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ケータイ新製品SHOW CASE
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WRISTOMO(ガンメタリック)
未定
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■ 写真で見るWRISTOMO
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キー配列
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液晶画面の上下にリリースボタンを配置
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アッパーアーム
スピーカーを装備
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ロアアーム
こちらにはマイクを装備
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ロアアームには、ストラップホールも
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腕側のカバーをはずして、調節用のターミナルを交換することもできる
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腕側のカバーをはずしたところ
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ターミナルの長さは3種類
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ヒンジ部のネジで微調整も可能
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背面には充電ケーブル接続用の端子が。パソコンにも接続し、Outlookなどのソフトと連携することも可能
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スタッフの腕時計と比較してみた。やはりWRISTOMOのほうがひと回り大きい
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通常の使用スタイル。ただし、ボタンが押しづらい。液晶画面をはさむようにして本体を抑えるとボタンは押しやすくなるが、画面が見づらくなる
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リリースボタンを押して、ハンドセット型に変形
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ハンドセット型にして通話した場合、アッパーアームが耳に入る感じになる
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起動画面
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待受画面
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メニュー第1階層。横スクロールして項目を選択するタイプ
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メニュー第2階層はテキスト
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電話をかける時は、ソフトキーボードを起動
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受電時には、プリセットのメッセージを選ぶこともできる
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文字表示例
8字×6行
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メール受信例
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■ 仕様で見るWRISTOMO
WRISTOMOは、メールやWebブラウジングがサポートされたセイコーインスツルメンツ製の腕時計型PHS端末。通常は腕時計の形をしているが、ディスプレイの上下にあるリリースボタンを押すことでハンドセット状態に変形し、通話できるようになっている。
「mopera」を利用してブラウザホンのコンテンツや、iモードの一般サイトをブラウジングできるほか、最大全角3,000文字が送受信できるパルディオEメールもサポート。PHS位置情報を利用した「位置情報コンテンツ」も利用できる。
背面にはケーブル接続用のポートが用意され、専用のシンクロケーブルを利用することで、パソコン上のOutlookデータとWRISTOMOのデータを同期させることができる。ただし、同製品を接続したパソコンでデータ通信やWebブラウジングをすることはできない。
ハンドセットの状態での大きさは171.5×40.4×18.5mm、重さは113g。リチウムポリマーバッテリーを搭載し、連続通話時間は約120分、連続待受時間は約200時間。日常生活防水(3気圧防水)にも対応している。カラーはガンメタリックのみ。
専用サイトで5,000台を目途に販売される予定となっているが、発売日になどは明らかにされていない。
【おもな仕様】
サイズ (高×幅×厚) |
171.5×40.4×18.5mm(ハンドセット時) |
重量 |
約113g |
連続通話時間 |
約120分 |
連続待受時間 |
約200時間 |
充電時間 |
未定 |
ディスプレイ |
モノクロ4階調液晶 |
表示文字数 |
8字×6行(48字) |
ボディカラー |
ガンメタリック |
【インターネットメール】
サービス名 |
パルディオEメール |
メール受信機能 |
最大全角3,000文字 |
メール送信機能 |
最大全角3,000文字 |
メール保存件数 |
受信:300件 送信:50件 未送:50件 |
添付制限 |
着信メロディを添付する場合は、メール本文と合わせて6KBまで。画像データを添付する場合はメール本文と合わせて10KBまで |
【着信メロディ】
着信音 |
パターン:5種類 登録済みメロディ:10種類 |
登録メロディ曲名 |
威風堂々 美しき青きドナウ 幻想即興曲 子犬のワルツ 四季(春) パッヘルベルのカノン 交響曲第40番 夜想曲 惑星(木星) アイーダ大行進曲 |
和音着メロダウンロード |
未定 |
【データフォルダ】
■ スタッフが見たWRISTOMO
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コメント |
湯野 |
通信機器の夢のカタチの一つが腕時計型なわけだが、ついに出てきちゃった、というのが率直な感想だ。本誌「ケータイ Watch」の媒体名にこれほどしっくり来るネタがかつて存在しただろうか?
