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ケータイ新製品SHOW CASE
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V603SH(ブリーズィゴールド)
2005年2月18日
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■ 写真で見るV603SH
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ボタン配置
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ビューアポジション
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側面部にビューアポジション時の操作ボタンやカメラシャッターボタンなど
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もう一方の側面には、SDカードスロット、平形イヤホン端子。イヤホン端子はテレビ出力時にも利用する
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側面部ヒンジ付近にストラップホール
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ヒンジ部中央にフロントスピーカーを搭載
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ディスプレイ上部に赤外線通信ポート
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外部接続端子
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光学2倍ズーム、オートフォーカス機能付きの202万画素CCDカメラ。フォーカスロックなどにも対応。フォトライトも装備する
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ディスプレイを回転させれば自分撮りが可能
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アナログテレビチューナー用のアンテナ。充電台に設置してもアンテナを伸ばせる
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専用ケーブルでテレビに出力。テレビ出力対応のVアプリも用意されている
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端末を振ることでさまざまな操作ができる「モーションコントロールセンサー」を搭載
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イヤホンマイクでテレビやミュージックプレーヤーとして楽しめる
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12字×13行表示
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15字×15行表示
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20字×20行表示
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例文
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メール作成画面。文字入力機能は「ケータイShoin3」
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アドレス帳
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1ユーザーにつき3件のメールアドレスと電話番号が登録できる
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ユーザーショートカット画面。モーションコントロールセンサーで機能を呼び出せる
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モーションコントロールセンサーの練習モード
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センサー補正画面。磁気センサーのため、他の情報機器などの影響を受ける
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ツール画面
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シェイクサウンダー
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シェイクカウンター
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テレビ機能。撮影環境では電波状態が悪かったが、場所をによってはもっときれいに映る。横位置ではフル画面で楽しめる
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FMラジオ機能
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EPG対応のテレビ番組表
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テレビ機能設定画面
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メモリカード内にミュージックプレーヤー機能用のフォルダが生成される
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利用するにはミュージックキーを購入する
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メール設定画面に迷惑メール対策機能
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メール設定画面から設定できる
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カレンダー画面
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簡易電卓機能
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キッチンタイマー機能
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撮影画面
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撮影画面縦位置
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左の画像から光学2倍ズームを使った
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VGAサイズの撮影サンプル(リンク先の画像は無加工)
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1,632×1,224サイズの撮影サンプル(リンク先の画像は無加工)
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1,632×1,224サイズの撮影サンプル。接写モード時(リンク先の画像は無加工)
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1,632×1,224サイズの撮影サンプル。夜景モードで撮影したが、ノイズがのってしまった(リンク先の画像は無加工)
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■ 仕様で見るV603SH
「V603SH」は、端末の傾きや動きを感知できる「モーションコントロールセンサー」を搭載したシャープ製のボーダフォン端末。「モーションコントロールセンサー」は、電子コンパスなどで採用される3軸の地磁気センサーと2軸の加速度センサーで合計5軸計測が可能で、端末を上下左右に傾けてメニュー操作したり、あらかじめ動作登録しておいた動きをすると、よく使う機能をすぐに呼び出すことも可能。ボーダフォンと愛知製鋼の共同開発によるワンチップのセンサーとなる。
なお端末には、このセンサーを使ったセガのガンシューティングゲーム「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド・モバイル」(体験版)や、タイトーのゴルフゲーム「振るスイング!ゴルフ」(体験版)などがプリセットされる。
液晶画面が180度反転する「Swivel Style」を採用し、端末は、光学2倍ズーム搭載のオートフォーカス機能付き202万画素CCDカメラを装備。ディスプレイを大きなファインダーとして撮影が行なえる。ディスプレイは、2.4インチ、240×320ドット、最大26万色表示のASV液晶となっており、液晶の品質は902SH・802SH相当となる。
