ボタン配置。終話と発話ボタンのあいだにメールとEZwebのボタンがあるau向け三洋独特な配置	左側面には側面ボタンとminiSDカードスロット、USBポートがある。USBケーブルは付属する

背面の液晶は1.5インチ。下には2つのソフトボタンと、カーソルボタン、決定ボタンがある	イヤホンマイク端子はヒンジ部にある。ラジオを聴く際に使うステレオイヤホンもここに接続する

メインメニュー第1階層はアイコンランチャー式	メールなど一部のメニューは第2階層もアイコンランチャー式	アイコンランチャー式メニューはすべてアイコンの並べ替えができる

カスタマイズ可能なジャンプメニュー	ラジオ画面。BREWアプリでできていて、スキンの変更やアプリ自体の差し換えも可能	ラジオアプリのサブメニュー画面

19.5字×13行表示	13字×9行表示	9字×7行表示

6.5字×5行表示	日本語入力にはAdvanced Wnnを搭載	Advanced Wnnは直前の語から次の語を予測する連想変換にも対応

受信メールの一部を選択すると、コピーなどだけではなく、右下ボタンで辞書機能を呼び出せる	「グローバル」で辞書機能を呼び出すとカタカナ語辞書が検索される	続けて「global」で英和辞書を検索できる

入力変換中の文字列からも辞書を起動できる	変換中の漢字から和英辞書が検索される	旅行会話集機能も搭載している

カメラの撮影画面	ムービーの撮影画面	サムネイル表示は9件まで

背面液晶も待受画面	背面液晶でのラジオ利用画面	簡易コンパス機能は主液晶でも背面液晶でも利用可能

背面液晶でカレンダーを表示可能。選んだ日に撮影した画像が背景になる	背面液晶で受信メールを表示。5.5字×4行表示	背面液晶でEZwebを利用できる

1144×880ドットの撮影作例（リンク先は無加工画像、188KB）	1144×880ドットの撮影作例（リンク先は無加工画像、154KB）

■ 仕様で見るA5505SA

【おもな仕様】

サイズ （高×幅×厚）	99×51×26mm
重量	約130g
連続通話時間	約210分
連続待受時間	約220時間
充電時間	約120分
ディスプレイ	2.4型26万色TFT液晶 240×320ドット
表示文字数	19.5字×13行、13字×9行、9字×7行、6.5字×5行
メモリダイヤル	500件
リダイヤル・着信履歴	リダイヤル20件、着信履歴20件
データ通信速度	最大下り144kbps（パケット通信時）
ボディカラー	シャインゴールド、シャドウパープル

【インターネットメール】

サービス名	eメール
利用料	EZwebmultiに含まれ、月額300円 通信料0.27円/128バイト(通常契約時）
メール受信機能	最大全角5000文字
メール送信機能	最大全角5000文字
メール保存件数	受信：320KBまたは500件 送信：192KBまたは250件
添付制限	１通のメールにつき５データ（最大100KB）まで。ファイルはデータフォルダに保存

【着信メロディ】

和音数	最大64和音。着うた対応
着信音	・パターン：5種類 ・登録済みメロディ：5曲 ・登録済み効果音：6件 ・ダウンロードメロディ：データフォルダに保存
登録メロディ曲名	愛の夢 私のお父さん ロンドンデリーの歌 Call Me! 蒸気船ウィリー（ムービー）
和音着メロダウンロード	対応。「データフォルダ」内に保存

【データフォルダ】

データフォルダ容量	10MB（または1024件）
保存/閲覧が可能な ファイルの種類	・メロディ/着うた ・ボイス（QCP） ・ピクチャー ・EZムービー ・PIM情報

【カメラ（静止画）】

撮影可能フォーマット	JPEG
撮影可能解像度	1144×880、640×480、240×320、120×160
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDカードに保存

【カメラ（動画） 】

撮影可能フォーマット	amc形式
撮影可能画質	Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ（LサイズおよびSとMサイズの長時間モードではメール添付不可）
撮影可能容量	データフォルダもしくはminiSDカードに保存

