には使いこなすのは難しいかもしれない。その反面、インターネット・バリバリというユーザーには持って来いの端末。
で、Webのブラウジング。iモード端末などと比較すると、ネットに接続するときの最初の認証のところで、やや時間がかかるようだが、接続してしまってからは32kbpsなので、当然9.6kbpsのiモード端末よりも素早くサイトにアクセスできる。
そして、着信メロディの自作機能。ピアノロール風の入力インターフェイスでよくできているのだが、使いこなすには少々慣れが必要。慣れてしまえば、曲全体のイメージもつかみやすい。これで音色が少し選べるようになっていれば…。
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白根 | ドットiは、PCで使っているメールアドレスやアクセスポイントをそのまま使えてしまうというユニークなケータイインターネットサービスである。AJ-51はそのドットi対応端末第1弾だ。モノクロ4階調液晶・3和音着メロ(着メロはTTNetの登録商標だったりする)は、昨今のケータイのトレンド、カラー液晶・16和音着信メロディーに比べると地味ではあるが、そのほかの点は非常に堅実にできている。
キー配置は少々奇妙。端末中央のボタンは上下カーソルボタンで、中押しはない。その左右にあるボタンが左右カーソル、画面下の3つのボタンがフレキシブルキーとなり、いちばん左が「決定」などの機能が割り当てられる。メニュー操作は、AJ-51の機能がそれほど豊富でないこともあり、わかりにくくはないと思う。というか、実は以前から同じくJRC製のアステル端末AJ-32を使っているわたしからすると、ボタン配置もメニュー構造もわかりやすかったりする。AJ-32と同じく、左右キーでメニューの階層を行き来できるという方式は、個人的に気に入っている。
メールの閲覧はなかなか快適。最大10字×10行の表示ができるので、PCから来た長文メールでも読むのが苦ではない。1個のメールサーバーならば30秒以内の特別料金5円でもメールチェックができるので、朝の通勤前のちょっとした暇に最適。メールボタン長押しで「前回メールチェックしたサーバーにアクセス」というのも、手間を感じさせないでナイス。「文字」ボタンの短押しが下スクロール、長押しが上スクロール、というのは少々奇妙な気もするが、電車の車内などでは親指が「文字」ボタンにくようにグリップしたままでメールを読めるのは悪くない。
ドットiの最初の端末が堅実な出来のAJ-51であることは良いと思う。モノクロであるが、J-SH04からメールで送られた撮影画像も見られたし、3和音であるがメロディダウンロードには対応する。ドットiの基本機能には完全対応だ。遊びの要素が強い端末ではないが、ケータイにやって欲しいことが、通話とメールのチェック、それとちょっとした調べモノのみ、という人には、AJ-51はかなりベストチョイスだと思う。使いこなすには少なくともPOPがナニをするものだかくらいは理解しておきたいが、そのくらい朝飯以前なPCユーザーにはかなりオススメ。そんなわけでわたしは早速愛用中。
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齋藤 | 見てくれは最近の端末っぽいけれども、機能はドットiによるインターネットアクセスに絞られている。モノクロ4諧調ながら、全角100文字を表示できる液晶画面はドットi端末の証。ダイアルアップ先は4つ設定できるので、PCで使っているプロバイダはもちろん、会社や自宅の内部アクセスポイントも利用できるのがうれしい。ダイアルアップとは別にメールサーバーも4つ設定可能で、マルチアカウント機能付きメーラーとしても利用可能だ。遊びの要素は着メロの入力とダウンロード程度で、ドットiの利用が中心で余計な機能は要らないという人にはいいかも。
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