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SUPER GT、「au TOM'S」はランキング5位でシーズン終了

来期も「前向きに準備中」

au TOM'S RC F

 SUPER GTの第3戦と第8戦が、11月11日~13日にかけて、栃木県にあるサーキット、ツインリンクもてぎで開催された(当初、第3戦は5月下旬に大分県にあるオートポリスで開催予定であったが、熊本地震の影響でこの日程に延期された)。

 今シーズンから、auがメインスポンサーとなっている36号車「au TOM'S RC F」は、第3戦の予選、チェッカーが振られたあとにニック・キャシディ選手がタイムを刻んで3番手に食い込んだ。決勝では伊藤大輔選手が、サイド・バイ・サイドのバトルの末に2位にポジションアップ。タイヤとドライバー交換ののち、39号車のヘイキ・コバライネン選手とキャシディ選手が激しい2位争いを展開。抜きつ抜かれつのバトルとなるが、キャシディ選手は惜しくも3位になってしまう。結果、あと一歩及ばず、3位表彰台で第3戦を終えた。

 翌日の第8戦、予選は伊藤選手がアタックを行い、6番手を獲得。レクサス RC F勢が圧倒的な強さを見せる中、決勝では粘り強い走りで、4位でチェッカーを受けた。

 今シーズン、36号車は、第6戦鈴鹿サーキットにおいて、2位表彰台まで上り詰めるものの、残念ながら優勝を飾ることはできなかった。全8戦で78ポイントを獲得し、チームランキングとしては5位でシーズンを終えることとなった。

 レクサス勢としては、RC Fによる参戦は今年限りとなり、来シーズンはLC500ベースのマシンに生まれ変わる。来シーズンのメインスポンサーについて、KDDIの担当者は「正式には決まっていないが、前向きに準備中」ということで、来年こそはauカラーのTOM'Sによる優勝を期待したいところ。