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ファーウェイ、銀座にSIMフリー端末のサポート拠点をオープン

 ファーウェイ・ジャパンは5日、東京・銀座の商業施設「銀座ファイブ」内にアフターサポート拠点「ファーウェイ・カスタマーサービスセンター」をオープンした。

 「ファーウェイ・カスタマーサービスセンター」は、ファーウェイの「SIMフリー製品」(キャリア販売ではない製品)のサポートサービスを提供する拠点。製品の販売は行わないが、使い方の相談やアクセサリーの販売など、大手キャリアのショップのようなサービスを提供する。修理設備を備え、液晶交換などの持ち込み修理にも対応する。

 店内にはファーウェイ製品を体験できるコーナーのほか、スマートフォンやHUAWEI Watchを充電できるコーナーを設置。3席のカウンターでは、修理受付をはじめ、スマートフォンのOSやアプリの更新から電話のかけ方といった基本的な操作法まで、無料で相談を受け付ける。

受付カウンター
スマートフォンやタブレットなどを展示する体験コーナー
ケースなどの純正アクセサリーを販売
充電コーナー。無料Wi-Fiも提供されている

 バックヤードの修理エリアでは、SIMフリー製品の持ち込み修理に対応する。バッテリー交換、液晶交換から主要機種の基盤交換まで、1時間程度の所要時間で修理が完了する。店頭での受け取りのほか、ユーザーの自宅への配送にも無料で対応する。有償修理の料金は、宅配での修理料金に準じ、液晶交換の場合で1万~2万円程度。支払いにはクレジットカードが利用可能。

バックヤードでの修理の様子

 5日に行われたオープニングセレモニーでは、ファーウェイ・ジャパンのデバイス担当副社長の呉波(ゴ・ハ)氏が登壇し、銀座ファイブを運営する数寄屋橋ショッピングセンター社長の柳澤眞人氏とともにテープカットを行った。

呉波氏(中央右)と柳澤眞人社長(中央左)

 呉氏はサポート面での取り組みとして、往復送料が無料の引取修理サービスや、LINEでのチャットサポートを紹介。「広告などで一時的に知名度を向上させても、品質が伴わないと意味がない」として、製品品質とともに、サポート品質も向上させていく方針を明らかにした。

 日本市場については、「未だに6000万人のフィーチャーフォンユーザーが残っている国」とし、丁寧なカスタマーサービスを提供する必要性を強調した。

 銀座ファイブのカスタマーサービスセンターは、当初1日20~40人の集客を見込む。銀座での反響をうかがいつつ、他地区への展開を検討するという。

テープカットの様子
銀座ファイブの1階には楽天モバイルも直営店を構える

石井 徹