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ケータイ新製品SHOW CASE
D800iDS(ブラック)
2007年2月9日発売



正面のボタンは「発信」「クリア」「切断」の3個のみ。数字ボタンやカーソルボタンなどの代わりにタッチパネル式ディスプレイが搭載されている 左側面にシャッターボタン、マルチタスクボタンがある

ストラップにつけられるスタイラスが付属する イヤホン端子は左側面。そのすぐ上に赤外線通信ポートがある

ボタン側背面にカメラを搭載する。ストラップ穴はヒンジ部の左右にある サブディスプレイは搭載しないが、背面のLEDで時刻などを表示できる

10キーモード

 上のディスプレイと下のタッチパネルディスプレイに表示されるインターフェイスは、「10キーモード」と「6キーモード」、「3キーモード」の3種類が用意されている。そのうち「10キーモード」は通常のケータイに近いインターフェイスとなっていて、メニュー中では基本的に、「項目をカーソルで選び、決定ボタンを押す」というスタイルになる。メニューデザインは従来の三菱電機製FOMAに準じている



待受画面におけるカーソルボタンの表示。4つのソフトボタンに割り当てられている機能に応じ、タッチパネルディスプレイの表示も変わる メニュー画面におけるカーソルボタンの表示。カーソル下のテンキーを押すと、タッチパネルディスプレイの表示がテンキーに切り替わる テンキーモードでの表示。通常のケータイ同様に、数字で機能を呼び出すことも可能

カーソルと数字ボタンを切り替えるデザインのほか、カーソルと数字ボタンが一緒になったデザインもある カーソルと数字がいっしょになったデザインでも、ソフトボタンの表示は状況によって変わる


メニューデザインを着せ替えると、待受画面などとともにボタン側のデザインも変わる 数字ボタンのデザインも変わる デザインに応じて配色なども変わる

文字入力

 文字入力は、従来のケータイのような入力方式、2タッチで入力する方式、手書き方式のがある。手書きは漢字は認識せず、ひらがなを入力して変換する形式。「ひらがな」「英字」などの入力モードを切り替える。



手書き入力時は、手書きしたあと、表示される3つの候補から1つをタッチして入力する 予測の候補選択はタッチパネル側に候補を表示させて行なえる 文字入力時向けのカーソル画面も用意されている

14字×15行表示 11.5字×12行表示 9.5字×10行表示

カメラ撮影画面。高解像度画像も縦に構えて縦長画像を保存する形式 撮影設定は画面下のアイコンを左右カーソルで選び、上下カーソルで調整する カメラ時のサブメニュー

3キーモード

 「3キーモード」は通常のケータイに近い「10キーモード」と異なり、タッチパネルディスプレイに表示されるメニュー項目をタッチして選択、という形式になる。待受画面時にも、タッチパネルディスプレイ側には、常に連絡先ショートカットや機能メニューが表示されている。クリアボタンを押すことで、表示が切り替わっていく


連絡先ショートカット。3件登録可能 基本機能メニュー。この状態でも上画面は待受画面表示のまま 機能設定などのメニュー

機能設定メニュー内の第2階層。まずは項目を選んでいる。これ以降の階層も、タッチパネルディスプレイに表示される項目をタッチして設定を行なう メニューに入ると、上のディスプレイにはヒントが表示されたりする

6キーモード

 「6キーモード」も「3キーモード」同様に、タッチパネルディスプレイに表示される項目をタッチする形式のインターフェイスとなっている。ただしケータイに不慣れな人向けの「3キーモード」に対し、「6キーモード」は詳細な項目も表示されるなど、通常のケータイ並みの表示がされる。「3キーモード」同様に、待受画面時にクリアボタンを押すことで、ショートカット表示、メニュー表示などを切り替える。

 また「6キーモード」とはいうが、デザイン選択を行なうと、15キーによるメニューも選択できる。なお、「10キーモード」や「6キーモード」、「3キーモード」の切り替え時には、再起動がともなう。


連絡先ショートカット メニュー画面 ツールメニュー内の表示

メールのメニューなどもタッチパネルディスプレイで操作できる 15キーによるメニュー 15キーによるメニューは2種類から選べる

最大解像度(1024×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(192KB) 最大解像度(1024×1280)での撮影サンプル。リンク先の画像は無加工(100KB)。マクロ撮影非対応なので、この距離ではピントがあわない

仕様で見るD800iDS

 三菱電機製のFOMA端末。「Direct & Smooth」のコンセプトに基づき、2画面による特殊なインターフェイスを搭載する。

 上側に通常の液晶ディスプレイ、下側にタッチパネル型の液晶ディスプレイを搭載し、下側のディスプレイに表示されるボタンなどをタッチして操作する。ひらがななどの手書きによる文字入力にも対応する。手書き以外にも、通常のケータイと同じ「5タッチ入力」や「2タッチ入力」も利用できる。

 パッケージにはストラップにつけられるスタイラスが同梱される。タッチパネル側に表示されるインターフェイスは、通常のケータイと同じような操作ができる「6キーモード」とシンプルな「6キーモード」、よりシンプルな「3キーモード」の3種類が用意される。iアプリでタッチパネルを使うことも可能で、ゲームなどがプリインストールされる。

