香川大と富士通、携帯利用の教育支援実験


 香川大学と富士通は、障害を持つ子供、その指導者や保護者を対象に、携帯電話を活用した生活・学習支援の有効性について実証実験を行う。

 今回の実験は、小学校・中学校・特別支援学校に通う、知的障害、学習障害、自閉症のある子供、その子供の教師・支援員、保護者を対象にしたもの。携帯電話を数カ月渡し、支援用に開発されたソフトウェアの有効性を検証する。支援用の携帯電話向けソフトウェアは富士通が開発したもので、「時間の理解を支援するソフトウェア」「コミュニケーションや見通しを支援するソフトウェア」「漢字の筆順の理解を支援するソフトウェア」の3種類となっている。

 実験は、特別な支援を必要とする子供の生活の質を向上させることを目指しており、2010年5月~9月末まで行われる。

 



(関口 聖)

2010/4/7 17:47