■ スタッフが見たA5505SA

	コメント
湯野	A5503SAに続くFMラジオチューナー搭載端末「A5505SA」。今回は国際ローミングサービス「GLOBAL PASSPORT」対応で、メガピクセルカメラも搭載された。機能満載な端末だけにサイズはやや大きめ。手に持ったときのズッシリ感はさほどではないが、見た目に大きさを感じる。ちょっと残念なのは、シャインゴールドとシャドウパープルという2色展開で、やや華やかさに欠けるところだ。 　機能的には本当にてんこ盛りな端末だが、カメラについては200万画素＋オートフォーカスの端末と比較すると少しだけ見劣りする。それでもPictBridgeをサポートしており、対応プリンタでダイレクトプリントできるのは嬉しい。もっとも、最近はメモリカードスロットを装備しているプリンタも少なくないが。 　FMラジオについては、A5503SAの時は端末を閉じた状態で選局ができず、操作性がイマイチだったが、A5505SAではちゃんと選局できるようになった。細かいところでは、イヤホン端子の位置が変更され、スッキリと使えるようになっている。 　巷では“全部入り”と称されるA5505SAだが、少し長い目で見れば、一つ置き忘れたCDMA 1X WINの存在が非常に大きいようにも思える。cdmaOneからCDMA2000 1xへの乗換は非常にスムーズだったauだが、“本当の3G”への乗換は未だに足踏み状態が続いている。1X WIN非対応の端末で、こんなに機能を備えたものが出てしまうと、ユーザーとしては1X WINの存在がますます微妙になってくる。 　いずれにしても、A5505SAの端末としての評価は非常に高い。スペック的に飛び抜けたものは無いが、トータルバランスは絶妙だ。「あれもこれも」という欲張り派にはオススメの1台だろう。
白根	三洋電機製のCDMA 1x端末。EZナビウォークに対応する5500シリーズであり、数少ない電子コンパス搭載機であり、数少ないFMラジオ対応機種であり、auでは唯一の海外データローミング対応ケータイであり、メガピクセルカメラも搭載し、USBでパソコンやプリンタに直接接続する機能も搭載している。WINではないが、それ以外のauの機能・サービスへの対応状況は非常に豪華だ。。 　auのFMラジオ対応機種はA5503SAに続く2機種目。ラジオはイヤホンを装着するだけで使えるので、ケータイとの相性はテレビよりも良いと思う。ミュージックプレーヤーも悪くないが、最新楽曲がエンコード・転送などの手間をかけずに聴けたり、ニュースやMCもあるラジオのほうが暇つぶしにはバラエティに富んでいて楽しい。連続44時間利用できるのも大きなアドバンテージだ。auのラジオ機能独自のネットワーク連携も便利。ラジオを聴いていてありがちな「あ、この曲なんだっけ」ということがないのが楽しい。あと、A5505SAにはステレオイヤホンが付属するが、ここはイヤホンマイク、できればネックストラップ型の製品を付属させて欲しかった。 　カメラには100万画素のCCDを搭載し、最大で1144×880ドットの静止画を撮影できる。しかし、カシオやシャープのような「一歩前行くデジカメ性能」はない印象。USBでパソコンにつなぐとマスストレージクラスとして読み取れたり、プリンタにつなぐと直接プリントアウトできたりと便利な機能は搭載しているが、画質や画像加工の使い勝手はまだまだ。三洋はメガピクセル機種がこれがはじめてなので、今後の進化に期待したい。 　使い勝手は普通。メニューのアイコンは並べ替えしかできないが、メインメニュー以外のアイコンも並べ替えができる。リスト式のジャンプメニューもカスタマイズ可能だ。大きな背面液晶の下には2つのソフトボタンとカーソルボタン、決定ボタンが搭載され、閉じたままでも普通のケータイのように操作できる。A5503SAも同様の操作が可能だが、ボタンが増えた分、A5505SAでは操作性が向上している。あと、地味だが辞書機能が便利。受信したメールの一部を選択してワンタッチで検索したり、入力中の文字も検索できる。 　GLOBAL PASSPORT対応機種だが、必ずしも海外重視の人だけに薦めるべき端末ではない。むしろauでカメラを重視しないというのであれば、どんなユーザーでもA5505SAは選択肢の筆頭に来てもよいだろう。EZナビウォークは電子コンパスも付いて使いやすいし、FMラジオは面白いし、QRコードにも対応している。難点を挙げるとすれば、130gとちょっとサイズが大きいことか。あと個人的にはNECやカシオ端末が搭載しているようなデスクトップショートカットがないことも不満。しかしそれでも、カメラ以外の機能は非常に充実しているので、いまauのケータイを選ぶならば要チェックだ。