本日の一品

スマホスタンド付リモートシャッターで全身自撮りにチャレンジ

 週末となると本気のサイクリングに出かけている筆者は、体にぴったりフィットするスポーツ自転車向けのウェアを愛用している。普通のお出かけ用の服装より断然快適に自転車をこげるので、長時間、長距離を走る時は不可欠だ。

一見用途を想像しにくいフォルムの「Pachil」

 が、自分としては自転車のデザインに合わせてうまくコーディネートしているつもりではあるのだけれど、もしかすると“浮いている”格好かもしれず、常に客観的な視点から自分の姿をチェックしつつ、ツーリング先の記念撮影もしてみたい。つまり、いわゆる自撮りをしようと思うのだが、気軽に全身を写すにはスマートフォンの手持ち撮影や自撮り棒を使う方法だと難しい。そこで見つけたアイテムが「Pachil」だ。

 「Pachil」は、iOS 7.0以降のiPhoneなどとBluetooth接続することで、離れた場所から写真撮影が可能になる、リモートシャッター機能を備えるアイテム。ワンプッシュでシャッターを切ることができるボタンとiPhone/iPod touchのスタンドとして使えるパーツに分かれ、普段はボタンをスタンドの溝にはめ込んで一体化した状態で持ち運べる。

本体は手のひらに収まる大きさで、持ち運びの邪魔にならない
本体はシャッターボタンとスタンドのパーツに分かれる
CR2032のボタン型電池1個で駆動する

 さらに、シャッターボタンとスタンドの両方にストラップ穴が設けられていて、付属のイヤホンジャック用ストラップを取り付けることができるので、iPhoneと一緒に持ち運ぶのも簡単だ。ただし、筆者はiPhoneを所有していないので第6世代のiPod touch(iOS 8.4)で使っている。

イヤホンジャック用ストラップを使えば端末と一緒に持ち運べる
スタンドを使うとこのように。もちろん端末を横向きに置くことも可能

 本製品を使ってみると、端末をどこに置くか少々迷ったくらいで、全身の自撮り写真自体はスムーズに撮ることができた。スタンド+リモートシャッターの組み合わせは、かなり使い勝手がいい。ただ、スタンドを使った場合は端末がやや後傾になるので、写真の構図はあおり気味になる。気になる場合はスタンドと接地面との間に何か物を挟むなどして、端末の角度を調整すると良さそうだ。

Bluetooth接続するだけで、すぐにシャッターボタンとして機能するのは楽
シャッターボタンは押しやすく反応も良いので使いやすい
全身が写る写真が簡単に撮れた。が、自撮り慣れしていないのが丸わかり、かも
こんな全身真っ黒のアヤシイ格好になったことに気付かず自転車で走り回ったことがある。改めて見ると恥ずかしい

 ちなみにスタンドのカラーリングはブルーとピンクの2色が用意されているが、筆者はファッションコーディネートサービス「WEAR」から販売されているブラックの限定版を購入した。せっかくWEARの限定版を買ったので、記念に同サービスを使って自転車用の格好を投稿してみる。

オシャンティな方々しかいない気配がする「WEAR」
先ほどの写真を使って情報を入力し、投稿を試みる
ついでに「Pachil」で撮影した普段着のコーディネート写真も投稿した

 実際に投稿してみたところ、他のユーザーからちょっとだけ反応があった。他に自転車乗りファッションで投稿している人が少ないので見向きもされないだろうと予想していたので驚きだ。WEARのユーザーはオシャレでカッコいい人が多いので、普段着についても勉強させてもらおうと思う。

 「Pachil」は手のひらサイズと小さく、薄く、持ち運びやすいうえに、撮影準備の手間が少ないのが大きなメリット。屋外で自撮り棒を使うのは目立って恥ずかしいと思う人も、これなら試しやすいのでは

製品名販売元購入価格
MeoSnap Pachil WEAR LIMITED加賀ハイテック1980円

藤縄優佑