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ネットワークカメラ「カメラ一発!」にアウトドアモデルが登場

 クラウド対応型で、煩わしいネットワーク接続や各種設定いらずのネットワークカメラ「カメラ一発!」シリーズに、待望のアウトドアモデル「カメラ一発! アウトドア CS-W80HD」が登場した。これまでに販売されているシリーズはすべて屋内仕様だったので、設置できる場所が格段に広がったといえる。

「カメラ一発! アウトドア CS-W80HD」を駐車場のカーポートに取り付けてみた。ネジ留めできそうになかったので、とりあえず、結束バンドを使ってみたが、思った以上にしっくりきた

 「カメラ一発!」シリーズを知らない方のために少しおさらい。「カメラ一発!」は、microSDカードに常時撮影し続ける防犯カメラ。インターネットに接続していれば、パソコンやスマートフォン、タブレットなどで、リアルタイムに状況を確認できるネットワークカメラとしての側面もある。室内モデルは、どちらかと言うとネットワークカメラとしてのイメージが強く、ペットや子ども、お年寄りの様子をリアルタイムに確認するのが目的だ。

 それに対して「CS-W80HD」はIP66の防水・防塵性能を搭載することで外での使用が可能となった。外に設置すると言うことは、誰にでも目に入るので、防犯カメラとしての存在をアピールすることができる。不審者に対して家への侵入を防ぐ抑止力が向上し、防犯性能がアップしたと言えよう。

 「カメラ一発!」シリーズの良さは何と言っても、設置の簡単さだ。基本的に電源を入れて、LANケーブルもしくはWi-Fiでネットに繋げるだけで設置は終了。「CS-W80HD」は電源とLANケーブルが1本になっており、外へ設置した時のネット接続と電源供給は1本分の穴でOK。穴を開ける手段がない場合は、屋外電源を利用し、ネットにはWi-Fiを利用すれば問題なし。屋外と言っても、玄関周りやガレージなどに設置するのであれば、家のルーターからの電波は余裕で届く。

カメラ本体とアダプター、スプリットケーブルが同梱されている。電源はスプリットケーブル経由でLANケーブルと電源ケーブルに分かれる

 クラウド型のネットワークカメラなので、スマートフォンやタブレットで、外出先からも確認が当然できる。スマートフォンなどでの確認は、専用アプリを入れ、本体に添付されたIDとパスワードを使えば、それだけで接続が完了するのだ。煩わしいネットワーク接続設定が必要ない上、IDとパスワードを入力すれば複数の端末で確認できるのもありがたい。

本体底面のゴム製カバーを外すとmicroSDカードスロットとWPSボタンがある。無線LANにも対応しているので、ケーブルの為に壁に穴を開けなくても済む

 ネットワーク機能で嬉しいのが、不審者がカメラに近づくとお知らせしてくれる機能だ。動体検知機能と音声検知機能により、不審者がカメラに近づくと、スマートフォンへプッシュ通知で知らせてくれるのだ。カメラ本体の録画設定も、常時録画に設定していなくても、アラート検知してから、自動で録画されるので、いざという時にしっかりと記録が残るスグレモノだ。

スマートフォンからカメラ画像を確認。端末で確認できる画質は480×360だが、ちゃんと確認はできる
同じくスマートフォンでカメラ画像を確認。今度は夜間。映像はモノクロになるが、道路は普通に街頭の明かり程度でかなり暗め。ここまでわかれば十分すぎる

 防犯カメラと言うと、ニュースやドキュメンタリー番組で見る映像は、解像度が低く、全体的にぼやけてしまっている。「CW-W80HD」は、1280×800のハイビジョン画質で記録でき、フレームレートも最高で30フレームまで選べる。スマートフォンで確認する時はもう少し軽めのデータとなるが、microSDにはしっかりと高画質で残っている。カメラは夜用と昼用の2つのレンズを用意し、暗くなると赤外線撮影に切り替わる。赤外線撮影はモノクロ映像になってしまうが、ほとんど明かりのないような暗さでも、ハッキリクッキリと記録され、人物の顔までバッチリだ。

パソコンで見た画面。スマートフォンに比べると鮮明でキレイ。さすがHD画質

 空き巣や強盗などが多発する地域でもなく、普段在宅で仕事をしているので、防犯の必要性はあまり高くない。しかし、まれに家の前で粗相をする犬と飼い主を見つけ出すためには、必要不可欠なアイテムだと確信している。ここ2カ月は平穏無事であるので、それがもし、「CS-W80HD」設置の抑止力であるなら、それはそれで設置した甲斐があるというものだ。

製品名販売元購入場所購入価格
カメラ一発! アウトドア CS-W80HDPLANEXAmazon.co.jp4万9800円

岡安 学