本日の一品
親指トラックボールの大本命! 「MX ERGO」
2017年9月28日 06:00
トラックボールは、本体に埋められた球を回転させて、その動きが、そのままマウスカーソルの動きに反映されるポインティングデバイスだ。マウスよりも机上のスペースが節約できるというメリットがある。一般的には少数派とされるが、このところ立て続けに新製品が登場している。本当に我々は少数派なのだろうかと疑問を感じるが、「トラック野郎」としては実にありがたい。
先日紹介したエレコムの「HUGE」は、人差し指で操作するタイプだったが、今回紹介するロジクールの「MX ERGO」は親指操作タイプだ。
「MX ERGO」は、Windows/Macに対応するトラックボールだ。無線接続で、ロジクール独自の無線方式「Unifying」と、Bluetoothという2つの接続方法を用意。Unifying接続では、付属のレシーバーをパソコンに挿して利用する。無線での接続方法を選択できるのは珍しい。
ロジクールからは定期的にトラックボール製品が発売されており、当欄では前モデル「M570」も取り上げている。見比べてみると、形状に大きな変更はない。完成された部分は変更する必要はないということなのだろう。スクロールホイールにチルト機能が付加されたり、ボール脇にボタンが追加されたり、やや全体サイズが大きくなったりといった小さな変更はあるが、マイナーチェンジにとどまる変更と言える。
サイズ感は変更はないものの、重さは前モデルの142gから259gと増え、どっしりとした重量感がともなっている。主な増加要因は、底面に付いた鉄板だ。ただの鉄板ではなく、本体自体に角度をつけられる工夫がある。
磁石が本体側の2カ所についており、机と平行に置いた状態から少し強めに力を加えると、反対側の磁石と鉄板がくっつき、親指側が約20度持ち上がる。使用環境により、より楽な角度を選択できるという仕組みだ。
また、ロジクールの独自機能「FLOW」もサポートしており、異なるプラットフォーム間をまたがってマウスカーソルを動かしたり、クリップボードの内容を共有したりできる。ロジクールの最高級ブランドである「MX」を冠しているだけに金額もそれなりだが、満足度はかなり高い仕上がりだ。生粋のトラック野郎にはもちろん、普通のマウスで手首を酷使しているヘビーユーザーにもおすすめしたい。
製品名 | 販売元 | 購入価格 |
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MX ERGO | ロジクール | 1万2644円 |