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東京電話アステル、「ドットi」のサービス詳細を発表

 東京電話アステル(TTNet)は、同社のPHS向けインターネットサービス「ドットi」の料金など詳細を発表した。

 ドットiは、PPPやPOP3などのPCでも使われている一般的なインターネット接続方法を利用した、同社のPHS向けインターネットサービス。対応端末はPPPによりインターネットに接続し、コンパクトHTMLに対応したWebサイトの閲覧や、POP3に対応したメールサーバーにアクセスできる。

 ドットiの提供開始日は12月15日。ドットiは標準サービス扱いとなり、対応端末のユーザーは別途サービス申し込みや月額料金を支払うことなくドットiのサービスを利用することができる。ドットiの専用アクセスポイントを利用する場合、料金プラン・距離・時間帯に関係なく10円/分の通信料金のみでインターネットに接続することが可能。

 このほか、一般のプロバイダのアクセスポイントを利用することもでき、その場合、通常のデータ通信料金が適用される(PIAFS非対応のアクセスポイントを利用する場合はプロトコル変換料金10円/分が別途必要)。東京電話インターネットなど「@6」に対応したプロバイダの場合、6円/分の通信料金でインターネットに接続することも可能。なお、通常のプロバイダのアクセスポイントを利用した場合でも、位置情報などの機能が利用できる(ユーザー認証はできない)。

 ドットi対応端末では一般のプロバイダのメールサービスを利用できるが、ドットi専用のメールサービスもあわせて提供される。ドットiのメールサービスでは、現在MOZIO eメールで提供されているのと同じ「(ユーザー名)@phone.ne.jp」のアドレスが利用でき、既存のMOZIO eメールユーザーは、同じアドレスを引き続き使える。なお、ドットiのメールサービスでは無料の着信通知が行なわれるが、サービス開始当初は再送機能はない(2001年2月以降に再送機能追加予定)。着信通知にはメール本文は含まれないが、着信通知を受けると自動的にサーバーからメール本文をダウンロードする自動受信機能がドットi端末に搭載される。

 メールは、1通あたり最大16KB(添付ファイルを含む)まで端末にダウンロードできる。それ以上のメールの場合は「限度以上のメールがサーバーにある」という通知のみが端末に送られる。また、メールに添付されたGIFおよびPNGの画像を閲覧できるため、原理的にはJ-フォンのロングメールやauの@mailと画像のやり取りすることもできる。

 ドットiのメールサービスには、アステルのPHSとPCを利用してメールを読む「@phoneメールアクセス」と、ドットiのブラウザを使って16KB以上のメールを読む「Webメール」の追加機能も提供される。

 「@phoneメールアクセス」では、アステルのPHSにデータ通信アダプタを接続することで、PC上の一般的なメールソフトからドットiのメールを送受信できる。従来のMOZIO eメール対応端末からもMOZIO eメールのアドレスで同様の機能を利用可能。




 一方の「Webメール」は、ドットiのブラウザから閲覧できるWebメールサービスで、ドットiのメールアドレスで受信した最大396KBのメールを閲覧することができる。メールに添付されたテキスト、GIF、PNG、メロディ、コンパクトHTMLなどのファイルの中身を確認し、他のアドレスに転送することも可能。

 コンテンツサービスとしては、ドットi専用のメニューサイトが用意され、サービス開始時には43のドットi向けサイトがメニューサイトからアクセスすることができる。メニューサイトにあるサイトはいわゆる「公式サイト」であるが、ドットi独自の位置情報機能やユーザー認証を行わない限り、PCからもアクセスできる。

 来年早々からは課金代行サービスも開始される見込み。位置情報機能はどのアクセスポイントを用いた場合でも利用することができるが、ユーザー認証や課金サービスはドットiのアクセスポイント以外からは利用できない。

 なお、現在のところドットiのサービスを発表しているのはTTNetだけだが、他のエリアでも順次、ドットiが導入される見込み。料金については地域によって異なるが、TTNetで契約した場合はローミング中もTTNetの料金が適用される。アステルグループ内には、定額制のデータ通信料金を採用している地域会社もあり、その地域でドットiが導入される場合は定額料金でドットiが利用できる可能性もある。



URL
  ニュースリリース
  http://www.ttnet.co.jp/news/news_h12/h121130.html
  サービス詳細
  http://www.ttnet.co.jp/tokyodenwa_astel/doti/index.htm


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(白根 雅彦)
2000/12/01 16:50

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