ワイヤレスヘッドフォン「DigiFi Opera」+ポータブルワンセグTV
充電式の本体送信機とヘッドフォン受信機の2ユニットで構成される |
携帯電話でワンセグテレビが見られるのは当たり前という時代になったが、実際にはそれほど多くの人が日々活用しているとは思えない。そんなワンセグだが、自宅にあるハードディスクレコーダーに蓄積したデジタル放送番組のサブセットとして存在するワンセグ放送は、SDカードなどにコピーして外出先や移動時に楽しむには格好の暇つぶしアイテムだ。
筆者もそんな1人で、出張タイムや長時間のバス移動などの時間用にポータブルワンセグTVを使っている。同一メーカーで大型デジタルワイドTVとハードディスクレコーダー、充電池で動作するコンパクトなワンセグTVを揃えると、SDカードを媒体にして、超簡単にTV番組をモバイル環境で楽しむことが可能だ。
週1回・1泊2日・片道3時間強の電車移動で出かけることが習慣の筆者の場合、以前はその移動時間には本を読んだり、音楽を聴いたりして過ごしていた。だが、最近ではその移動時間のほとんどをワンセグTVを使って平日に観られなかった映画などを観て過ごしている。
映像や音楽のメディアプレーヤーを携帯して、航空機や鉄道などで移動する人に必須のアイテムはいくつもあるとは思うが、筆者が考える大事なモノは、「ノイズキャンセルヘッドフォン」と、「ワイヤレスヘッドフォン」の2つだと思う。前者はすでに、標準的にデジタルオーディオプレーヤーに組み込まれたモノや、オプションでもいくつかのメーカーから販売されている。
意外と少ないのは、後者のワイヤレスヘッドフォンだ。筆者が現在使用しているのは、「DigiFi Opera ワイヤレスヘッドフォン」という商品で、RF接続の価格性能比に優れるワイヤレスヘッドフォンだ。再生装置側に取り付ける12gの送信機ユニットと、ペアの20gのイヤーセットからなる。
送信機ユニット・イヤーセットとも、専用の充電用USBケーブルで同時に充電できる。約2時間の充電で約10時間の再生が可能だ。イヤーセットには大・中・小と3種類のイヤーサイズパッドが付属し、専用のポーチも同梱されている。
一定距離を保って観るワンセグのコンパクトTVは、MP3プレーヤーなどとは違い、身につけていることがない。そういう機器にこそワイヤレスヘッドフォンは効果的だ。車内で自席を離れる時もケーブルを外したりする必要がない。テレビ番組や映画などを鑑賞するには十分な音質だ。近い将来、ノイズリダクション+ワイヤレス・ヘッドフォンの登場を期待している。
かなり大型の筆者愛用ケンウッド社のDAPには同型色で極めてマッチする | 最近、最も稼働率の高いパナソニックのワンセグTVともなかなかマッチする |
この組み合わせだと、映画鑑賞中の車内の自席からそのまま席を外せる | 二股充電ケーブルで送受信機の両方を一気に充電できるのは便利だ |
商品名 | 実売価格 | 購入場所 |
DigiFi Opera(S1)ワイヤレスヘッドフォン | 約1万円 | 秋葉原ソフマップ アップルショップ |
2009/11/30 06:00