ケータイ新製品SHOW CASE
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F902i(グロッシールージュ)
2005年11月11日発売
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■ 写真で見るF902i
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キー配列
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指紋認証センサーを搭載
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左側面にイヤホンジャックやプッシュトーク用ボタン、miniSDカードスロット
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右側面。ヒンジ側のボタンは、カメラ機能のオートフォーカス撮影でも使う
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外部接続端子と赤外線ポート
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丸型のラウンドディスプレイ
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端末を閉じたときの様子。ふちが光ってから、時刻がくっきりと表示される
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おサイフケータイとしても利用できる
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オートフォーカス対応で、有効画素数200万画素(記録画素数400万画素)のスーパーCCDハニカムカメラ
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待受画面。電波レベルにあわせてメーターが動く
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メインメニュー
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モリサワのフォント「リュウミン」が用意されている
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メニュー第2階層
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利用頻度が高いと見られる機能を集めた「カスタムメニュー」
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902iシリーズの標準メニューとなった「生活ツール」
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メニューのデザインを一括変更できる「トータルコーディネート」
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これは「メタルブロンズ」
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指紋認証関連も設定できる「セキュリティ/ロック」
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端末の操作や、FeliCa関連のロック機能
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iチャネル対応だ
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おサイフケータイの仕組みを利用した「トルカ」に対応
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音楽再生機能をサポート
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miniSDカード内にデータがなければ、フォルダ構造を示して警告
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再生中に折りたたむと、サブ液晶に楽曲名が表示される
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メールメニュー
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フォルダへの自動振分条件
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ATOK搭載で、予測変換なども可能だ
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9.5字×9行表示
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11.5字×11行表示
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14字×14行表示
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例文表示
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リュウミンでの例文表示
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静止画撮影画面
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さまざまな撮影モードをサポート
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カメラでの大きな特徴である「パノラマ」撮影は、画像サイズ640×480ドット以下で可能
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パノラマ機能で撮影した画像を端末内で見たところ
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パノラマ撮影画面。画面左部には、直前に撮った風景の右側が表示されている
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夕暮れの屋外で撮影した画像。大きさは1,728×2,304ドット、ファイルサイズは約1MB
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ライトで照らした対象を撮影。大きさは1,728×2,304ドット、ファイルサイズは約916KB
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4回シャッターを切って撮影したパノラマ写真。リンク先は1,856×432ドット、348KB
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■ 仕様で見るF902i
FOMA 902iシリーズ第1弾として、「D902i」とともに登場した富士通製端末。4種類のカラーバリエーションがラインナップされ、それぞれ異なる質感に仕上げられている。今回取り上げたグロッシールージュは、光沢感を前面に押し出した仕上がり。
背面には丸形のカラー液晶「ラウンドディスプレイ」を搭載。時計やメーターなど計器類をモチーフにした表示のほか、カメラ撮影時のファインダーとしても利用できる。
オートフォーカス対応の、有効画素数200万画素、記録画素数400万画素のスーパーCCDハニカムカメラでは、パノラマ撮影モードが用意されるほか、撮影モードとして「夜景」や「銀塩カメラ調」などが選べる。
902iシリーズ共通機能として、おサイフケータイのほか、プッシュトーク、トルカ、iチャネル、セキュリティスキャンなどに対応している。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
106×50×25mm |
重量 |
約131g |
連続通話時間 |
約180分(テレビ電話:約100分) |
連続待受時間 |
静止時:約540時間、移動時:約380時間 |
充電時間 |
約135分 |
ディスプレイ |
