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発売から5カ月、ドコモのiPhoneシェアはどうなった?――VRI調査

 NTTドコモがiPhoneの販売を開始して5カ月経った2月、その後のシェアはどのように変化しただろうか? 今回、インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は、スマートフォンおよびタブレットのユーザーにおける、機種メーカー別シェアと、契約キャリア別シェアの調査結果を発表した。

 調査期間は、2月7日~2月11日。調査エリアは日本全国。15~69歳の、パソコン・インターネットユーザー2万1776人を対象に実施したWeb調査となる。

キャリア別、iPhoneシェア

 各キャリアでiPhoneとそれ以外に分けた場合、auとソフトバンクはそれぞれiPhoneの減少分(ともにマイナス2ポイント)が双方のシェア全体の低下分につながっている。一方、iPhone以外のシェアには変動が見られない。

 一方、NTTドコモのiPhoneのシェアは全体の8%(編集部計算で、NTTドコモ内では18%)となり、数字の動きだけをみると、NTTドコモ内でのiPhoneへの移行に加え、auとSoftBankのiPhoneシェアの減少分が追加された形になった。

最もよく利用するスマートフォンのメーカー別シェア(VRI調査)

 スマートフォン所有者が使用しているスマートフォンのキャリア別シェアは全体で、NTTドコモが前回調査(2013年8月)時点にくらべ3ポイント増となり44%。次いで、auが30%、ソフトバンクが25%であり、ともに前回から2ポイント減ずつという結果になった。

スマートフォン、タブレットのメーカー別シェア

最もよく利用するスマートフォンのメーカー別シェア(VRI調査)

 スマートフォンを機種メーカーに絞ってシェアをみると、アップル(iPhone)が前回にくらべ4ポイント増の39%を占め、トップを維持している。次いでソニーモバイル(15%)、シャープ(13%)、富士通(8%)、サムスン電子(6%)と続き、半年前とランキングに変動はなかった。

最もよく利用するタブレットのメーカー別シェア(VRI調査)

 タブレット所有者のメーカー別シェアでは、アップル(iPad)が50%と半数を占めている。スマートフォンとともにトップシェアを獲得しているが、半年前にくらべて4ポイント、シェアが低下した。

 スマートフォン、タブレットとともに、半年前と大きな変動は見られなかった。

川崎 絵美