防水仕様のG'zOneが出た当初から、法人向けの端末としていいんじゃないかと思っていたが、ついに法人向けモデルとしてE03CAが登場した。通常、法人向けのモデルは本コーナーでは取り上げないのだが、E03CAについては読者の関心が非常に高いようで、取り寄せになってしまうが、一般ユーザーも購入可能ということなので、レビューしてみることにした。
外見からも分かる通り、ベースになっているのはW42CAだ。側面から見ると、大容量バッテリーがはみ出しているのが少々気になるところ。実はW42CAのバッテリーパックとフタがそのまま使えてしまうので、電池の持ちは悪くなってしまうが、見栄えが気になるユーザーは、それと交換してしまうのも一つの手だろう。
W42CAとスペックを比較した場合、大きく異なるのはBluetoothに対応している点だ。いくらケータイ本体が防水といっても、イヤホンマイク端子にケーブルを装着した時点で防水性能は失われるが、Bluetoothに対応していれば、少なくともケータイ本体の防水性能は保たれる。もっとも、ヘッドセット側が防水でなければ、そっちが壊れることになるかもしれない、というオチがつくわけだが……。
auからは春モデルが多数発表されているが、防水という切り口は他の端末には真似のできないところだ。一般ユーザー向けのモデルと比較すると、やや端末の値段が高いのがネックになるが、ワンセグやおサイフケータイは不要というユーザーであれば、購入を検討するのも悪くないだろう。