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タクシーの国際自動車、アプリで運賃を事前確定する実証実験に参加
2017年8月3日 12:03
国際自動車と日本ユニシスは、共同開発のスマートフォンアプリで、国土交通省が実施するタクシー事前確定運賃サービスの実証実験に参加すると発表した。アプリは8月7日からAndroid、iOS向けにダウンロード無料で配信される。国交省の実証実験は、8月7日~10月6日で、対象エリア・台数は東京23区、三鷹市、武蔵野市の320台。
タクシー事前確定運賃サービスとは、専用アプリで入力した乗車地点と降車地点の間の、地図上の走行距離と渋滞予測時間を考慮して算出された運賃で、タクシーに乗車できるというもの。確定後は渋滞などでも運賃は変わらず、運賃メーターを気にする必要がなくなる。
実証実験では、初乗りや迎車、割引を含め、事前に確定する運賃が3000円以上の場合に利用できる。乗車中に大幅にルート変更を行った場合は、従来のメーターの運賃が適用される。
国交省の実証実験は、観光対策や、料金が確定していないという点でほかの公共交通機関と比較して選ばれにくいなどの課題を解決するものとして実施される。
なお実証実験は、東京ハイヤー・タクシー協会が協力しており、すでに日本交通やアプリ「全国タクシー」も参加を表明している。