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スティック型のWiMAX 2+ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W04」、Bluetoothテザリングも対応

 「Speed Wi-Fi NEXT W04」は、WiMAX 2+/au 4G LTEに対応するファーウェイ製のモバイルWi-Fiルーター。auの2017年春モデルとして2月中旬に発売される。本体価格が2万8080円、2年間利用時の実質価格が0円。

 WiMAX 2+のみを利用する「ハイスピードモード」では、2波キャリアアグリゲーションと4×4MIMO通信を併用して、下り最大440Mbps(理論値)の通信速度で利用可能。対応エリアは東名阪から展開し、2017年4月末までに、全国の主要都市に拡大される予定。

 「ハイスピードプラスエリアモード」では、WiMAX 2+の2波と4G LTEの1波を束ねた3波キャリアアグリゲーションにより、主要駅などで最大370Mbpsで通信できる。4G LTEのみのキャリアアグリゲーションでは下り最大225Mbpsで通信可能。

 上り速度もキャリアアグリゲーション(UL CA)と64QAMによって改善され、従来の約10Mbpsから約30Mbpsへと高速化した。

グリーン
ホワイト

 バッテリーモードは「ハイパフォーマンス」「ノーマル」「バッテリーセーブ」の3種類を用意。ハイパフォーマンスモードでは、4×4 MIMOとキャリアアグリゲーションを利用し、下り最大440Mbpsの速度を実現する。一方で、初期設定のノーマルモードでは、4×4 MIMOをカットし、キャリアアグリゲーションのみで通信を行う。その際の速度は、下り最大220Mbps。省電力を売りにするバッテリーセーブモードでは、キャリアアグリゲーションもカットし、下り最大110Mbpsに速度が低下する。

 初期設定のノーマルモードからバッテリーセーブモードへは、電池残量に応じて自動で切り替わる。電池残量が35%前後になったときに、キャリアアグリゲーションがオフになる仕様だという。ノーマルモードで約540分、バッテリーセーブモードでは10時間以上の通信を行える。また、新たにBluetoothテザリングに対応。通信速度は下り最大3Mbpsと低速ながら、15時間以上の継続利用が可能。

 デザインはカバンなどに収納しやすいスティック型に変更。タッチパネルを搭載し、スマートフォンのように片手で操作できる。接続端子はUSB 3.0 Type-C仕様となり、左側面に備える。別売の有線LANポート搭載クレードルに接続して、宅内ルーターとしても利用可能。クレードルに挿した際には、自動でハイパフォーマンスモードに切り替わる。

 このほか、NFCを搭載し、対応端末をかざすだけで接続できる。管理アプリはリモートウェイクアップに対応し、アプリ上から待機状態のW04を起動できる。

 無線LANはIEEE802.11a/b/g/n/acをサポート。連続通信時間は約540分で、連続待受時間は約850分。大きさは約130×53×14.2mmで、重さは約140g。電池容量は2750mAh。カラーはグリーンとホワイトの2色。