 カメラには130万画素のCMOSを搭載、最大で1024×1280ドットの静止画を撮影できる。メモリカードやマクロ撮影には対応しない。日本語入力システムにはATOK+APOTを採用する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約106×49×21mm
重量 約122g
連続通話時間 音声通話:約170分
テレビ電話:約90分
連続待受時間 静止時:約550時間
移動時:約400時間
充電時間 約140分
ディスプレイ メイン:2.2インチ262,144色表示TFT液晶(240×320ドット)
タッチパネル:2.2インチ65,536色表示TFT液晶(240×320ドット)
表示文字数 19字×20行、14字×15行、11字×12行、9字×10行、8字×8行
メモリダイヤル 700件(電話番号、メールアドレス各5件。全体で2105件)
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー ホワイト、ブラック、シルバー
備考 メインカメラ:有効画素数130万画素CMOSカメラ、サブカメラ:有効画素数10万画素CMOSカメラ、タッチパネルディスプレイ、ステータスイルミ

【iアプリ】
iアプリ件数 最大100件
登録済みiアプリ 七田式トレーニング 右脳探偵 ウノタン D EDITION、すらいどゴルフ、珍さんリバーシ

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5,000文字
メール送信機能 最大全角5,000文字
メール保存件数 受信:最大1,000件
送信:最大200件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うた対応)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 最大1,024×1,280
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約904枚

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 最大320×240
撮影可能容量 内蔵メモリに最大約120秒


スタッフが見たD800iDS

コメント
湯野

 DSはDSでもニンテンドーDSではなくてD800iDS。こちらのDSは「Direct & Smooth」の略だそうだが、タッチパネルだし、2画面だし、何と言われようがイメージするのはニンテンドーDSである。

 実際に使ってみて思うのは、本来のターゲットユーザーとして想定されているであろうケータイの操作に不慣れな人にとっては、2画面に分かれているところが逆に分かりづらいんじゃないかということだ。例えば、メニュー画面を操作している時や、iモードサイトをブラウジングしている時に、下画面に表示されているカーソルキーをタップするというのは、とても直感的とは言い難い。いろんな場面で上画面をタップしたくなってしまう。

 ちなみに、もう一つのDSであるニンテンドーDSと比較すると、ハードウェア面で大きな違いがあることに気がつく。カーソルキーと決定ボタンの存在だ。やはり、最低限それらのハードウェアキーが必要なのではないだろうか。

 一方で、「6キーモード」や「3キーモード」など、複数のキーモードを持っているところは興味深い。こちらはケータイに不慣れな人というより、特定の用途に利用したい法人向け端末としての可能性を感じる。カスタマイズの自由度がもっと高くなれば、巷のスマートフォンよりコンパクトで持ちやすい。

 このユーザーインターフェイスは、まだまだ改良の余地が残されているが、今までのケータイの利用スタイルにあまり縛られず、自由な発想で作り込めば、いろいろと面白いことができそうだ。その意味で今後の改良に期待したい端末と言える。実際に購入を検討している人は、事前に実機で使い勝手を試すようにしてほしい。

白根

 タッチパネル搭載といっても、Windows Mobile端末のようなスマートフォンというわけではなく、どちらかというと「らくらくホン」のような、使い勝手を重視したケータイだ。らくらくホンではハードウェア的に搭載している「ワンタッチダイヤル」ボタンを、タッチパネルで自在に表示しよう、というコンセプトだ。

 インターフェイスには「10キーモード」と「6キーモード」、「3キーモード」の3種類のモードがある。「10キーモード」では、タッチパネルにカーソルと数字ボタンを、上画面にはメニューを表示させ、従来と同じような操作をするタイプだ。タッチパネルはほぼ、従来型ケータイのボタンの代替としてのみ使われる。なじみ深いが、D800iDSらしいインターフェイスとはいえない。

 対する「6キーモード」と「3キーモード」では、タッチパネル上にメニューランチャーそのものが表示され、ユーザーはそれを直接タッチすることで操作する。タッチパネルを使った典型的なインターフェイスだ。ボタンは基本的に大きめなので、本体を握っている手の親指でタッチ操作ができる。「左手に本体、右手にスタイラス」は、文字入力時以外に必要と感じなかった。タッチした瞬間に音と振動が出る仕組みで、クリック感が再現されているのが面白い。

 面白いインターフェイスだが、まだ作り込みが足りないかな、と思わせる部分もある。たとえば細かいメニュー設定をしようとすると、「10キーモードように、「上画面に従来と同じメニュー、タッチパネルにカーソルボタン」という形式になってしまったりする。「6キーモード」や「3キーモード」での操作中も、上画面にヒントしか表示されない場面が多く、2画面を活用し切れていないことがある。このあたりは、ちゃんと作り込もうとすると、大きなコストが発生しそうなので、そうそう手を出せないだろうが、今後も2画面ケータイを出すなら、ちょっとがんばって欲しいところだ。

 基本的に、ケータイに不慣れな人向けの端末だ。普通のケータイに慣れているからといって、「10キーモード」で使うのは、あまり意味がない。しかし、普通のケータイに慣れていても、「6キーモード」はそれなりに使いやすいと感じた。普通のケータイに慣れている人が、あえてD800iDSに移行するほどではないとは思うが、ちょっと変わったケータイを探しているならば、店頭で実機を探すなどして、試して欲しいケータイだ。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/concept_model/d800ids/index.html
  製品情報(三菱電機)
  http://www.mitsubishielectric.co.jp/mobile/foma/d800ids/index.html

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2007/02/23 11:49

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