テレビ機能やFMラジオ機能も搭載しており、テレビの録画も可能。ただし、閲覧は端末内に限られる。また、ミュージックプレーヤー機能や、カラオケ機能なども搭載。カラオケ機能は採点機能付きのカラオケデータにも対応する。
文字入力の予測変換機能には、「ケータイShoin3」を採用。メールは便せん風な画面で作成・閲覧できるほか、メール設定から「迷惑メール拒否」機能なども設定できる。
大きさは、50×99×25mmで、重さが約142g。ボディカラーはブリーズィゴールド、ピュアシルバー、ヒーリングブルーの3色。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
99×50×25mm |
重量 |
約142g |
連続通話時間 |
約130分 |
連続待受時間 |
約450時間 |
充電時間 |
約115分 |
ディスプレイ |
2.4インチ、最大26万色表示のASV液晶 240×320ドット |
表示文字数 |
20字×20行、15字×15行、12字×13行、10字×8行、8字×8行、8字×7行 |
メモリダイヤル |
500件 |
リダイヤル・着信履歴 |
各20件 |
データ通信速度 |
最大下り28.8kbps、上り9.6kbps(パケット通信時) |
ボディカラー |
ブリーズィゴールド、ピュアシルバー、ヒーリングブルー |
【インターネットメール】
サービス名 |
スーパーメール、スカイメール |
利用料 |
月額利用料金はボーダフォンライブ!含まれ、月額300円 スーパーメールの通信料金は0.3円/パケット(パケット割引サービスあり) スカイメールの通信料金は送信2円/1通、受信無料 |
メール受信機能 |
スーパーメール:テキスト最大全角6000文字(12KB)、添付ファイルは最大30KB スカイメール:テキストのみで受信最大全角192文字、送信最大全角64文字 |
メール保存件数 |
受信:3000件、送信1024件 |
【着信メロディ】
和音数 |
最大64和音(HV音源、着うた対応) |
着信音 |
・パターン:5種類 ・効果音:11種類 ・登録済みメロディ:10曲 ・ダウンロードメロディ:データフォルダに保存 |
登録メロディ曲名 |
喜怒哀楽 森のくまさん アメージングレース ジュ・トゥ・ヴ ジムノペティ アンネンポルカ 木星 ノクターン JAZZY HOLIDAY ROMANTIC CITY |
【データフォルダ】
データフォルダ容量 |
最大6MB |
保存/閲覧が可能な ファイルの種類 |
画像、着信メロディを保存 |
【Javaアプリ】
【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット |
JPEG |
撮影可能解像度 |
1,224×1,632、960×1,280、768×1,024、480×640、240×320、120×160、128×128 |
撮影可能容量 |
データフォルダ(6MB)もしくはSDカードに保存 |
【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット |
ムービー写メールモード:3GPPもしくはNancy(いずれもメール添付可能) モーションカメラモード:3GPP(編集後、メール添付可能) ビデオカメラモード:ASF(メール添付不可) |
撮影可能画質 |
ASF形式録画時はQVGA解像度まで |
撮影可能容量 |
モーションカメラ、ビデオカメラモードの連続録画時間は保存媒体の容量に依 |
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コメント |
湯野 |
テレビチューナーやモーションコントロールセンサーを搭載することで、さらに完成形に近づいた2.5G端末「V603SH」。今回、写真撮影に使用したブリーズィゴールドなどは特にそうだが、外見はAV機器っぽいテイストに仕上がっている。
個人的に感心したのはテレビの画質の良さ。これまでにもテレビチューナーを搭載した端末が何台が発売されているが、イヤホンマイクのケーブルをアンテナにすることで、どうにか視聴できる画質を確保していた。しかし、V603SHの場合、ホイップアンテナがテレビ用に作られているため、イヤホンマイクを付けなくても、それなりの画質で楽しめる。もちろん、画質そのものは電波を受信する環境に大きく左右されてしまうし、イヤホンマイクを付けたほうが画質はアップするのだが、端末単体でこれだけ見られるのはありがたい。なにしろ、イヤホンマイクというのは、肝心なときに見当たらなくなるものだからだ。
もう一つの特徴と言えるモーションコントロールセンサーについては、これからの技術として注目しておきたい。端末を振って操作できるというものなのだが、少々癖があり、周囲の磁気の影響を受けやすいため、思った通りに各種機能を呼び出せるようになるには、ある程度慣れが必要だろう。それでも、使いこなせるようになると、ビューアスタイルのまま、いろんな機能を活用できるようになる。
また、端末の持ち方にかかわらず、テレビ画面の天地を自動的に判断するなど、さまざまな場面でこのセンサーが活躍する。韓国のサムスンも、この手のセンサーを文字入力などに活用すると言っており、注目の新技術であることに違いはない。ただ、当然のことながら、端末を振ると画面が見えないし、勢い余って端末を地面に落としてしまうなんていう事故も発生しやすくなる。このセンサーをどう使うかは、メーカーの腕の見せどころだろう。
光学2倍ズーム搭載のAF機能付き202万画素CCDカメラやミュージックプレーヤー機能なども用意されており、これ1台で本当にいろんなことができてしまう。入学や就職で実家を離れる若者が多いこのシーズン、V603SHひとつで新生活を始めてみるのも悪くない。
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津田 |
ボーダフォンを牽引するといっても決して言いすぎではないシャープのハイエンド向け端末。光学2倍ズーム付きAFカメラ、テレビ機能といった「V602SH」「V402SH」の特長を、サイズはほぼそのままに1つの端末に搭載した技術力に素直に驚いた。
もっとも注目すべき点は、やはりモーションコントロールセンサーだ。従来から電子コンパス、加速度センサーといった機能が搭載された端末はあったが、携帯電話の操作自体が楽しめるような機能に発表会の時点からわくわくしてしていた。実際の操作感は、やはり使い慣れた方向キーでの操作が便利だろう。しかし、「なんだ使えないじゃん」と思わせないのは、プリセットされたVアプリの影響が大きい。モーションコントロールセンサー対応の「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド・モバイル」「振るスイング!ゴルフ」は、体験版となるが、センサーの操作感を味わうには充分なアプリだ。対応アプリが増えてくればさらに楽しめるだろう。個人的には、現実の場所と連動した宝探しゲームとかやってみたい。
カメラ機能は、光学2倍ズーム、AF機能、フォーカスロック機能と「V602SH」と同様にデジタルカメラライクに利用できる。端末がスクエアに近いせいか、横撮り撮影の際のホールド感も高い。光学2倍ズームは動画撮影時も利用可能だが、等倍・2倍の切り替えではなく、ゆっくりとズームアップできれば動画撮影がもっと楽しめるのかもしれない。
盛りだくさんな機能で、J-フォン時代の名機「J-SH53」のような期待を感じさせる「V603SH」。気になるのはPDC端末であることだ。ボーダフォンは、今後さらに3Gへの移行を加速させるだろう。パケット定額オプション「パケットフリー」が3G端末向けにしか適用できないため、ちょっともったいないように感じる。ただし、テレビ、カメラ、モーションコントロールセンサーと端末内で楽しめる機能は充分。同社の3Gサービスの行く末に、まだ不安があるユーザーにオススメしたい。
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■ URL
ニュースリリース(ボーダフォン、PDF形式)
http://www.vodafone.jp/japanese/release/2005/050131.pdf
ニュースリリース(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/050131-a.html
製品情報(ボーダフォン)
http://www.vodafone.jp/japanese/products/kisyu/v603sh/
製品情報(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/products/v603sh/
ニュースリリース(愛知製鋼)
http://www.aichi-steel.co.jp/TOPICS/topics214.htm
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2005/03/16 11:12
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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