本日の一品
数えられないほど買ったiPad2カバーの最新版「Jean Case」
(2013/2/26 06:00)
モバイルPCの時代も、PDAの時代も、スマホの時代も、常に筆者は本体そのものより、それを包み込む携帯型ケースの方に、より高い感心がある。商品企画の一部の人間が、クライアント機器とユーザーとの間に介在するユーザーインターフェイスに高い関心を持つのに似ているかもしれない。
ThinkPadにせよ、iPhone、iPad、Androidケータイ、Androidタブレット、全てのクライアント機器に、最低一度は市販のケースを買う。時には専用のケースを特別に誂えたりもしている。多くの場合、購入したケースの総額は本体価格を遥かに超えているのが実状だ。
本来のモバイル製品の外部インターフェイスには「モビリティ・インターフェイス」などと言う言葉は存在しないが、作る側の論理で、“携帯ケース無しで使うのが当然”のごとくデザインされた(言い換えればそのままで完成されたデザインとメーカーが考えている)クライアント・ハードウェアも、ユーザーの感性によって自由に外装を変化させてもおかしくはないはずだ。
結局のところ、こうした個人の感性の違いが多くのアクセサリーマーケットを生み出している。今回、ご紹介するiPad2用のカバーケースである「Jean Case」は、そんな筆者の感性で独断的に選んで購入したデニム地のユニークなケースだ。
ダメージまでは至っていないが、けっこうな回数、洗濯したイメージの色落ちジーンズの腰の部分をポケットやベルトループを含めて裁断し、それをiPad2のケースに改造したイメージの商品だ。iPad2は内部の合成皮革製の額縁でホールドされ、ディスプレイ・スタンドとして2種類の角度でホールド可能だ。携帯時はマグネット製のフラップで確実に閉じることができる構造だ。
Jean Caseで何より便利なのは、標準でケース表面に付属する2個のポケットだ。1個はジーンズのフロントポケットのイメージで、深さはないが素材の関係でそこそこの立体物も収納できる。もう1個はジッパー付きで、ケースをどういう角度で持ち運んでも内部の収納物を落下させることのない安全なポケットだ。
筆者は前者に、ボールペンやスタイラス・ペンのSu-Pen、メモ用紙などの筆記文具とSync・充電ケーブル、SUICA等の交通系ICカードを収納している。またジッパー付きの安全なポケットには、お札やクレジットカードを収納して、他に何かを持つことなく、iPad2だけでどこにでも外出することができるようになった。
今まで、多くのiPad 用のケースやキーボード付きケースを購入したが、2つのポケット付きのJean Caseは、宿泊出張以外なら、これだけでどこにでも出かけられるイージーさを実現してくれた。iPadケースにポケットを取り付けるという事は思いつきそうで、しかし、今まで全く実現しなかったことだ。そのポケットを、使い古した本物のジーンズを再利用して実現したフレキシブルな発想は素晴らしい。
製品名 | 購入場所 | 購入価格 |
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Jean Casefor iPad2&iPad(3rd)デニム | Sincere Inc Store (楽天市場内) | 5040円 |