約2.4インチ、240×320ドット、262,144色表示TFT液晶 |
表示文字数 |
9.5字×9行表示、11.5字×11行表示、14字×14行表示 |
メモリダイヤル |
700件(1件につき最大5番号5アドレス、URL、静止画、動画、住所なども登録可) |
リダイヤル・着信履歴 |
各30件 |
データ通信速度 |
最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時) |
ボディカラー |
プラチナミラー、メタルブロンズ、グロッシールージュ、フェアリーラベンダー |
備考 |
プッシュトーク、おサイフケータイ(モバイルSuica対応)、トルカ、マルチナンバー、iチャネル、音楽再生機能、指紋認証センサー、セキュリティスキャン、デコメール、テレビ電話、miniSDカード(メーカー動作確認値:最大1GB) |
【iアプリ】
iアプリ件数 |
最大100件(フォルダ20件) |
登録済みiアプリ |
Mobile三國志2、ZOO KEEPER DX F、ロジックパズルF、フリーセル、Gガイド番組表リモコン、電子マネー「Edy」 |
【インターネットメール】
サービス名 |
iモードメール |
利用料 |
料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円) |
メール受信機能 |
最大全角5,000文字(添付ファイルは最大500KB) |
メール送信機能 |
最大全角5,000文字(添付ファイルは最大500KB) |
メール保存件数 |
受信:最大1,000件 送信:最大100件 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大64和音(着うた、着モーション対応) |
着信音 |
・パターン:6種類 ・登録済みメロディ:9曲 ・効果音:9種類 ・ダウンロードメロディ:最大500件 |
登録メロディ曲名 |
Ewnglishman in NewYork Mountain Dance Woman Saint-Tropes パイナップル・ラグ Je te veux ENTERTAINER メヌエット マイオールドケンタッキーホーム |
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG |
撮影可能解像度 |
電話帳用:96×72、背面待受用;96×96、Sub-QCIF:128×96、QCIF:176×144、待受用:240×320、CIF:352×288、横長VGA:640×480、縦長VGA:480×640、SXGA:960×1,280、UXGA:1,200×1,600、2M:1,224×1,632、4M:1,728×2,304 |
撮影可能画質 |
エコノミー、スタンダード、ファイン サイズ制限:制限なし、メール添付用(大)、メール添付用(小) |
撮影可能容量 |
内蔵メモリに約561枚(QVGAサイズ、エコノミー)。miniSDカードも利用可能 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
MP4 |
撮影可能画質 |
128×96、176×144、320×240 標準、長時間、高品質、最高品質 サイズ制限:制限なし、メール添付用(大)、メール添付用(小)、メール添付※miniSDカードへの保存時は「制限なし」も選択可 |
撮影可能容量 |
内蔵メモリに約12分(画像サイズ:128×96ドット、大容量メール添付モード、最高品質)。miniSDカードも利用可能 |
■スタッフが見たF902i
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コメント |
湯野 |
閉じたときのパッと見は、四角いフォルムや印象的なラウンドディスプレイ、ツヤのある塗装などもあって、iPodに代表されるミュージックプレーヤーみたいだ。スペックシート上ではF900iやF901iC、F901iSなんかとほぼ同じサイズのように見えるが、実際に手にとってみると、四隅が張り出したこともあってか、一回り大きく感じる。
注目のサービス「プッシュトーク」の詳細については、別のレビュー記事も参照していただきたいが、「ここがこんな風になってると便利なのに……」と思わされることが多い。例えば、プッシュトークボタンは発言中ずっと押し続けるだけに、この位置にあるのは辛い。耳から話して画面に向かって使う場合などには、センターキーなど、その他のボタンで代用できるとありがたい。また、プッシュトーク中にマルチタスク機能で呼び出せるメニューも少ない。せめてメールの受信ボックスぐらいは参照させてほしい。
その他の部分で個人的に非常に興味深かったのがリュウミンフォント。最初は何となく怪しげで、アジアチックな似非日本語フォントのように感じたが、不思議なことに使っていくうちに目が馴染んでいく。「ー」と「-」も瞬時に見分けられる。編集者としては、どうしても気になってしまうのだ。
2メガピクセル(有効画素)のカメラ搭載で、モバイルSuicaにも対応しており、指紋センサーなどFeliCaを使う上で気になるセキュリティまわりにも配慮されている。やや大振りのサイズをどう見るかだろう。
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関口 |
Fシリーズではおなじみとなった、指紋センサーを搭載する「F902i」。外観で印象的なのは、やはり丸い背面液晶「ラウンドディスプレイ」だろう。サイズ自体が小さいため、それなりに注意して見なければ表示内容を確認できないかもしれないが、閉じたときのライトの付き方や、自動車のメーターにも見える時計など、なかなか凝った仕上がり。また、カラーによって異なる質感、という試みも興味深い。今回手にした「グロッシールージュ」は、艶のある塗装で高級感に溢れている。ちょっと気になったのは、指紋が目立つこと、そしてminiSDカードスロットや外部接続端子などを覆うカバーが、ボディそのものと異なる材質になっている点だろうか。特にカバー部は、ボディと同じ質感を備えるフタを用いる他機種も存在するだけに残念なところだ。
機能面を見ると、やはりイチオシなのがスーパーCCDハニカムカメラで撮影するパノラマ画像だろう。デジタルカメラでは既に実現されている機能ではあるが、携帯で手軽に楽しめるというのは面白さをさらに拡げる。カメラ機能を起動し、左手から順に右手の方向に4回シャッターを切ることで、ワイドな写真を楽しめる。私自身は特に迷うことなくスムーズに使えたが、それは以前、同様の機能をデジタルカメラで体験していたためかもしれない。どのみち、ズレなく美しいパノラマ写真を撮影するというのは至難の業。機能としてはユニークなので、今後どう進化していくか楽しみなところだ。
また902iシリーズで導入された新サービス「プッシュトーク」だが、スピーカー出力した時の音も聞き取りやすく、複数の相手に一度で連絡する場合は便利。F902iでは、左側面の中央付近に専用ボタンが配されているが、ヒンジ近くにあったらもっと便利だったかもしれない。
ボディサイズは、過去のFOMA端末とほぼ同等と言えるレベルだが、あいにくと902iシリーズには薄型化を実現したD902iやP902i、小型のSO902iといった機種が登場しており、その中では大きめに分類せざるをえない。しかし、手に持った時のバランスは良い。メニュー構成もわかりやすく、リュウミンフォントは、特に白を基調としたメニュー画面によく映える。全体的には標準より、やや上といった印象で、902iシリーズで何を購入しようか迷っている人は、まず手にとってみてはいかがだろうか。 |
■ URL
製品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/902i/f902i/
製品情報(富士通)
http://www.fmworld.net/product/phone/f902i/
■ 関連記事
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・ 指紋センサー、ラウンドディスプレイ採用の富士通製「F902i」
・ ドコモ、「プッシュトーク」対応の902iシリーズ
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・ 注目の新サービス「プッシュトーク」、その使い心地は?
2005/11/11 17:27
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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