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auとUQのWiMAX 2+ルーター「W04」が下り590Mbpsに、下り速度向上の256QAMも初めて対応
家庭用WiMAX 2+ルーター「L01」もau LTEとのキャリアアグリゲーション対応
2017年5月16日 12:43
UQコミュニケーションズは、WiMAX 2+対応のモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」に対し、通信速度が下り最大590Mbpsに向上するソフトウェア更新の提供を開始した。あわせて、据え置き型の家庭用WiMAX 2+ルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」もau 4G LTEとのキャリアアグリゲーションに対応するソフトウェア更新を提供している。
KDDIと沖縄セルラーがauブランドで提供している同名の端末についても、同等のソフトウェア更新が提供されている。
下り最大590Mbps対応の「Speed Wi-Fi NEXT W04」、256QAMも対応に
ファーウェイ製のモバイルWiMAX 2+ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」は、更新により、下り最大速度が590Mbps(理論値)に向上する。これは、WiMAX 2+とau 4G LTEの両方の周波数帯を同時に使うキャリアアグリゲーション技術を活用したもの。
下り最大590Mbpsの対応エリアは、当初は東京都、愛知県、大阪府の一部で展開し、順次拡大していく予定。利用時は端末の設定を、au LTEも利用する「ハイスピードプラスエリアモード」にする必要がある。
あわせて、上り速度を向上する技術「UDC」(Uplink Data Compression)に対応する。
また、新しい変調方式「256QAM」を初めてサポート。対応エリアでは実効通信速度が向上する。
256QAMへの対応は、UQコミュニケーションズとして初めてで、東京都の一部のエリアから提供される。提供エリア以外では、従来の64QAMが使用される。
所要時間は約6分。更新ファイルのサイズは約105MB。更新後のソフトウェアバージョンは「11.450.03.90.824」となる。
据え置き型「L01」も速度向上
同じくファーウェイ製のWiMAX 2+対応ホームルーター「Speed Wi-Fi HOME L01」も、WiMAX 2+とau 4G LTEのキャリアアグリゲーションをサポートし、対応エリアでの下り通信速度が向上する。
「Speed Wi-Fi HOME L01」では、au LTEを併用した規格上の最大通信速度は下り370Mbpsで、WiMAX 2+のみを利用する場合の最大速度(下り440Mbps)より低速となる。
そのほか更新では、本体ランプの表示の初期状態の設定では常時点灯に変更される。「Speed Wi-Fi HOME設定ツール」の一部の表示も変更される。
更新の所要時間は約5分、更新ファイルのサイズは約34MB。更新後のソフトウェアバージョンは「11.191.01.00.824」となる。