そんな夢の世界では、腕に装着したまま通話するというスタイルが一般化されていたわけだが、現実問題として、まわりの人に聞こえちゃうのは恥ずかしいということもあり、一旦腕から外して通話するというスタイルに落ち着いたようだ。当たり前だが、通話については全く問題ない。ただ、実際にWRISTOMOを使ってみると、脱着が結構面倒。ドコモはかつて展示会の中で骨伝導による通話技術を披露していたりするので、ひょっとしたら近いうちに解決策が示されるかもしれない。
それから、一見するとあまり操作性が良いとは思えないこのボタンまわりのインターフェイスだが、しばらく腕に着けて過ごしてみたところ、意外とすぐ慣れる。ただ、やっぱりメールの作成をはじめとする文字の入力については、いくら頑張っても操作に時間がかかる。「ソニー・エリクソンのジョグとPOBoxがあればなぁ」と何度思ったことか……。この部分については、ボタンの数が少ないだけに、もう少し工夫が必要だろう。
また、WRISTOMO上での操作は極力少なくしたいと感じるので、パソコンとの連携は通常の音声端末以上に重要なことになるだろう。なにせ、電話帳に相手の名前を登録するのはもちろんのこと、電話帳に登録されていない番号にダイヤルするだけでも一苦労なのである。今回、お借りした端末ではパソコンとのシンクロ部分は試せなかったが、できればメールや電話帳のデータだけでなく、着メロなどの各種設定もパソコンから行なえると嬉しい。あとは充電がもっと手軽に行なえるようになると、さらにいいのだが。
いずれにせよ、近未来、そして男のロマン(?)を感じさせる端末としては、SH2101V以上の外見なので、買っちゃう人は値段に関係なく買っちゃうんだろうな。 |
鷹木 |
ようやく姿を現した腕時計型PHS端末。腕時計型端末といえば、今も昔も映画やテレビのヒーローモノで活躍するアクセサリ。「至急応援頼む!」とか「ナニ! すぐ駆けつけるぞ」なんて腕に向かってセリフをいうようなごっこ遊びをしていた方も少なくないはず。「腕(Wrist)」と「モバイル(Mobile)」を組み合わせたというネーミングの腕時計型端末「WRISTOMO」には、そんな夢が詰まっているともいえる。
PHS端末としての基本的性能は押さえている。通話はもちろん、パルディオEメールを利用して全角最大3,000文字までのEメールの送受信も可能。ブラウザホンとしてWebにアクセスすることもできるし、位置情報サービスを利用することもできる。開発を担当したセイコーインスツルメンツ(SII)では「Wrist Mount System」として独自の仕様にもチャレンジしている。ハンドセット型に変形できる変形機構なども工夫の一端だろう。
ロアアームについているファンクションキーで行なう操作だが、腕時計型にした場合、アームが私の腕にはジャストフィットしないためか、本体が不安定になり操作性が悪かった。対策として、液晶画面の上部を人差し指で押さえ、親指でファンクションキーを操作するスタイルをとった。この方法だと本体の不安定さをある程度緩和できるが、液晶画面が若干視認しにくくなるという欠点もある。
ハンドセット型に変形した場合は、ファンクションキーの操作も安定している。操作性をとるならハンドセット型に変形してから使えということなのだろうが、それでは腕時計型端末としてはどうなんだろうと感じてしまう。
とはいえ、「20年近く腕時計型端末の実現に向けて努力してきた」(SII広報担当者)というSIIのチャレンジ精神には脱帽する。またNTTドコモによれば、「まだ開発状態」のということだから、製品版では若干修正を加えてくるかもしれない。そんなに高価にならない(ドコモ広報担当者)ということなので、個人的には一般のPHS端末と同水準だったら購入して、周りに見せびらかしてみたいと企んでいる。 |
■ URL
ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/03/whatnew0326.html
ニュースリリース(セイコーインスツルメンツ)
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=409
WRISTOMO情報サイト
http://www.wristomo.com/
Wrist Mount System
http://www.wmsworld.com/
■ 関連記事
・ ドコモ、腕時計型PHS「WRISTOMO」を開発
2003/04/09 16:37
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ケータイWatch編集部 k-tai@impress.co.jp
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